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2021年春アニメ簡易感想 その10

 

 

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 アベンジャーズをはじめとした作品を公開してきたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の歴代作品と今後の公開情報をまとめた動画が先日公開されました。前半故スタン・リー氏の言葉と共に流れてくる歴代作品の映像だけでもう涙が止まりませんでしたが、その後の例のBGMと共に始まった新作の映像でテンションが爆上がりしました。

 まず既に情報公開されている『ブラック・ウィドウ』と『シャン・チー』に続き、新作エターナルズ(Eternals)の映像が初めて流れた時は驚きましたね。どのような物語になるかまだわからないものの、壮大なスケールになりそうな予感がするのでワクワクが止まりません。これだけでも嬉しい情報なのにそのうえ、

 

  • Spider-Man: No Way Home
  • Doctor Strange in The Multiverse of Madness
  • Thor: Love and Thunder
  • Black Panther: Wakanda Forever
  • The Marvels
  • Ant-Man and the Wasp: Quantumania
  • Guardians of the Galaxy Vol.3
  • そして、あの伝説の4人のヒーローチームも・・・・・・

 

 といった感じに新作タイトルラッシュが押し寄せてきたので興奮が止まりませんでした。これらの作品がこの3年の間に見られる怒涛の勢いに心が高鳴ってしまいます。(さらに『ブレイド』と『デッドプール』とかも控えているらしいですし)何より未だ情勢が不安定な中、これほどの作品を次々と製作していることに感謝するほかありません。アベンジャーズが完結した後もまだまだ楽しませてくれるMCUの世界にこれからも期待したいですね。

 

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

憂国のモリアーティ

第16話「ホワイトチャペルの亡霊 第二幕」

 ジャック・ザ・リッパーの事件を如何にして解決するか、という疑問をかなりド派手な鬼ごっこで魅せてくれた回。ジャック老人の超人的な身体能力に驚かされましたが、彼1人ではどうにもならない状況をフレッドらがサポートするのがいい塩梅でした。ヤードがガトリング砲の投入してくるなど下手をすれば失敗したかもしれない状況ということもあって緊迫感に溢れていましたね。(モランとボンドが絶妙なコンビネーションを発揮したのも地味にここすきポイント)

 陰で事件を引き起こしていた男たちとウィリアム兄弟のシーンも興味深いです。ウィリアムたちは目的のためなら娼婦や市民を平気で犠牲にする男たちに静かな怒りを露わにしましたが、神の視点から見れば同じように犯罪者を使って人々を動かす彼もまた同じ穴の狢とも取れます。それ故に歪んでいるウィリアムの思想とホームズへの信頼がまた魅力的なんですが。

 そしてラストに「チャールズ・オーガスト・ミルヴァートン」が出てきた時は大興奮しました。ホームズ作品屈指の極悪人である恐喝王がどう物語をかき乱してくれるのか楽しみで仕方ありません。

 

 

ドラゴン、家を買う。

第5話「集まる家」

 前回拾った卵から孵ったフレースヴェルグの雛、その引き取り手探しが描かれましたがこれまた一癖も二癖もあるモンスターばかり出てきてコミカルでしたね。そんなモンスターたちが種族の垣根を超えて共に暮らす集合住宅の描写も面白かったです。(余談ですがアパートとマンションに明確な違いがないという情報には地味にびっくりしました)ドラゴンのような大型種向けの物件が中々見つからない理由も何となく明かされたのも興味深いですね。

 何より雛の「ピーちゃん」を守ろうとするレティが今回の見所でした。怖がりでビビりなのはそのままに、ピーちゃんや熊の子どもたちを見て奮起する姿はちょっと感動的です。ここまでの情けなさもあってディアリアみたいによしよししたくなってしまいます。また無駄だと思っていた2つ名の数々が相手をビビらせるのに役に立つ展開には膝を打ちましたね。

 

 

戦闘員、派遣します!

