鋼のボディを打ち砕け
セレブロくんのポンコツ具合が加速していってる気がする･･････
- まだあったメダル争奪戦
今回のウルトラマンZは1話の後に起こった出来事の解説からスタート。ゼットによってゲネガーグが倒された後、ゲネガーグが倒された際に地上に散らばったウルトラメダルの一部を防衛軍は密かに回収・研究していたものの、先日メダルを研究していた施設が謎のロボットに襲撃されるという事件が発生。（その際にメッセージを残した宇宙人がメダルを「宇宙の秘宝」と呼んでいるのが興味深かったですね。ウルトラマンヒカリがつい最近作ったばかりであろうメダルが他の宇宙人に秘宝呼ばわりされている辺り、光の国の技術力の高さを思い知ります）他にも防衛軍が所持しているメダルを要求してくる宇宙人に対し、STORAGEは残ったメダルを「統先研（統合先進装備研究所）」に渡すための護送任務をすることになりました。
そうして始まった護送任務ですが、実はハルキたちが護送していたものはダミーで、本物はヨウコ先輩が別ルートで運んでいた、というのはベタですが良かったですね。ダミーの方にはメダルが発するプラズマ波を再現して敵をおびき寄せるようにして、一方本物にはプラズマ波を打ち消す技術が施されているなど徹底している他、単純なハルキにはあえて明かさないでおいた点もこの作戦を考案したであろうヘビクラ隊長の策士ぶりが感じ取れます。（ハルキは少し可哀想でしたが）
しかしセレブロのせいで本物のメダルの電波が感知されてしまい、そのメダルを守るためゼットに変身したハルキの戦闘が開始。宇宙人が送り込んできた「宇宙ロボット キングジョー」の圧倒的なパワーに苦戦するものの、新たに手に入れたコスモス、ネクサス、メビウスのメダルを使った新必殺技「ライトニングジェネレート」で倒すシーンは爽快感がありました。タイプチェンジに使う以外でもメダルは使えることがわかったのは嬉しいですね。しかしキングジョーの動きを封じるために最初はベータスマッシュで対抗していたものの、途中ガンマフューチャーに変わったのは少し残念でした。ガンマフューチャーも好きなのですが、個人的にはベータスマッシュのパワーでキングジョーを倒してほしかった気分です。
- 宇宙ロボット大暴れとセレブロ大爆走
また今回は敵の宇宙人が操っていたであろうキングジョーの魅力がこれでもかと見られました。合体形態のロボットらしい鈍重ながらも力強い動きでウインダムやウルトラマンすらも組み伏せる強さはさすがの一言。倒れたゼットに馬乗りして殴りかかるマウント戦法は『セブン』で初登場した時のことを彷彿とさせてくれます。また戦闘以外でも最大の特徴である分離形態を駆使して車両を追尾するシーンは見ていて感心しました。合体形態では小さすぎて入れないトンネルの穴に分離することで侵入する、自身の能力を最大限に活かした戦い方に惚れ惚れします。STORAGE側も負けじと「分離している時は接合部が弱点」であることを突きとめて対抗するのも良かったです。
一方で印象的だったのが今回のセレブロの動向について。ヨウコ先輩が届けてきた本物のメダルを受け取り、それを持ち去るのは良かったものの、持ち去る際に声を上げて笑いながら走り出したので最初見た際は困惑してしまいました。しかもメダルを追ってきたキングジョーに攻撃されてメダルを横取りされる（結果的にゼットの手に渡りましたが）シーンは中々にシュールでした。前回の管理が杜撰なせいでジャグラーに狙われた件といい、どうもセレブロは自身の詰めの甘さから失敗してしまう”ポンコツキャラ”というイメージが付きまとってしまいますね。*1
結局メダルはゼットの元に渡りSTORAGEもそれに納得（他の宇宙人には渡せなくてウルトラマンはOKなのね･･････）、統先研もキングジョーの研究に夢中と一件落着･･････かと思いきや、ラストにてキングジョーの残骸から謎の腕が這い出てくるというショッキングな形で終わりました。メダルを要求してきた宇宙人の詳細が明らかになっていない以上出てくる可能性はありましたが中々にホラーチックです。
そして次回はその例の宇宙人「バロッサ星人」が襲撃！久々の新規宇宙人ですが、宇宙海賊を名乗る奴の実力は如何に？キングジョーも再び猛威を振るうようなので楽しみです。
ではまた、次の機会に。
