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2021年春アニメ簡易感想 その16

 

 

 

 

 ポケモン新作である「ダイパリメイク」「BDSP」こと『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』の発売日が11月19日に決定。以前から気になっていたリメイク作品の発売日がようやく決まって嬉しいです。思っていたよりも早く発売されるようで、あの世界観にまた浸れると思うと興奮が止まりません。

 

metared19.hatenablog.com

↑発表当時の興奮については上の記事を参照。

 

 しかし発売日が決まったのは嬉しいのですが、今のところそれ以外の情報が全く公開されていないことに不安を覚えます。どの辺りがリメイク前と同じで逆のどの辺りが異なるのか、追加要素や『ソード・シールド』との連動はあるのかなど気になる要素が多く、それが明かされないままでいるということに少々やきもきしてしまいます。情報がなければ期待と想像もしにくいので、せめて新しいPVなどを見せて欲しいですね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

憂国のモリアーティ

第19話「ロンドンの騎士 第一幕」

 今回は庶民院議員の「アダム・ホワイトリー」(元ネタとなった人物はイギリスの政治家「ウィリアム・ホワイトリー」でしょうか)が主役のエピソード。冒頭の爆破事件の解決など最初は自作自演を行っているのではないかと疑いましたが、話が進む中で真面目かつ誠実な人柄が明らかになっていき思わず驚かされました。どれだけ聴衆に避難されようとも、足の不自由な子どもたちのために活動する姿には感銘を覚えます。本作の世界にもこのような人格者がいたとは・・・・・・!

 そんなホワイトリー議員活躍の裏側で暗躍するウィリアムたちには逆にドキドキさせられました。議員に冷ややかな視線を向けるウィリアムにはビビりましたが、正しく清廉潔白な彼に対し複雑な想いを抱いているように感じられます。「目的を為すには代償が必要」と考えている彼らにとって、非情な手段を用いずとも正しさを貫ける議員が眩しい存在なのだろうと思いましたね。ただ依頼で議員を貶めようと企むミルヴァートン含め、今後の展開が不穏になってきたことから頼むから議員を巻き込まないでくれ・・・・・・!と祈ってしまいます。

 

 

ドラゴン、家を買う。

第8話「ピーちゃん、遊びに行く。」

 サブタイからして1話丸々ピーちゃんが主役だと思ったら全然違った・・・・・・実質前半だけでサブタイ回収したのは少々残念ですが、その分ピーちゃんの可愛さが全面に出ていて非常に癒されました。勇者パーティー相手にも臆せず戦おうとするピーちゃんの勇ましさはレティとは対照的で、自分たちのために立ち上がった親の姿が如何にあの子の心に深い印象を与えているのかがよくわかります。好奇心旺盛で他人の力になってあげようとする優しさも相まって実に可愛かったです。あと毛虫たちのダンディぶりにはフイタ。

 そして後半はディアリアの過去の一端がようやく判明しました。種族丸ごと引き籠りのエルフの中でも変わり者だった彼が、師匠のヨルムンガンドとの暮らすことで少しずつ成長していく様子が丁寧に描かれていてほっこりしました。師匠は「ただ知っただけでは本当に知識を得たとは言えない」など大切なことを教えてくれるいい人(蛇)なのですが、無自覚に家を破壊してしまうドジッ子属性を発揮してくるので笑いが止まりません。そんな状況でも諦めずに家を設計し続けた結果、師匠と一緒にいるために師匠の頭の上に家を作る少年ディアリアにピーちゃんとは別ベクトルで癒されましたね。でもこの家も師匠が寝返りうったら潰れそうだな。

 

 

戦闘員、派遣します!

第8話「腹黒系汚職騎士」

 こ れ は ひ ど い

 以前から素行に問題がある六号とその仲間たちでしたが、今回はそれが完全に悪い方向に暴走した内容でしたね。パーティー会場で好き勝手しまくるスノウたちの時点でひどかったのですが、友好国の王子相手に股間のちょんまげをやってのけた六号にはそれ以上にドン引きしました。国家間の関係を悪化させてしまうとんでもない展開でしたが、そもそも六号が悪の戦闘員という時点でこうなることもあり得た、とも考えられます。主人公が悪陣営ってある程度やりたい放題出来る便利な設定ですね!

