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2021年冬アニメ&特撮簡易感想 その26

 

 


TVアニメ『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』PV第3弾/OPテーマ:BiSH「in case...」/4月1日(木)放送開始 TOKYO MXほか

 

 いよいよ来月に放送を控えているゴジラ S.P<シンギュラポイント>』のPV第3弾が公開。前回のPVはゴジラらしからぬ爽やかな雰囲気に包まれていましたが、今回はそこから一転、多くの人が思い浮かべるゴジラ作品のイメージがガツンと映像に出ていました。

 

metared19.hatenablog.com

↑前回のPVの感想についてはこちらを参照。

 

 まずは何と言っても“あのBGM”と共にゴジラが現れるシーンですね。この時点で多くのゴジラファンは「ゴジラだこれ!」と興奮したことでしょう。さらにその辺りのシーンでゴジラウルティマの口が大きく裂けた正面顔が見た者に恐怖を抱かせるデザインとした見事に機能していることにも驚かされました。まさに「意思疎通など出来ない畏怖すべき生物」そのものです。その後も過去のデザイン以上に恐竜のようなフォルムと化したラドンアンギラス、さらにはまさかのクモンガにヘドラまでもが出てくるなど驚きの映像の連続でした。個人的にスライムみたいな見た目となっているヘドラが非常に気になりますね。

 またPV映像の中で何度も出てくる「破局」のワード、そこから生物の進化の果てに世界が滅びることを示唆する映像の数々と不安を煽る内容の極め付けとしてゴジラが姿を現す構成は見事の一言。変えようのない“滅び”の象徴であろうゴジラに人類がどう立ち向かうのか、そんな物語を予想させてくれるPVにはテンションが上がりまくりました。以前から楽しみにしていた4月の放送がさらに待ちきれなくなりましたね。

 

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第39話「取り戻せ!ムツバの誇り!」

 ゴーハ6小との戦いもついに決着。予想通りマキシマムが同時に消滅したことでデュエルが仕切り直しとなり、互いに全力をかけて戦うストーリーが展開され興奮しました。アサナが戦う理由やムツバ重機にかける想いなどが一気に判明していく中、伝統にとらわれ過ぎている彼女に「新しいものを取り入れて前に進む」ことをデュエルで伝える展開は非常に熱かったです。遊我の新たなエース「鋼機神ミラーイノベイター」の種族をタイプチェンジビームで変更し効果を通す戦略も、“改造を施すことで新たな可能性(ロード)を切り開く”遊我の信念を上手くデュエル構成に落とし込んでいて思わず膝を打ちました。

 またどちらか負けた方が何かを失う戦いということもあって敵も味方もそれぞれ支え合う様子が描かれていたのも素晴らしかったです。クラッシュ寸前のR6を力を合わせて止める重機デュエルクラブの面々には思わず涙が零れました。どちらの陣営も応援したくなる内容で最後まで楽しんで見ることが出来ましたね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第22話「デパートへ行こう」

 一緒にデパートに行く本編の息抜きエピソードはダイとポップのおのぼりさんぶりといつにもなくエンジョイしているレオナの可愛さを堪能出来る内容でした。建物の大きさやエレベーターに驚きながらも目を輝かせるダイたちの姿はかつて親にデパートに連れて行ってもらった時の幼少期の自分を思い起こすのでどこか優しい気持ちになれます。剣を買うのが目的のはずだったのにお菓子を食べたり(スライムまんが美味しそう)鎧を買ったりと他のものに目移りしてしまうのも何だかわかる気がします。

 さらに今回は新キャラとして占い師の「メルル」が登場。演じている小原好美さん(『かぐや様』の藤原書記役などが有名ですね)の声が個人的なイメージと合致していてちょっと驚きました。ここからポップのことが気になっていく過程が描かれていくかと思うと楽しみです。

 

 

ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ

第9話「試される明日」

 今回は「何度も襲いかかってくる敵キャラ」特集・・・・・・・・・・・・なんですが、取り扱っている敵の方向性が180度異なるせいで前半と後半で話の温度差が一気に変わったことばかり気になってしまいました。ギャグからシリアスの振れ幅が大きい・・・・・・

 前半は『Z』からバロッサ星人が取り上げられました。初代バロッサが初めてその姿を現した時は他人を操る能力や地球人の言葉を介さない点などもあって非常に不気味な雰囲気を醸し出していたのですが、バコさんの奇襲を受けてからは一気に小物と化したのが印象的でした。その後登場した弟たちはギャグに振り切れていましたし、いつの間にかバロッサ=ネタキャラという認識が出来上がったように思えますね。

 後半は『ティガ』のキリエロイドⅡが登場。前回からさらに鋭く道化師染みたフォルムに変化した点に加え、ティガと同じようにタイプチェンジするということで当時大興奮した覚えがあります。それ以外にも怪しい語りで自身の信者を増やしていく狡猾な面もあってかなりの強敵でしたね。それだけにイルマ隊長やレナたちの呼びかけで集まった人々の光によってティガが復活し逆転する展開が熱かったです。(最終回と同じように子どもたちが最初に行動に出るのが素晴らしい

 

 

 

はたらく細胞BLACK

第11話「自暴自棄、痛風、反乱。」

 前回かけがえのない相棒を失った主人公赤血球の苦難は未だに続いており、これまた見ていて非常に辛くなる展開の連続でした。同僚が自分のことを誇りに思っていたことを知って絶望し、脾臓でさらに打ちのめされる主人公の姿は見ているこちらの心が折れそうになります。体の主に訴えながら、拳を血で染めても殴り続ける文字通りの“自傷行為”なんて本当にもう・・・・・・

 また今回は非常に危険な「痛風」を扱っていたのも印象的でした。外敵と勘違いして免疫細胞たちが攻撃してしまい、結果体を傷つけてしまうという展開は5話のT細胞たちの暴走を彷彿とさせます。この体を守るために戦っていたつもりが体を痛めつけていたことに深く絶望する白血球たちの姿がまたひどく悲しいです。前述の赤血球の件も含め、自分で自分を傷つけてしまう“人体のメカニズムの複雑さ”がはっきりと描かれた回でした。

 

 

 ゴジラSPのPVは他にもジェット・ジャガーの活躍シーンも目に留まりましたね。あの短足フォルムでどうやって戦うのかと思いきや、映像を見る限り下半身を換装しながら怪獣たちに対抗するようでちょっと安心しました。怪獣に合わせてその場その場の装備で戦うというのもロマンがあってとても面白そうです。

 しかし今回のPVで圧倒的な恐怖を与えてきたゴジラウルティマにどうやって立ち向かうのか少々気になります。今のままではペシャンコにされてしまいそうで不安なので、前回も言ったようにゴジラとの決戦時には我々の知る八頭身のジェットジャガーになってほしいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。