新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

2020年秋アニメ簡易感想 その5

 

 

 現在放送中の『ひぐらしのなく頃に』をきっかけにネット上でひぐらしのブーム?らしきものが再燃している模様。リメイクに見せかけた新作エピソードであったことからこの先の展開がどうなるのかという予想・考察が繰り広げられている様子が今各所で見られます。

 その中でもかつてのひぐらしメディアに触れたことがある人ほど困惑しているところが見られるのが面白いですね。なまじ旧作の知識があるだけに似通っているようで微妙に異なる今作の展開に振り回されているように思えます。今回初めてひぐらしに触れる新規の視聴者も独特の雰囲気を楽しんでいるようですし、今回のひぐらしは中々に面白いことになっていると感じますね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

※『ゾイドワイルド ZERO』第50話(最終話)は個別感想で書く予定です。ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

ひぐらしのなく頃に

第3話「鬼騙し編 其の参」

 不穏な気配と疑心暗鬼によって平和だったはずの日常が徐々に蝕まれていくこの雰囲気、実にひぐらしって感じで盛り上がってきました。とうとう炸裂したレナの「嘘だっ!」も本作の柔らかな作画からは想像も出来ないレベルで迫真に迫っていて良かったですね。(心なしかコミカライズ版の鬼隠し編を意識している気がします)またラストの圭一の部屋を覗くレナのシーンはこれまでのメディア作品の中でも一際怖いと感じましたね。

 話の内容は前回と同じく鬼隠し編とほぼそのまま・・・・・・かと思いきや富竹、鷹野の両名が行方不明といった細部の違いが出てきて、見ている内にこれまでとは事情が異なるのかもしれないという疑心暗鬼に駆られます。特に気になったのがレナの豹変シーンで彼女が口にした「がんばり物語」と言うワード。罪滅し編で登場したこの言葉を使っているということはこのレナは既に鉄平とリナを手にかけているのではないか・・・・・・?もしや彼女は既に発症済み・・・・・・?と頭に恐ろしい考えばかりよぎってしまいます。

 

 

呪術廻戦

第3話「鉄骨娘」

 呪術高専最後の1年生「釘崎野薔薇(くぎさき・のばら)」が登場。サバサバした性格で最初はキツいと思っていましたが、彼女の故郷に対する嫌悪や”自分らしく”あろうとする姿勢のおかげで見終わるころにはその印象も吹き飛びました。特に自分だけ生き残るべきと合理的判断をしながらも人質の子どもを見捨てられないシーンで一気に好感度が上がりました。使う呪術も釘を打ち込むという如何にも呪いといった感じのスタイルで面白いです。他にはコンクリート壁を易々と突き破る悠仁にびっくりしました。宿儺の力あってこそだとは思うのですがやっぱりこいつは何かがおかしい。

 ともかく1年全員が集ってこれからチームで活躍するんだろうな~と思っていたところでのラストにはビビりました。この中からもう死者が出ちゃうの!?マジで!?

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第20話「オトナはつらいよ」

 相変わらずのネタ要素満載の安立親子のデュエルということでカオス回を覚悟していたのに普通にいい話を展開されて普通に感動してしまった・・・・・・

 デュエル当初はバブルと世紀末が飛び交うカオスな空間を形成していたものの、”息子のために自分の夢を叶えようとする母VS自分の夢を見つけるために困難に立ち向かう息子”という構図から子が親を超える瞬間までを見事に描き切ったデュエル内容は見事の一言。特にヨシオくんが仮面を脱ぎ去り、自分自身の手で勝利をおさめるのが素晴らしかったですね。ミミもここまで話を盛り上げてくれた名脇役としての集大成を存分に見せつけてくれました。

 一方でヨシオくんもミミも遊我の仲間だからという判断からどっちにしろペナルティがつくオチには首を傾げました。判断自体はAIであるとはいえネイルもわかっていてこのデュエルを了承したのはいただけませんね。こういった展開はこれっきりにしてほしいところです。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第3話「勇者の家庭教師」

 ダイにとって生涯の師となる「アバン」、そして最高の相棒である「ポップ」との出会いが描かれたエピソード。初登場時のアバン先生はそのどこか掴めない態度からどうにも胡散臭い印象を受けますが、その分親しみやすさも湧いてくる不思議なキャラクターで面白いです。修行そのものはまともでかつ堅実なのもいいですね。何より必殺技の「アバンストラッシュ」が早くもお披露目されたことに興奮が隠せません。

 対してポップは基本はお調子者ですが要所要所で世話焼きの一面が見られるのがまた懐かしい気分にさせられます。一緒に修行しているシーンでは兄弟子らしく心配してくれるのが素敵です。それにしてもこの時点でメラゾーマを使えてかつガーゴイルを倒せる辺り、才能の塊であることがよくわかりますね・・・・・・

 

 

ポケットモンスター

第41話「ピカチュウ アテレコ大作戦!」「半分、ヌマクロー。」

 26話と同じく2本立てとなった今回。前半は風邪をひいたニャースを横目にサトシのピカチュウのアテレコをするというトンチキ具合。「のろまで愚かな人の子よ」とか「ご自愛ください」といったパワーワードの数々をノリノリで演じるムサシとコジロウたちに終始笑いが止まりませんでした。2人を演じる声優の本気ぶりも伺えます。ラストのロケット団を吹っ飛ばした後のピカチュウが何を言ったのかは最後まで明かされませんでしたが、ニャースが口を紡ぐ辺り相当鬼畜な発言をしているんだろうな・・・・・・ピカチュウって無印時代だとちょっと性格が悪いですし)

 後半のヌマクロー回はひたすらシュール。感情を失ったような真顔で地面に埋まっている様は見ていて変な笑いが込み上げてきます。ルンパッパに助けてもらった後もみんなで同じ轍を踏んでしまうシーンからもうヌマクローのネタキャラ化は決定したのだと確信してしまいました。そして次回はソード&シールド編がいよいよスタートする模様。前作のほしぐもちゃん編のような壮大なスケールで展開されそうなのでワクワクしますね。

 

 

憂国のモリアーティ

第2話「緋色の瞳 第一幕」

 前回活躍したウィリアムたちの過去編から始まりましたが、彼がモリアーティ家の子供ではない孤児であるという事実には衝撃を受けました。過去編では本来のウィリアムも出てきていた辺り、アルバートと共謀して家と次男の名前を乗っ取ったということでしょうか。

 幼い頃から階級制度に疑問を覚え、犯罪に手を貸していたことにも驚きです。特に同じ孤児たちに貴族打倒の精神を教え込んでいたり、「悪人がいなくなれば世界は平和になる」考えを語る姿は危険で恐ろしいとまで感じてしまいました。悪魔を消すために非道を犯す者もまた悪魔と言えるのではなかろうか・・・・・・?

 と話自体は面白かったのですが、構成には疑問を覚えました。OPを終えて過去の物語を始めたと思ったら気が付かない内にそのまた過去に場面が飛んだシーンには困惑してしまいました。時系列をしっかり整えてアルバートが彼を見つけるシーンからやるべきだったのではと思います。

 

 

 前述の通りひぐらしの話題が見られるようになった中、かくいう僕もひぐらし熱が再燃し、最近は本棚の奥にしまいこんでいたひぐらしコミカライズを読み返しています。各編によって異なる作画はどれも味があって面白いです。とはいえ漫画を全巻揃えているわけではないので、不足している巻をその内買いにいきたいと思います。(復刻版コミックとか出してくれないかな・・・・・・)

 

 

 ではまた、次の機会に。