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2022年冬アニメ簡易感想 その19

 

 

 

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 人気作『仮面ライダーW』の続編である『風都探偵』のアニメ最新情報が先日公開。ついに翔太郎をはじめとしたメインキャラの声優が決まりました。

 目を引く点と言えばやはり、以前発売されたゲーム『KAMEN RIDER memory of heroez』で翔太郎、フィリップ、照井を演じた声優さんたちがそのまま起用されていることですね。こちらに関しては僕も含め多くの人が予想していましたが、こうしてその予想が当たったのは少しだけ嬉しいですね。原作で彼らを演じた俳優の起用が難しくなっている中、新たな可能性を提示してくれた声優さんたちの演技をまた見れるというのも喜ばしい話です。これを機に他ライダーでもそういった試みがされていくといいかなぁ、と考えてしまいます。

 それはともかく、風都探偵のアニメ放映が今年の8月に決まり、いよいよ本作が見れるという事実にテンションが上がってきます。当時Wを見て例年以上にハマった身としては、あの時の興奮がまた味わえるかと思うと今からでもワクワクしてきますね。8月の放送日が待ち遠しいです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第99話「スパイクタウンのマリィ!」

 ゲームの方で絶大な人気を誇る美少女「マリィ」がついに登場。故郷・スパイクタウンの町おこしのために戦い続ける姿に加え、正々堂々と戦うことを望む真面目ないい子っぷりに早くも感動しました。そんなマリィに後ろめたさを感じながらも応援する「ネズ」に、卑怯な手を使ってでも彼女を勝たせたい「エール団」など、それぞれの想いが短いながらもしっかりと描かれていたおかげで彼女らに対して一気に感情移入することが出来ましたね。(ただどうせならマリィ関連は数話使ってじっくり見てみたかったとも思ってしまいます)

 そんなマリィとのバトルではダイマックスの駆け引きが印象に残りました。テクニカルに攻めるマリィのオーロンゲダイマックスに対し、サトシとゲンガーが如何にしてダイマックス化しないまま攻撃を凌ぎきるかが展開されていたのが興味深かったです。ダイマックスのターン制限を乗り越えたうえで自分もダイマックスを使っていく、そんな現実の対戦でもありそうな戦い方をサトシが魅せてくれたおかげで非常に見応えがありましたね。

 

 

スローループ

第8話「ここがいい」

 ここ最近は二葉など周囲のキャラたちを中心に描いていた本作ですが、今回は久しぶりにひよりと小春の姉妹にスポットが当たりました。渓流での岩魚釣りをする過程でお互いの意外な素顔を見れて楽しかったです。パクッという動作を口に出すひよりの可愛さに早速ノックアウトされました。それでいて渓流での釣りにおける「リリース」の考え方など、自然と共に過ごすことに対してのひよりの真摯な姿勢を垣間見た気がします。

 そして小春の気弱な一面が見られたのも意外。これまで明るく姉ぶっていた小春ですが、その実寂しがり屋でやきもち焼きというギャップが興味深かったです。しかしそういった性格が、亡き母と弟の前でのみ見せていたものだったと思うとどこかもの悲しさを覚えます。風邪を引いて気弱になった姿は痛々しかったものの、新しい家族にもそういった姿を見せるようになったと思うとウルッときますね。

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第19話「Canorus-雪の花-」

 長かったジェヴォーダンの獣編もついに完結。自嘲気味だったクロエとジャン=ジャックが互いに必要とされていることに気付いていく内容にほろりときてしまいました。全てが終わってからの花に囲まれた彼女たちのシーンは、2人がようやく多くのしがらみから解放されたことが強く感じ取れます。釘宮ボイスの罵倒に懐かしさを覚えつつ、苦難の道であろうと共に生きていくことを決めたクロエたちにほっこりしました。

 そしてジャンヌが完全にヴァニタスに惚れたっぽい描写にも驚きましたね。ここまで力を貸してくれたならそうなるのも無理はないとは思いますが、いきなりヴァニタスの血を吸ってくるとは思いませんでした。(相変わらず吸血シーンが艶めかしい)ヴァニタスすら困惑するジャンヌの押しの強さにはこちらも圧倒されるばかりです。

 また前回大暴れしたアストルフォとの戦いですが、こちらも事なきを得たようで一安心。吸血鬼への復讐心に駆られていた一方で、妹たちを死なせてしまった後悔に押し潰されそうになっているアストルフォの姿は見ていて辛かったです。そんな哀れな少年を前にしても、「譲れないもの」のために立ち塞がるノエもカッコよかったですね。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第8話「フー・ファイターズ

 前回提示された「敵スタンドの本体は誰か?」の問題に対し、「スタンドそのものが本体」というとんでもない答えを出してくる・・・・・・この急展開こそまさにジョジョと言うべき回でした。ホワイトスネイクが偶然誕生させた新たな生命体「FF(フー・ファイターズ)」はプランクトンの集合体で、他人の体を乗っ取ったり浸食することが出来る能力が実にホラーチックです。水分が無ければ活動出来ないという弱点も、パニックホラー映画の怪物染みています。

 それでいて味方になってからは妙にコミカルな面を見せてくるのがFFの面白いところ。エートロの体を使って徐倫の手助けをしてくれる義理堅さはあるものの、どこか不安になってくる明るいキャラクターが魅力的です。何よりそんなFFの本質を見抜き、取引を持ち出してきた徐倫の慧眼も印象に残りますね。ここから主人公チーム3人のやり取りが見られると思うと楽しみです。

 そしてホワイトスネイクの本体である「エンリコ・プッチ」もようやく姿を見せました。巧妙に姿を隠しながら暗躍する神父、ということでかつてない難敵感を醸し出しています。まぁ本性は結構小物なんですが。彼がスタープラチナではなく、承太郎の記憶そのものを狙っていた理由が明かされるタイミングも気になるところです。

 

 

 風都探偵といえばもう1つ、ちょっとしたニュースがあります。アニメ放映記念で原作である仮面ライダーWの特別配信が、先日YouTube東映特撮チャンネルにて始まりました。

 

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どうやら週に2話ずつ配信していく模様です。なるほどそのペースなら今から毎週配信しても、アニメが始まる前にその前日譚を全て確認出来るでしょう。しかも2話ずつというのが絶妙で、基本2話完結のスタイルであるWにこの配信形式は見事に合っていると言えます。Wという作品を多くの人がしれる機会が出来たことを嬉しく思いつつ、僕もせっかくなので本編を見直していこうと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。