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2020年冬アニメ&特撮簡易感想 その22

 

 

 

 

 ウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンZ』6月放映決定!!ついに発表されました今年の新ウルトラマン。今年がウルトラマンゼロ10周年ということで何かしらゼロに因んだものをやるだろうとは思っていましたが、ここに来てゼロの弟子というキャラクターを出したのには驚きました。と同時にあのゼロがついに師匠になったのか・・・・・・と不思議な感動を覚えてしまいます。

 新ウルトラマンのZは顔が若干初代ウルトラマン寄りで近年のキャラクターと比べるといささか地味に感じるところもありますが、青を基調としたカラーリングや非常に目立つ形のカラータイマーとオタク心をくすぐる素敵なデザインで中々カッコいいと思います。ゼロとどんな師弟関係を描いていくのか、今から非常に楽しみです。

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

群れなせ!シートン学園

第12話(最終話)「オレの知る学生動物-ともだちの話-

 アンってネアンデルタール人だったの!?という序盤の衝撃も通り過ぎるほどの熱い展開の最終回でした。ボス同士のボクシング対決で洒落にならないくらいボコボコにされても仲間のために何度でも立ち上がるランカは非常にカッコよかったですし、同時にランカを最後まで気にかけるジンにもときめきました。(それでいて瞳のきわどい格好を脳内に焼き付けている下心は相変わらずである意味安心)

 絶滅動物たちとどう折り合いをつけていくのかという問題はアンによってあっさり決着がつきましたが、EX団はEX団で互いに友情を感じているからこそ同じように違う種族同士で行動している料理部にシンパシーを感じた、と考えると結構自然ですね。何はともあれあまりギスギスせずに終わったのは良かったです。それはそれとしてラストにシルエットだけ見せたファーブル学園には吹きました。あの世界だと虫も人間大で存在してそうですね・・・・・・

 

総評

 動物擬人化学園コメディということで見始めましたが、各動物の詳しい生態や豆知識などを交えて描かれた「異種族交流」は中々に楽しめました。異なる生態を尊重しながら共存出来るということを学生たちが友達を作っていく描写に上手いこと落とし込んでいてすんなりと見ることが出来ましたね。

 主人公のジンは動物嫌いなものの動物の生態に詳しく、何だかんだで面倒見が良く同じ人間の女子に対してはアホみたいに下心が出てくるなどの俗っぽい要素が絶妙なバランスで合わさっているのであまり不快なキャラにならなくて感心しました。ランカは当初は強引なところが苦手だったのですが、自分が認めた群れの仲間たちをどこまでも信じぬく底抜けのお人好し(人じゃなくてオオカミだけど)であることがわかってきて徐々に好感度が上がっていった印象です。両者の切っても切れぬ奇妙な関係も本作の魅力だったと思います。

 

 

異世界かるてっと2

第11話「開幕!がくえんさい」

 とうとう始まった学園祭。誰よりもエンジョイしてるヴィーシャやめぐみんの一人芝居、さらにはまさかの『慎重勇者』のサプライズ出演など前半の時点で凄まじい情報量でかなり楽しかったです。

 そんな楽しい学園祭の場に襲来したデストロイヤーをメインヒロインたちが迎え撃つ展開も非常に良かったです。前回は主人公チームがデストロイヤーを破壊しましたが、今回は劇を成功させるという役割を彼らに任せ、自分たちは学園祭を守る役割を果たさんとする彼女たちの勇ましい姿には見ててグッときますね。また学園祭の成功が彼らにとってより良い結末を導くとのことですが、それが何を意味するのか、次回明かされるのかどうか気になるところです。

 

 

ポケットモンスター

第18話「サトシ参戦!ポケモンワールドチャンピオンシップス!!」

 今回はチャンピオンシップスの初戦としてクチバジムに挑戦するストーリーでしたが、サトシやジムリーダー代理の「ビスケス」の口からマチスの話が聞けたのは嬉しかったですね。かつての戦いをキチンと物語に組み込んでくれるのは当時のエピソードを見ていた者としてはありがたいことです。

 バトルでは尻尾を使い、アースの要領でライチュウボルテッカーを受け止めるピカチュウやハイスピードかつ変幻自在の攻めを見せるゲンガーなど、サトシの意外性とスピーディーな戦闘がよくわかる内容でした。またビスケスのエースがマルマインだったことにも驚きました。アニメではこれまで大爆発するイメージばかりが先行していたマルマインがスピードとパワーを兼ね備えた強敵として描かれており、「従来のイメージを崩すことなく新たな魅力を引き出している」ことに感動を覚えましたね。

 

 

ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED

第11話「機械の支配が迫りくるぜ!」

 去年ニュージェネクロニクルで放映した劇場版『ジード』を今年もやるということで最初あまり視聴する気にはなれなかったのですが、まさかの前後編に分けて流すという狂ったかのような配分故に起きたカット祭りに色々と度肝を抜かれました。必要最低限の情報だけ残して残りは容赦なく切り捨てていく驚異の圧縮具合は一周回って楽しめましたね。特にジードとオーブのW変身シーンはカットしておいて(もしかしたら来週やるかもしれないけど)ジャグラーのレイトさんの尻揉みシーンをフルで入れる謎の編集にはもう笑うしかありません。番組スタッフにジャグ×レイのCPを推している人がいるのでしょうか・・・・・・

 ビヨンド学園パートではリクがウルトラマンだとわかった途端サインなどをねだり出すミーハーなクラスメイトにちょっと吹きました。しかし当初はリクを人間と侮っていたセミカたちがこうしてリクと仲良くしているところを見ると少しホッコリしますね。

 

 

 ところでウルトラマンZの放送も楽しみなのですが、一方で現在公開延期中の劇場版『タイガ』に関しての情報が全くないことに不安を覚えました。世間の騒ぎは未だに予断を許さない状況が続いているのでおいそれと公開するわけにはいかないのも理解出来ますが、楽しみにしていた映画が未だに見られないことにどうしても焦燥感を抱いてしまいます。一刻も早く安心して映画が見られるようになることを祈るのみですね・・・・・・

 

 

 ではまた、次の機会に。