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デュエル・マスターズ!! 第44話「超緊急異ジョー事態!失われた友の記憶を取り戻せ!」感想

友のために辿る

何故光文明のライバルばかりがこんな過酷な目に遭うのか

(今回は総集編の感想なので短めです)

デュエルマスターズ新3弾/DMRP-03/80/C/カメライフ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 奥底の大切な記憶

 前回ゼーロを倒してキラも復活し、めでたしめでたしかと思いきやそう簡単にはいかず、復活したキラにはこれまでの一切の記憶が失われていたという衝撃の展開が待ち構えていました。デュエマを知る人のほとんどは光文明使いで記憶喪失というとまず「白凰」を思い浮かべると思いますが、加えて幼児退行していたあちらと違ってこちらは年相応のキラのままだしまだ何とかなりそうだな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とか思っていたら甘かったです。

 カードやデッキーを口に咥えるのは白凰を彷彿とさせるものの、チンパンジーのモノマネをやったり唐突にゲ〇吐いたりするなどこれまでのキラではありえなかったような奇行を始めた時には色々と衝撃を受けました。(以前から謎ポーズとか奇行が多かったじゃん、はNG)一体どうしたキラとついつい思ってしまいますがなんていうか家庭のこととかジョーへの隠し事とかこれまで抱え込んでいたストレスから解放されたことで一気にアホになってしまったのではないかと思ってしまうんですよね。非常に真面目なキラがここまで本当に過酷な目に遭ってきたからこそ真面目でなくなった時の反動が大きく影響した、と考えてしまいます。それとも謎BBPのおそ松さんコラボで十四松がキラの格好をしていたのは伏線だった・・・・・・!?

 

 そんなキラを見かねてジョーがカメライフに記録させていたこれまでの戦いをキラに見せることで思い出させることに。(ここで今回が総集編だとわかります)カメライフにそんな機能があったのかとかなんで闇文明側のやり取りも記録しているのかとかそもそも自分が死ぬ瞬間を見せられるキラの心境や如何にとか気になる点は多々あるのですが、こうして振り返ってみるとキラは1から10までジョーのことを考えて行動しているのがわかって感動しました。33話で思わず「友達じゃない」と言い放ってしまった時も、続く運命の34話で最期の瞬間まで穏やかにジョーに語り掛けていた時も彼にとってジョーが全てであることが改めてわかってつい涙が出てきてしまいますね。

 

 それでも思い出せないのでデュエマを通じて記憶を呼び起こす展開をするのかと思いきや結局今回はしなかったのは正直拍子抜けで不満があるのですが、代わりにずっとジョーが持っていたスカーフに触れたことでジョーのことを除く記憶は思い出せた、という展開は中々やるなと感じました。キラという少年を長年形作ってきた友情の証からかつての記憶(なんか内容の大半がギャグなんですけど気にしない)を呼び起こす流れは結構好みです。肝心のジョーのことだけ思い出せないことに関してもデッキーの「人は大切な記憶ほど心の奥に閉まっておく」という解説を聞いて腑に落ちました。先程も書いた通り、キラにとってジョーは本当に特別な存在なので大親友に関する記憶のみそう簡単に取り出せないように大切にしている、というのは理由付けとして非常に納得出来ます。しかしここまでくるとジョーとの記憶をどう引き出すかが今後の物語の鍵になっていきそうですね。やはりデュエマを通じて思い出していくしかないのでしょうか?このアニメはデュエマアニメなので、そういった展開はキッチリやって欲しいと個人的に切望します。

 

 

 というわけで次回は、キャップVSギャップの兄弟対決再び。ゼーロを失った今ギャップは何を思うのか、そしてかつてわかりあえない事実から逃げ出したキャップはどうやって兄と向き合っていくのか・・・・・・水文明の運命も含めて非常に気になるところですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。