 というか六号以外の面々もロクな奴がいないので彼1人だけが悪辣な印象で終わらなかったのもありましたね。そもそも彼らを送り出したティリスもスノウを使って美人局を企んでいましたし、王子も魔王軍との和平をこっそり狙ったなど政治的にあくどい手段を用いる者たちばかりだったのもあり、六号の単純さがかえってわかりやすく共感出来ると思いました。まぁ要するにどっこいどっこい、といったところでしょうかね。

 

 

ひげを剃る、そして女子高生を拾う。

第8話「夏祭り」

 後半のほんわかした空気に対して前半の心苦しい展開が辛い、と思わずにはいられない回でした。容赦なしに沙優に問い詰める柚葉には当初困惑しましたが、吉田と彼女の関係に対して焦燥を覚えているからこその行動だとわかった時は納得しました。自分に向けたことのない顔を沙優に見せる吉田を見た後に「ずるい」と泣き崩れるシーンは本当に辛いです。それでいてその涙を他人には見せない点、そして沙優の有耶無耶にしている問題をはっきりと指摘してあげる姿などもあって彼女もしっかりとした大人なのだと感じましたね。(だからこそ余計に彼女の苦しみに感情移入してしまうのですが)

 後半の縁日を楽しむ様子は吉田と沙優の兄弟のようなやりとりにほっこり。またそれぞれ柚葉から指摘された問題と向き合い始める変化が見られて感心しました。特に吉田が誰かへの親切を「自分がしたいから」と他人を言い訳にしないようになったのは大きな進歩と感じましたね。

 そんな変化に癒されたと思ったらラストに沙優の兄が登場し一気に現実に引き戻されました。いよいよ沙優が家出した理由が明らかになりそうでドキドキします。

 

 

聖女の魔力は万能です

第8話「覚醒」

 物語がセイサイドに戻ってからは聖女の本領がついに発揮された模様。薬草全てに5割増し効果の魔力を与え、さらには邪悪な魔物を一掃するなど凄まじい力をドンドン発揮していく様子には恐れおののきました。(ただ個人的には4話の腕欠損を治した時以上の衝撃はなかったですね)一見攻撃的に見える魔物の消滅も邪悪を退ける力、とも取れるのでその辺りは流石聖女といったところ。何より力の発動がセイの「みんなの力になりたい」「誰にも傷ついてほしくない」という想いからきているのがわかるので彼女の優しさに心打たれますね。

 本筋以外だと後半の戦闘シーンの動きの良さには驚かされました。これまでバトル展開とは無縁だった本作ですが、いざ魔物との戦いが始まると中々に美しい作画が披露されましたね。ユーリやホーク様の戦闘能力の高さがよくわかる戦闘というのもあって大興奮しながら見れました。

 

 

SDガンダムワールド ヒーローズ

第8話「第三の悟空」

 沙悟浄に続く悟空のもう1つの人格「猪八戒インパルスガンダム」がついに登場。豪放磊落とも言うべき口ぶりと九州弁、そして圧倒的なパワーはスピードタイプの沙悟浄の対といった趣きです。さらに今回悟空の夢の中で彼らの過去が明かされたのも興味深かったです。元々はそれぞれ別々の体を持っていた様子から、恐らくは沙悟浄猪八戒は何らかの理由で精神のみが悟空の肉体に入り込んだのかと思われます。(実際2人が死んでしまったかのようなシーンもありましたし)ただそうなると1話の大猿の姿は結局何なのでしょうか・・・・・・?

 ナイトワールドでは「アーサーガンダムMk-Ⅲ」の落ち着いた態度が印象的でした。「ロビンフッドガンダムAGE-2」のせっかちな行動のせいで事態がややこしいことになりそうな中でも、冷静に劉備たちを見極めようとする姿は実にカッコよかったです。曹操や信長とはまた異なるベクトルで王としての風格に溢れていると言えます。

 あとはやはり司馬懿の暗躍が気になりますね。前回利休に化けて信長を操ったかと思ったらラストにアーサーの側近のマーリンを殺害してなり替わった時は驚きました。(てっきり既に司馬懿がマーリンに化けていると思っていました。ごめんよ本物のマーリン)ナイトワールド側の劉備たちの印象が悪いこのタイミングで来たとなると余計に話が拗れそうに思えて気が気でありません。このままだとロビンフッドが戦犯になっちゃう・・・・・・!

 

 

 BDSPの情報以外にもアルセウスが主役の完全新作『LEGENDS』の発売日も決定しましたね。

 

 

 こちらも来年の1月と思っていた以上に早く発売されることに驚かされます。『LEGENDS』に関しては以前の発表の時点で新しいことに挑戦している雰囲気にワクワクしますが、購入するかどうかは未だ検討中です。(姉の方がBDSP含めてプレイする気満々なのでちょっとやってみようかな~、とも考えているのですが)ともあれポケモンの新作を楽しみにしながら待っていたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。