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2021年秋アニメ簡易感想 その11

 

 

 

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 仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』製作決定!!

 ということで先日、オーズの完全新作が発表されましたね。オーズ10周年の記念すべきタイミングで再び映司とアンクたちの活躍が見れるとわかった時はびっくり仰天しました。しかも今回はどうやらアンクが完全復活を果たすとのことで期待が高鳴ります。『平成ジェネレーションズ FINAL』での一時的なものではなく、本当の意味での“再会”を如何にして描くのか非常に気になってきました。

 他にも驚くべき情報として、今回の敵は先代オーズこと「800年前の王」であることがあげられます。オーズ世界における色んな意味で全ての元凶でもあるので、大ボスに据えられるのにも納得がいきます。オーズ本編が放送していた当時、僕はこの王がラスボスになるとばかり思っていたので、その妄想が現実になるかと思うとワクワクが止まりません。*1来年の公開が楽しみですね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第86話「メガシンカVSキョダイマックス」

 サトシとサイトウの激闘後編ですが、目玉はやはりメガルカリオとキョダイマックスカイリキーの決戦でした。サイズ差の激しいバトルを如何にして描くのか気になっていたところ、カイリキーの巨体を走るなどして接近するメガルカリオのシーンに膝を打ちました。他にもダイマックスの時間制限まで耐え切って勝ちに行くなど、メガシンカダイマックスの違いを明確に示しつつキチンとバトルを魅せる演出に感心を覚えます。

 ルカリオの活躍以外にもピカチュウとの即興の防御が印象的。尻尾を地面に突き立てるのはまだわかるとして、突然前後に動き出してその動きで攻撃を防いだ時は頭に疑問符が浮かびました。コルニの説明を聞いてもいまいちわからなくてちょっと困惑してしまいます。

 ともあれサトシがようやくサイトウに勝利した時は嬉しかったですね。サイトウの方もサトシの名前を覚えてくれるなど、2人がライバルとして同じラインに立ったことが伝わりテンションが上がりました。今後のサイトウとの絡みが楽しみです。

 

 

大正オトメ御伽話

第5話「九月一日」

 前回ラストで見せてきた珠子の家を出る発言ですが、前半の内にあっさり描かれたのが意外でした。突然医者になると言い出した時はびっくりしたものの、前回の件で人を助けたいと思うようになっていたとわかり感動しましたね。短い間でしたが、人を信じられなくなっていた彼女が他人のために一歩を踏み出せるようになったと思うと感慨深いです。

 後半はいつも通り珠彦と夕月いちゃいちゃが描かれていました。ただこれまでとは異なり、珠彦が家以外での夕月の様子にも気に書けるようになったのが良かったですね。自分から外に出て買い物に付き合うようになった姿に彼なりの成長が感じ取れます。そのご褒美とばかりに夕月がしっかりと珠彦の誕生日を覚えていてくれたことにもニヤニヤしてしまいます。

 しかし謎の女性の登場によって雲行きが怪しくなってきました。どうやら泥棒のようですが、わかりやすく色仕掛けを仕掛けてくる辺りに危機感を覚えます。奥手な童貞キャラの珠彦は彼女の誘惑に耐えられるか、そして夕月の誕生日プレゼントのしおりを取り戻せるか気になるところです。

 

 

ブルーピリオド

第6話「メンブレ半端ないって」

 前回提示された新たな問題もどうにか解決してみせた前半。まだまだ課題は多いものの、悩みながらも着実に前に進んでいる八虎を見ていると応援したくなります。前回のような好調な中で落とされる展開がなかった分、彼の一歩一歩が明確に伝わってきますね。

 他にも険悪なムードのままだった世田介との関係もどうにか一区切りついてホッとしました。自分から電話をかけておいて速攻で切る世田介のコミュ障ぶりには唖然となりましたが、その後しっかりと互いの本音を言い合えて良かったです。「嫌い」「憎たらしい」といった言葉を交わしながらも絆を深めていく様子に安心感を覚えます。

 逆に八虎以外は未だ不穏な要素が多くて戦々恐々。特にマキの抱える苦悩の大きさにはちょっとたじろいでしまいます。姉と比べられることへのコンプレックスを、他人の失敗を見て得る優越感で慰めている状況に心がざわついてきますね。そんな自分に嫌気が指している点も含め、マキのことが心配になってきます。(あと龍二の方はどうなっているのか)

