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デュエル・マスターズ キング 第14話「不死樹のキング!ギガンディダノスの脅威ぃ!」感想

燃え上がるはその闘志

そんな、アバクさんが悪人みたいなことをするなんてー(棒)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 全力全開、勝つんだジョー!!

 前回に引き続き、ももちゃんの安否をかけて大長老とのデュエマを繰り広げるジョー。前回大長老がこれでもかと悪役ムーブを見せてきたからか今回のジョーはいつになく大真面目でカッコよかったです。声にドスがきいていただけでなく、モモキングを破壊させないためにあえて攻撃をせずにターンを終了させたりするなど普段の攻めっ気の強いプレイングではなく落ち着いて行動しているのがわかったのが面白かったですね。(そんなジョーたちの道を切り開くために自ら自爆特攻に行ったケントナークのシーンは今回のここすきポイント)逆転のドローをする際に「勝つんだジョー!!」と自らを鼓舞するシーンからもジョーの本気が伝わってきます。

 またキラたちももちゃん救出班の場面も印象に残りました。。まさかの自転車こぎでももちゃんがいるタワーを上げ下げしているシステムには若干拍子抜けでしたが、タワーを下げるためにペダルをこぐキラとキャップのシーンは作画の線がやたら濃かったのもあってかなりツボにはまりました。キラがこうした形でギャグをするのはかなり貴重なので結構楽しかったですね。

 

 

  • 巨大な敵を討つ小さき英雄

イッスン・スモールワールド 火/自然文明 (5)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札 
パワー1000+
▪️<キリフダッシュ>[火/自然(4)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火/自然(4)]支払って召喚してもよい)
▪️相手のクリーチャーの、カードに書かれた一番大きいパワーを、このクリーチャーのパワーに追加する。
▪️スピードアタッカー
▪️マッハファイター
▪️パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)

 ジョーが大長老の≪大樹王 ギガンディダノス≫を倒すために使用したジョーカーズ。定期的に登場する「スーパーロボット的ビジュアルのジョーカーズ」ですが、これまでのものとは違い劇中では非常に小さいのが特徴です。名前からして元ネタは「一寸法師」。それと「イッツ・ア・スモールワールド」をかけたオシャレなネーミングが個人的に好みです。

 キリフダッシュ4を持つコスト5でありながらパワーは1000と貧弱ですが、注目すべきはその能力。相手の最もパワーの高いクリーチャーと同じ数値のパワーを自身に加算する特殊な能力により必ず相手クリーチャーのパワーを1000上回れる唯一無二の特徴を持っています。*1劇中で相手になったギガンディダノスもちろんのこと、≪終焉の禁断 ドルマゲドンX≫が相手だろうと必ずそれらを上回るパワーで対抗出来るため、マッハファイターと組み合わせてのバトルでの除去性能は非常に高いです。他にもスピードアタッカーとパワード・ブレイカーも持っているため、相手のパワーでブレイク数を増やして一気に攻めるといった芸当も可能とパワー加算を活かした細やかな活躍が期待出来ます。

 しかし使ううえで難点も多いです。まず注意すべきはこのパワー加算は「カードに書かれた数値を加える」のみである点。もし相手のクリーチャーが何らかのパンプアップ(バトル中にパンプアップするカードやオレガ・オーラのようなカードタイプ)によってカードの表記以上のパワーを持っている場合、手も足も出ずに負けてしまう場合があります。他にも≪太陽の精霊マルシア≫のようなバトルに必ず勝つクリーチャーにスレイヤー持ちやパワー低下にも弱いです。

 また単純な除去カードとして使う場合競合相手が非常に多いのも逆風です。パワー加算が相手依存である以上、≪”乱振”舞神 G・W・D≫のような汎用性の高いクリーチャーたちと比べてどうしても安定性に欠けてしまいます。幸いそれらのライバルたちはコントロールデッキで使われることが多く、こちらはビートダウン向きなので上手いこと使い分けたほうがいいでしょう。

 総じて相手の盤面に左右されやすいカードですが、クリーチャー相手での突破力に関しては折り紙付きなのでここぞという場面で使っていきたいですね。

 

 

  • 本気を望んでいたからこそ

 大長老を打ち倒し無事ももちゃんを救出したジョーたちの目に飛び込んだのは、レーニングルームで健康になっていたももちゃんだった・・・・・・というオチは予想していたものの笑ってしまいました。前回書いた通り拷問されているように見えた映像も普通にストレッチしていただけなのがわかって一安心です

 前回から気になっていた大長老の真の目的が”ジョーたちにももちゃんを救い出してもらうため”とも判明。アバクにレインボーの力を与えたのもももちゃんを人質に取られたからという理由も明かされ、大長老がレインボーの力を守る役割を放棄していたわけではないことがわかったのも良かったです。

 それとは別に大長老がジョーとデュエマをしたいという願いは本当だったというのは面白かったですね。悪役の演技をしていたのもジョーに本気を出してもらうためと大長老なりに彼とのデュエマを楽しみたかったという思いが伝わってきてほっこりしました。

 
 

 さて今まではネタキャラとしてのポジションだったアバクが実はももちゃんをさらうという非道な行いをしていたことが判明し(大長老に尻を刺される回想が一瞬挿入された時は吹き出してしました)、本格的にジョーと敵対することになったことにちょっと動揺しました。とはいえこれまでの「デュエマで勝つことが好きなだけなのでは?」疑惑が晴れてない中、個人的にはまだアバクが悪人には見えないので彼が今後どのような行動に出るのか気になります。どちらかというとアニメのアバクには表面上は悪役ムーブをするだけでデュエマ自体は正々堂々するスタイルであってほしいですね。

 

 

 そして次回は何とももちゃんが遂にデュエマをするという驚きの展開が!!ジョー編でももちゃんが登場してから彼女がデュエマをするのを待って早4年・・・・・・ついにこの瞬間がやってきたことに喜びと興奮を隠せません。記念すべきエピソードになることは間違いないので次回は絶対に見逃せませんね!!

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:遊戯王を知っている人には≪邪神アバター≫と説明すればわかりやすいかと思われます。