第5話「ヒーローになるために」

 本作の作風からしてギスギスしすぎることはないだろうなぁ、とは思っていましたが、こちらの予想よりもずっとフレンドリーだったな・・・・・・スノウから罵られる展開になるのを覚悟していましたが、街中でばったり再会した後も憎まれ口を叩きあうコントを繰り広げていたのはちょっと意外でした。前回に引き続き彼女の六号たちへの信頼がよくわかります。

 また六号は六号で追い出された後も国を守るためにあの手この手で策を弄する姿が見られてちょっと嬉しかったり。チャックマンなる不審者ムーブにはドン引きしましたが、スノウたちに悪態をつきながらも決して見捨てない姿は微笑ましかったです。(この世界の酒のぬるさに文句を言いながらも、それを仲間たちと仲良く飲んでいる思い出に浸っているシーンが今回のここすきポイント)六号に彼女らの手助けをする理由を作ってくれるアリスのアシストぶりも良き。悪の組織の尖兵ながらも情に厚い彼らの魅力がたっぷりと堪能出来ましたね。

 

 

ひげを剃る、そして女子高生を拾う。

第5話「現実」

 無慈悲なサブタイから戦々恐々の思いで視聴しましたが、それほどギスギスした内容にならなかったので一安心。ついにメインキャラほぼ全員に認知されることになった沙優が厳しい指摘を受け今後の方針をはっきりさせる回でした。現状の沙優と吉田の関係と世間の目、そしていつまで吉田の好意に甘えるのかと彼女に問いかける後藤さんに感心しました。視聴者側が抱いていた疑問点・問題点をなぁなぁにせず、ズバズバ口にしてくれる姿は見ていて好感が持てます。前回のヘタレ恋愛弱者の彼女とは別人に見えるぞ。沙優も自立することを自分の意志で決めてくれたのでホッとしましたね。

 対して吉田と柚葉のやり取りには妙にやきもきさせられました。というか吉田の後藤さんへの好意をはっきり知っているうえでアタックすることを諦めない柚葉には往生際が悪い、とちょっと呆れてしまいます。だがそれがいい)また彼女が吉田に放った「相手への感情の変化」についてはちょっとハッとなりました。全く好いていなかった人をいつの間にか恋愛対象として見てしまうかもしれない、というのは今後の展開を暗示しているようでドキドキしてしまいます。3話の時と言い、柚葉の発言は妙に考えさせられるものが多いですね。

 

 

聖女の魔力は万能です

第5話「鑑定」

 サブタイに反して鑑定出来ていない点について。(まぁその後の考察こそが真の鑑定とも言えますが)ようやくどちらが聖女なのかがはっきりするかと思っていたら、セイの魔力量のせいで弾かれる展開はちょっと予想外でした。本人や「ユーリ」師団長たちの考察もあって彼女が聖女であることはほぼ確定なのですが、それがアイラ擁するカイル王子側との軋轢を生みそうなので非常に心配です。

 また今回はセイのスタンスが一部見え隠れした内容でもありました。自身が聖女であった場合を考えるようになったものの、多くは望まず現状を維持する姿勢はどこか消極的なように思えてなりません。(一方禁書庫の閲覧許可など学ぶ意欲を見せたのは好ましいです)大きな変化を回避したいその気持ちは非常に理解出来るのですが、それが前回の目の前の人を助けたい感情と相反している中、彼女が今後どのように行動していくか気になりますね。

 

 

SDガンダムワールド ヒーローズ

第5話「怨念の海底宮殿」

 前回に引き続き孫親子&海賊コンビのお宝探しが描かれましたが、今回はここまで怯えまくっていた孫権が大活躍してくれました。部屋の仕掛けを解き明かす冷静さにタコアプサラス親子を見逃す優しさ、何より自分の身を挺してもいい覚悟を見せてくれたのでテンション爆上がりです。単なる怖がりではない孫権の魅力を存分に味わえました。そんな彼の案をしっかりとフォローしつつ誉めてくれるエドワードも良い兄貴分ですね。

 一方ネオワールドでは趙雲とサージェントのやり取りが見られました。一見堅物ながらその実話せばわかってくれるサージェントに軽いノリながら熱血漢な趙雲の組み合わせがいい感じにマッチしています。今回明かされた「アルセーヌガンダムX」を追って共に行動するようですし、この凸凹コンビには今後とも期待したいです。

 

 

 さて映画を観る楽しみが増えたことに喜びを覚えるものの、この先無事に映画館に行けるのか、という不安も同時に抱きます。特に都内に在住している身としては緊急事態宣言のこともあって近所の映画館が現在どこも休業中で観に行くことが出来ないので、非常にもどかしいです。(『キラメイジャーVSリュウソウジャー』も未だに観れてないし・・・・・・)緊急事態宣言が延長された中、今後も予断を許さない状況が続くかと思われます。

 僕も健康を第一にして外出を控えていますが、映画館には足を運びたい欲求は捨てきれません。やはり映画は映画館の大スクリーンで観たいです。この先も新型コロナウイルスの脅威に少なくとも数年は晒されるであろう中でも、感染に気を付けながら映画を楽しみたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。