 

 

ルパン三世 PART6

第4話「ダイナーの殺し屋たち」

 『攻殻機動隊』でお馴染み押井守(おしい・まもる)氏が手掛けた今回は実に難解なエピソードでした。当初は一見ルパンと関係のない別のアニメが始まったような印象を受けましたが、2人組の男たちの正体がルパンと次元であったことなど、ルパンたちが隠れていたことがわかってからは物語に一気に引き込まれました。(ルパンたちの正体はわかったものの、不二子の方は予想外)ダイナーのウエイトレスや殺し屋たちとの軽快な会話からの突然の銃撃戦には心臓が飛び出るかと思いましたね。

 そして「コードブック」を巡る事件の答え合わせが今回の最大の特徴。ヘミングウェイの短編に隠した暗号の存在がルパンの口から語られる中、前半の会話劇に隠された伏線の数々に気付き衝撃を受けました。(「短編は難しい」発言など)なんてことの無い話題に仕組まれたトリックを、視聴者に自ら気付かせる構成に舌を巻きます。2度目、3度目と視聴する度に新たな発見があった点も含め、実に見事なミステリー回でした。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第56話「受け継がれる心」

 前々回に引き続きまたもや号泣。黒の核晶の爆発からダイを守り抜いてみせたバランの姿に早くも涙腺が崩壊しました。(力尽きてなおダイの目の前で立ってみせるその姿はまるで弁慶の立ち往生のようです)ブラス爺ちゃんに育てられたダイのことを認め、それでもなお自分たちのことを忘れないでいてほしいと言うバランに涙が止まりません。悲しい別れでしたが、最後の最後に「父さん」と呼んでもらえたのもあって朗らかに逝くバランの最期は見事でした。

 その後立ち上がるダイも見どころの1つ。父から受け継いだ力と魂を胸に戦おうとする姿勢に早くも感激してしまいます。ダイのために退却を提案するポップやバランの死を無駄にしないためにも進もうとするヒュンケルたちなど、仲間たちもそれぞれこの親子のことを想っていてくれているのが嬉しいですね。

 そして次回ついに大魔王バーンとの戦闘が始まるので興奮してきました。あの一戦で描かれた数々の有名なシーンがアニメで見られるのが今から待ち遠しいです。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第73話「大人の接待ラッシュデュエル」

 冒頭のルークの「遊我は遊我だ」発言に感動したと思ったらこれだよ!前々回から立っていた遊我の社長兄弟疑惑に仲間たちを仲間たちがどう受け止めるのか期待していた中、遊我にわかりやすくゴマをするルークにズッコケてしまいました。いくら社長になりたいからとはいえ手段の選ばなさに呆れかえってしまいます。(僕の感動を返せ!)ミミまで加わって行われる接待ラッシュデュエルにはちょっと唖然となりました。

 しかしルークが「全力こそが本当の接待」に気付く展開は良かったですね。ゲームで手を抜くことに関しての話題は相手と場合によって答えが違ってきますが、今回に限っては互いに本気で戦うことを遊我が望んでいると自力で答えを見出すルークは素晴らしかったです。その上で結局またルークが勝ってみせるオチには驚いたものの、遊我とルークは何だかんだでいいライバル関係であることを再確認しました。

 

 

 風都探偵やグリドンVSブラーボ、ゲンムズとセイバー×ゴーストにビルド小説版など、平成2期のライダーの多くが何かしらの形で新たな物語を提供してくれている昨今。そこに上記のオーズも加わったことで、ますます盛り上がりを見せてきました。しかも驚くべきことに朗報はそれだけではなく・・・・・・

 

 

 まさかの『ドライブ』の新作の可能性まで提示されました。チェイス役の上遠野さんが大森プロデューサーにわざわざ聞き出してくれたおかげで、制作が約束されたことに驚きを隠せません。映司とアンクに続いて、剛とチェイスの再開まで見れるのかと思うと夢のようです。いつ見られるのかはわかりませんが、こちらも楽しみにして待っていく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:ちなみに先代オーズがボスキャラとして登場したこと自体はゲーム『仮面ライダー トラベラーズ戦記』で叶っていたりする。