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デュエル・マスターズ キング 第24話「闇キングの息子!?ゼーロジュニアの黒き企みぃ!」感想

己の理由戦う意味

ジョーが男とばかり仲良くなる中で女とばかりフラグを建てるボルツがマジでBADだぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 闇皇子が求めるもの

 前回のジョーとゼーロJr.のデュエマの続きからスタートした今回のデュエマキング。序盤のキャンベロ、モンキッド、ケントナークのモモダチたちがCGの姿で現在の盤面を説明するシーンに早速魅かれました。このシーンのCG、何気にすごい手間がかかっていると思うんですよ・・・・・・!

 肝心の本編ではゼーロJr.の回想でかなり重要なことが語られました。前回の感想でジュニアの誕生にはジョーが関わっているのではないかという考えを書きましたが、父ゼーロがジョーに倒された後に自分が生まれたことを語っていたことからこの考えがあってる可能性が一気に出てきた気がします。そして龍頭星雲すら超えて地球に辿り着いたジュニアは強さを求め手にした結果「父を超えた証」を欲していることがわかりました。強さを求める理由に関しては未だ不明瞭ですが、ジョーに戦いを挑んだのも”父を超えたい”という願いから、つまりは「父を倒した男を倒す」という目的から来ていることがわかりこれまでの行動が腑に落ちました。

 このことからジュニアが父を超えたいと思っているのは、「自分がなぜ生まれたのかを知りたい」と無意識に想っているのだろうと感じました。生まれた時には父も母もいない、たった1人だったであろう彼にとって「自分が存在する理由」を見つけたいと考えるのは当然のことなのかもしれません。デュエマをしている時に全く楽しそうではないのも、彼にとってのデュエマは自分の目的を果たすための”手段”に過ぎないからなのでしょうね。自分の存在理由を知るために張りつめているのがゼーロJr.という少年なのかもしれません。

 

 だからこそそんなジュニアに対して闘志を燃やすジョーが非常に良かったです。ゼーロを倒してしまったことについてジュニアに謝る素直な一面を見せつつ、同時に強敵と戦うことに楽しみ出すジョーの姿は実にカッコよかったです。今回のデュエマを通じてジュニアとも仲良くなるシーンは見ていてほっこりします。ジュニアはジョーを倒すことだけを考えておりキング・オブ・デュエマッチに出場する気がないようですが、2人が大会でデュエマするシチュエーションはそのうち見てみたいと思いましたね。

 

 

  • 空より登場!ぶっ放せ応援!

がんばれ!ガンバンジー 自然文明 (6)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札
パワー4000
▪️S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
▪️<キリフダッシュ>[自然(2)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[自然(2)]支払って召喚してもよい)
▪️このクリーチャーをタップしてバトルゾーンに出してもよい。
▪️相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。

 前回ジョーが生み出した新たなジョーカーズであり、今回のデュエルでも活躍したキーカード。モチーフはインド独立の父として有名な弁護士、宗教家にして政治指導者である「マハトマ・ガンジー」。そしてガン(銃)とバンジージャンプを組み合わせた奇妙なカード名とデザインが特徴的です。それにしてもバンジーはともかく、非暴力・非服従で知られるガンジーに暴力の象徴のようなものである銃を持たせる発想はどこかブラックジョークめいたものがあります。

 カードとしてはキリフダッシュとS・トリガーの両方を持つ珍しいジョーカーズで、さらに≪瞬撃の大地 ザンヴァッカ≫などで知られる攻撃誘導能力も備えています。トリガーで出てくる防御札として使用するだけでなくキリフダッシュを使ってビートダウン中に使うことが可能で、攻めきれなかった場合に出すことで次のターンに繋げてくれる優秀な中継役になってくれるでしょう。

 問題はトリガーによる攻撃誘導としては≪ばんじきゅうす≫や≪発明オジソン≫、ビートダウンの攻撃誘導としては≪デカブタC≫といったライバルとなるジョーカーズが多いこと。前者はパワーが4000あるという点で勝っていますが、後者はそのパワーにおいて圧倒的な差があり、ビートダウンに入れるとしたら断然デカブタCの方がいいのが痛いです。こちらはトリガーも持っている点を活かして普段はシールドから出てくる防御札としての使用をメインにし、手札に来てしまった場合にキリフダッシュで出す、といった風に使い分けるのが良さそうですね。

 

 

  • 闘志を復活させて

 そして今回もう1つ印象的だったのがボルツの復活劇ですね。前述のジョーのデュエマを見て「強敵と戦うことの楽しさ」を思い出すことでスランプから脱するシーンはなるほどこれをやりたかったのかと感じました。前回の謎のボルツ不遇にもそれなりの理由があったことがわかって安心です。

 そんなわけでキング・オブ・デュエマッチに復帰するためにコニーに直談判しに行った結果、彼女の無茶ぶりにいちいち応える羽目になる流れには笑わせてもらいました。しかも彼が願っていた大会の敗者復活戦は最初から用意されていたというオチを見た時はズッコケてしまいました。ボルツ哀れ・・・・・・

 とはいえ彼にもまだまだ活躍のチャンスがあるのは朗報です。他にもここにきてコニーとのコントを繰り広げるシーンが面白かったのも良かったです。しかしチョウキといいコニーといい、今期のボルツはやたら女性キャラとの絡みが多いのが面白いですね。今後もこういった女子たちとのやり取りを増やしてくれたらなぁ、と個人的には思います。小林エマ?彼女に関しては何か妖怪みたいなものだと認識しているので・・・・・・

 

 

 さて次回は大長老をはじめとした脇役キャラたちの逆襲劇が展開されるギャグ回になる模様。デストロ伊藤とかザンコックは確かに最近出番がないからこうなるのはわかるんですが、ももちゃんはそこにいたら駄目なのでは!?とツッコまずにはいられませんでした。とはいえ個人的なお気に入りキャラであるメガネに再びスポットが当たるのは嬉しいですね。あとこの中に鬼の助はいないのか・・・・・・と思ってしまったり。

 

 

 ではまた、次の機会に。