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2021年冬アニメ簡易感想 その16

 

 

 

 デュエマアニメ最新作『デュエル・マスターズ キング!』のキービジュアルが先日公開されました。色々と気になる点が多いビジュアルですがジョーをはじめとしてキラにボルツ、キャップにももちゃん、それにゼーロJr.とメインキャラたちが無事続投することが決定したことにひとまず安心しました。上に描かれている敵勢力らしき謎の男たち、それにジョーの隣にいるカエルのレーダーみたいなマスコットの存在にも興味が湧きますね。(このカエルはデッキーとマスコット枠争いをしそう)

 さらに今作はどうやらデュエマの歴史を巡り伝説の歴代クリーチャーたちを探し出す物語になる模様。以前公開された特報映像の「タイムスリップ」要素の意味がわかり腑に落ちました。≪ボルシャック・ドラゴン≫を筆頭に懐かしのクリーチャーが出てきそうなので古参ファンほど嬉しい要素が詰め込まれていくのが予想されます。カードの方も十王篇から「王来篇(おうらいへん)」に突入しましたが、神化編、革命編に続く進化クリーチャーをフィーチャーした展開になることが予想される点が個人的にワクワクしてきますね。この先のデュエマアニメも楽しみです。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

Dr.STONE(2期)

第5話「STEAM GORILLA」

 司帝国に向かう中でのやり取りが描かれた今回。村のお年寄りたちの優しい覚悟に涙ぐみつつ、前回のラストで蒸気機関車「スチームゴリラ号」がどんどんパワーアップして戦車に近づいていく過程は見ていて楽しかったです。またさらっと「カーボンの盾」まで作ってしまう流れには興奮する一方、金狼の槍を粉々に砕けるシーンを見た時思わず「いや流石に硬すぎでは?」と声を出してしまいましたが。

 そして囚われの身のクロムが自力で脱出することを決意するラストがとてもカッコよかったですね。「誰かに助けてもらう」のではなく「自分がみんなを助ける」という発想に至る辺りに先祖である白夜の面影を強く感じます。彼の存在が司にとってのイレギュラーとなるのでこの先が楽しみです。

 

 

ゆるキャン△ SEASON2

第6話「大間々岬の冬」

 これまで冬のキャンプの良さを追求してきた本作ですが、今回は何と「冬キャンプの危険性」も描かれました。大間々岬のような標高の高い場所の気温の低さなど、一歩間違えば死んでしまってもおかしくないことについてもキチンと触れてくれたことにとても喜ばしいです。冬キャンに限った話ではないのですが、どんなキャンプも“下調べと準備”が如何に重要かがよくわかりましたね。

 そして本編ではいつになく焦る千明たちが見れたのが新鮮でした。普段のんびりとしている彼女たちがここまでパニックになってしまう辺りに状況の深刻さが伝わってきます。それだけに暖かいテントに入れてくれたお姉さんたちや、わざわざ学校から車を飛ばして助けに来てくれた先生の優しさが心に染み渡ります(先生は千明たちをきちんと叱るなど“大人の務め”を果たしてくれたので特に好印象です)一方ソロキャンに挑戦しようとするなでしこのシーンで終わったのが気になりました。果たしてどうなるのか楽しみです。

 

 

天地創造デザイン部

第6話「案件6」

 ガラパゴスでの慰安旅行で起きるサメ騒動、そして水島殺人事件といつにも増してカオスな展開が見られた回。前半色々な種類のサメが登場して嫌な予感がしましたが、案の定シャークネード化した時は笑いが止まりませんでした。この作品は創作におけるサメの扱い方をわかっているのがちょっと嬉しいですね。

 そして後半の殺人事件は非常にシュールの一言。誰も死んだ水島のことを心配していないばかりか、殺された当人を無理矢理起こして事情聴取する流れには唖然としてしまいました。結局殺人事件など最初からなかったといったオチで締められましたが、“死”という概念が軽く扱われるシーンの数々から本作の登場人物は人間ではないことを認識させられましたね。

 

 

ひぐらしのなく頃に

第19話「郷壊し編 其の弐」

 ルチーア学園への進学を目指す梨花と沙都子の物語の第2話。共に合格しようと目指す2人の微笑ましい受験勉強シーンに心癒され、一緒に合格したシーンで思わず感動してしまいました。ここまで頑張って良かったなぁ沙都子!!

