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2021年春アニメ&特撮簡易感想 その25

 

 

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 以前から気になっていたマギアレコード』のセカンドシーズンがついに7月31日に放映されることが決定しました。あの衝撃的なラストを見てからずっと待っていただけにようやく来てくれたことに喜びを覚えます。7月末という他の作品よりも遅いタイミングで始まることが少々気がかりですが、こうして続きがキチンと見られるとわかっただけでも何よりです。

 そういうわけで早速上のPVを視聴してみたわけですが、「やちよさんが可哀想」という感想がひたすら出てきてしまいました。心を通わせたいろはが生死不明となり、残った仲間もほとんどがマギウスの翼に入ってしまうという驚愕展開。それに加えて動画内で深くうなだれる姿が映っているので見ていてとても辛いです。もう絶望して魔女になってもおかしくない状況で如何にして彼女が立ち上がるのか、また諸々の謎も明らかになるのか気になってしようがありません。早く続きが見たいものです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第72話「地下迷宮シャッフルパニック!?」

 「敵味方はぐれてそれぞれの相棒が入れ替わる」というよくあるシチュエーションが展開された回。モルペコの扱いがある意味ロケット団以上に上手なサトシやピカチュウにサトシの面影を感じ取るゴウ、イーブイを自分たちの名乗りに加えようとするロケット団普段とは違った組み合わせの魅力を感じ取れましたね。

 中でもコハルとニャースの2人が印象的で、コハルの素朴な優しさに惚れるニャースが微笑ましかったです。ニャースが喋れる理由について「昔好きな子がいた」という説明がされた時はちょっと嬉しかったですし、全体的にニャース本来の可愛さが前面に押し出されていたと思います。

 他にはアイアントの群れに追い詰められた中でクイタランが出てきたのが面白かったですね。ゲームでも最近忘れがちな天敵設定をこうして持ってきてくれるのは嬉しいところ。サルノリも意外な活躍をしてくれて面白かったですね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

特別編「冒険の軌跡、これからの旅路」

 今回は特別編ということで総集編になるのかと思いましたが、どちらかというと名シーンを集めたベストバウト集のような内容に仕上がっていました。軍団長たちの戦いを中心にセレクトされており、当時これらのシーンをアニメで見た時の興奮が呼び起こされましたね。どれも非常に綺麗かつよく動く作画だったことも印象的で、重要なバトルなどここぞという時に神作画を披露している本作の力の入れように感嘆を覚えます。

 そして振り返ってみると軍団長のどれもが強敵揃いでよく勝てたな・・・・・・と思うようなギリギリの激戦ばかりだったことを改めて認識させられます。(クロコダインの時点でダイ1人で勝てるような相手じゃない辺りに本作の戦いの過酷さが伺えます)ここまで何とか勝ち続けてきたのも仲間たち、特にポップの助けがあってこそのものであることがよくわかります。本当にポップに出会えてよかったねダイ・・・・・・

 

 

ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ

第25話(最終話)「君の待つ未来へ」

 前回の続きとして劇場版ティガの戦闘シーンが中心として描かれた今回。カミーラ率いる闇の巨人軍団との戦いの中で少しずつ自分の光を取り戻していく展開には改めて燃えました。特にティガダークからトルネード、ブラストと徐々に体がマルチタイプに近づいていく演出が面白く、またGUTSの仲間たちの手助けもあって辛くも勝利していくのも結構好きです。(特にヒュドラ戦のイルマ隊長のファインプレーは印象深い)ラストのグリッターティガに関してはやはり荘厳なイメージが強かったですね。光線技で締めなかったのは残念ですが、デモンゾーアの中に飛び込み倒すオチは「闇の中にも光はある」というこの映画のテーマを感じさせてくれました。

 また今見てみると闇の巨人たちのティガへの心象が伺えるのが面白かったです。ティガをマイフレンドと呼び慕うダーラムと逆に気に入らないという本音を露わにして痛めつけてくるヒュドラ、そして重い愛憎をぶつけてくるカミーラ三者三様の感情が見えました。敵ながらこうした人間臭さを出してくれると愛着が湧いてきますね。

 

 

総評

 毎年半年スパンで放送されるクロニクルシリーズ。本作は来月放送される最新作『トリガー』の宣伝も兼ねて『ティガ』とその要素が見られる作品がピックアップされていました。久々にティガが見られたのはもちろんのこと、ティガの力を持ったゼットやルーブ兄弟の作品もやってくれたのは印象深いですね。中でも終盤などは各エピソードの“コンセプト要素”を結び付けていく演出(例えば23話は「飛翔」をテーマにR/B5話とティガ50話を同時にチョイスしていましたね)が上手いと感じました。