 とここまでなら本当によかったのですが。ルチーアに入学してからも勉強漬けの毎日に加え、お嬢様学校の空気に慣れず孤立していく沙都子の様子はかなり痛々しいものでした。新しい学友に囲まれ華々しい学園生活を送る梨花(「運命のサイコロ」ポエムを披露してドヤ顔しているシーンがじわじわくる)との対比もあって見ていてとても辛かったです。惨劇が突然襲いかかってくるこれまでのひぐらしとは異なり、真綿で首を締められているかのような感覚に襲われました。「進学は自分にあった学校をよく考えて選ぶべき」という教育的なテーマを取り扱っていましたね。(白目)

 梨花にとって「スタート」に過ぎなかった受験が沙都子にとっては「ゴール」だった、など2人の認識にズレが生じていたのもまた辛かったです。些細なすれ違いがどんどん大きくなっていって結果2人の友情に巨大なヒビが入ってしまったことに作者の手腕を感じます。(というかうみねこもそうだったけど竜騎士はこの手の生々しい描写が本当に上手いよなぁ)ともあれ僕の心の中のトレギアを騒ぎ立てる沙都子の今後は如何に。

 

 

呪術廻戦

第18話「賢者」

 かなり激動の回だった印象。前半の恵VS加茂の戦いは両者の譲れるものが強く伝わってきました。中でも家に縛られながらも母のために当主らしくあろうとする加茂先輩のいじらしさに惚れ惚れします。前回に続いて作画が凄まじかったこともありかなり見入ることが出来ましたね。

 そして団体戦の途中で真人率いる呪霊&呪詛師軍団の襲来が始まってついに!と興奮しました。この手の“大会が途中で敵サイドの乱入でメチャクチャになる展開”は少年漫画の華の1つですね。さらに特級呪霊の1人である「花御(はなみ)」が女性(声が女性なだけか?)だと判明した時の衝撃たるや。理知的で穏やかながら「わかりあえない」ことが伝わってくる強敵相手に恵たちはどう立ち向かうのか次回が気になって仕方がないです。

 

 

ポケットモンスター

第55話「君とルミナスメイズの森の物語」

 久々のコハル回はガラル地方ルミナスメイズに生息するポニータギャロップのエピソード。(マイリトルポニー感あふれるデザインが原種ポニータたちとは異なる愛らしさを出していて魅力的です)サトシたちとはぐれてしまったコハルが傷ついたギャロップのために単身奮闘する様子が見られる大満足の内容でした。ベロバーとのきのみ投げ遊びなど彼女の方から少しずつポケモンに魅かれていくのが伝わってきてほっこりします。(あとサトシがコハルにギャロップの乗り心地を聞いて「だよな!」と笑うシーンは無印時代のことを考えるとちょっと嬉しいファンサービスでした)

 また今回は「夢の出来事だったのかもしれない」と思わせる描写がいくつもあり、どこか不思議の国に迷い込んだような気分になる形で終わったのでその辺りも面白かったですね。ラストのゴウのネマシュは「あの出来事は夢ではない」ことを意味しているのだろうと思いました。

 一方でサトシとゴウがピンクおばあちゃんこと「ポプラ」のクイズに足止めされるシーンも愉快でした。本人のように気まぐれなクイズの答えを見ているとゲームの方で散々翻弄されたことを思い出します。

 

 

 またデュエマキング!の新情報はキービジュアルだけはなく、それに伴い新シリーズからの新OP&EDの情報も発表されました。

 

 

 

 OPをDOBERMAN INFINITY(ドーベルマンインフィニティ)、EDをvistlip(ヴィストリップ)が担当してくれます。それぞれヒップホップ、ヴィジュアル系ロックバンドのグループとして有名な方々で、後者のvistlipは『遊☆戯☆王5D's』で「-OZONE-」を歌っていたのが人によっては記憶にあるかと思います。

 しかしこれまでデュエマのOPを歌ってくれていたはやぶさが今回から起用されなくなったことに一抹の寂しさを覚えます。長年ジョー編のOPを担当してくれたのもあって「ジョー編=はやぶさ」というイメージが自分の中で出来上がっていただけに、それが覆ることに戸惑ってしまいそうです。

 ともあれこれまでのデュエマにはない新しいイメージをもたらしてくれるであろう2つのグループは明るい気持ちで出迎えたいところ。それぞれどのような曲で盛り上げてくれるのか、それを楽しみにしていきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。