 一方でダイゴ演じる長野くんのシーンが削られているほか、不自然なカットがあったりと大人の事情を感じざるをえない要素もちらほら見られました。特にダイゴの出番が見られなかったのは何となく予想していたものの少々がっかりしてしまいました。(とはいえ彼が出ていなくても話の全体像がわかるのは良かったです)また解説パートでは基本ゼロ1人が喋るだけというのも寂しかったです。前作のビヨンド学園みたいに豪華なエピソードまではいかずとも、Z最終回の特集の時のようにゼット他とのやり取りをもっと増やしてほしかったです。来年放送されるであろう新クロニクルではその辺りの寸劇に期待したいですね。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第54話「ライディング・ラッシュデュエル!」

 前々回のラストに登場した6人の正体がついに判明。真のゴーハ社社長にして宇宙小学校出身の6兄弟というとんでもない肩書きに笑いが止まりませんでした。突如始まった「ライディング・ラッシュデュエル」のインパクの方が強すぎてあんまり気にならなくなってくるのが恐ろしいです。ライディング・ラッシュデュエルも『5D's』という前例と本作の作風からあまり違和感なく受け入れられましたね。使用する乗り物がバイクではなくホバーである点も面白いです。

 6兄弟一番手の「ゴーハ・ユウロ」は気持ちのいい性格で、遊我とのデュエルで通じ合う展開が素敵でした。敵の立場ながら好感度が高くて他の兄弟にも期待出来ます。(弟のユウオウに関しては黒幕っぽいので怪しいのですが)また久々に遊我とカイゾーが相棒らしく協力し合う展開が見られたのが良かったですね。ここ最近はカイゾーの裏切りなど予想外の扱いに戸惑うばかりだっただけに互いのことを信じる主従関係が見られたのは嬉しいです。カイゾーのどこかで見たような顔も相まって楽しませてもらいました。

 

 

超速パラヒーロー ガンディーン

第1話「遭遇:encounter」

 ついに始まった車いすのヒーローが主役の特撮番組。初っ端から巨大怪獣との激戦が繰り広げられて大興奮でした。怪獣の着ぐるみやミニチュア他、ビル視点で怪獣の巨体が迫ってくるアングルなど、最近のウルトラマンなどでよく見られる演出が多くてニヤリとしてしまいますね。車いすのアクションも予想以上に疾走感があって見入りました。

 主人公の「森宮大志(もりみや・だいし)」が変身する「ガンディーン」はエイリアンのような異形の見た目ながらヒーロー的カッコよさも同居しており非常に魅力的。変身シーンも一度苦しむかのような演出が入るなど、最近では珍しいリアル寄りなヒーローに仕上がっていて面白いです。1話のラストでは普通の車いすでしたが、ここから如何にして冒頭のマシンに乗り換えるのか気になるところ。

 また冒頭とラストを除けばほぼパラスポーツのスポコン青春ドラマとなっていましたが、それがまた素晴らしかったです。パラ競技に馴染みのない人でもどういったものが端的に説明しつつ、車いすレースに全力を注ぐ人たちの物語としても魅せてくれるので退屈しませんでした。足に障害を抱えた主人公の他にも同性愛者や外国人技能実習生が出てくるなど、本作は全体的にマイノリティに向けた作風に仕上がっているのも興味深いです。

 特にヒロインの「深井京(ふかい・けい)」が良かったですね。大志を1人のアスリートとして真剣に見てくれる姿勢に好感が持てます。「あなたが障がい者だからとか関係ないわ」「あなたに選手としての素質がないからよ」といったセリフですぐに好きになりましたよえぇ。他にはクジゴジ堂と同じ建物が出てくるサプライズ(演出の辻本氏によると「完全な偶然」だというから面白い)にもびっくりさせてもらいましたね。

 

 

 来月末にいよいよ見られるマギレコ2期。冒頭でも書いた通り続きが見られるのはとても嬉しいのですが、1期がどういった話だったかちょっと忘れてきているので再確認しなければならないなと少し焦りを覚えている自分がいます。本筋そのものはざっくり覚えているものの、いろはとやちよさん以外の主要人物に関しては少々不安なので(フェリシアは印象的だったのですぐ名前が浮かんできました)、これからもう一度見返すなり当ブログの感想を読み返すなりして当時の印象を思い出そうかと思います。幸い放送前に1期をまとめた特別番組があるようなので、そちらも参考にしていきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。