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2022年冬アニメ簡易感想 その31

 

 

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RWBY 氷雪帝国』

  2022年放送開始!!

 

 というわけでアメリカ発のwebアニメ『RWBY(ルビー)』がまさかの日本のセル画アニメとして放送されることが決定しました。原作の3DCGアニメの方はVolume.3まで日本語吹き替え版で放送されたり、以降のエピソードも劇場公開されるなど日本での一時期日本でも積極的に展開していた本作ですが、まさか日本主導で新作が作られることになるとは思ってもみませんでした。当時は僕もよくチェックしていた作品でもあるので、こうして新作が見られると思うとそれだけで嬉しいです。

 

metared19.hatenablog.com

↑当時期間限定上映されたVolume.1の感想はこちらを参照。(あまりにも昔の記事なので正直恥ずかしいです)

 

 さて今年放映される『氷雪帝国』ですが、見たところVolume.1などの初期のエピソードを再構築する模様。本作で初めてRWBYを見る人にとって親切な判断だと思いますし、あの話を日本でやったらどうなるのかも個人的には気になります。一方で本作オリジナルの要素も仄めかされており(タイトルや上の動画を見る限りワイス関連で何かありそうですね)、既存のファンとしても楽しみな要素が多いです。今年の楽しみがまた1つ増えましたし、早く続報を見たいものです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『ポケットモンスター』はお休みだったため感想はありません。

 

 

 

 

スローループ

第12話(最終話)「二人で選ぼうっ」

 最後の最後で尊さが限界突破・・・・・・!前半のフライ作りから後半の小春の誕生日まで、最終回はひよりと小春の2人を中心とした内容に立ち返っていました。何より印象的だったのが誕生日プレゼントのアルバムの下りで、ここまでの思い出を2人でまとめようとはしゃぐ様子に心が暖かくなります。そして家族の死を経験して以降、止まっていたひよりと小春の時間がどんどん埋め合わせられていく感覚を覚えましたね。

 また今回は劇中のキャラ総登場でのワンフライトーナメントも興味深かったです。二葉たちなど他キャラの様子もさることながら、いつになくやる気になるひよりにはギョッとさせられました。1話の頃と比べると大分積極的になっているのがわかります。そして最初は1人で釣りをしていたひよりが、今では多くの人と共に楽しんでいると思うとウルウルきます。本当に良かったね・・・・・・!

 

 

総評

 きらら系列の作品として視聴した本作。当初は予想以上に重い設定にビビりながらも、その中にある優しい雰囲気にすぐ惹かれました。新生活への期待と不安を抱きつつ、家族を失ってしまった主人公たちが心の傷を癒していく様子が描かれていく作風が実に暖かいです。新しい家族との触れ合いに戸惑いつつも、少しずつ距離を縮めていくひよりたちにはほっこりしましたね。主役2人に限らず恋や二葉など、親友との不和に尻込みするメインキャラたちも印象深いです。

 何より過去の悲しい出来事すらも思い出として否定しない姿勢が見事で、どんなに苦しいことがあっても幸せになれる可能性を本作では示していてくれていました。特に最終回でのアルバムのやり取りは、大切な人を亡くした人たちのこれからを希望あるものとして描いていたと思います。(EDの歌詞にある「過去も未来も笑っちゃうような今がずっとここにありますように」がまた素敵ですね)

 釣りパートに関してはフライフィッシングがメインとして取り上げられており、何も知らない人にもわかりやすく紹介してくれていた点に好感が持てます。また小春のような初心者が上達していく様子もじっくり見せてくれており、彼女たちの成長を実感出来たのは嬉しかったですね。生活と釣りの両方で、少しずつ前進していく少女たちの姿を見守れる優しいアニメだったと思います。

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第23話「Pleuvoir-空知らぬ雨-」

 ヴァニタスがノエを助けにきてくれて安心・・・・・・思いきや、2人が殺し合いを始めてしまうというまさかの展開に。お互いの能力をフルに活かして行われるガチバトルにはハラハラさせられました。特にヴァニタスが蒼月の吸血鬼を知った相手を問答無用で排除する設定を施されていた情報が衝撃的で、これまでとは全く異なる彼の雰囲気には困惑させられるばかりです。

 一方でヴァニタスの抱えている感情についてある程度読み取れたのは収穫でした。これまでは蒼月の吸血鬼に対して憎悪を抱いているかと思っていましたが、今回の描写を見る限りそう単純なものではなさそうです。むしろ彼女本人の願いを叶えようとしていると取れるシーンもあり、彼の複雑な事情が垣間見れたのは興味深いところ。大切であろう人の想いを背負っているヴァニタスの苦しみをノエが気付いてあげられるか、そしてそれを癒すことが出来るのか・・・・・・次回が気になって仕方がありません。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第12話「集中豪雨警報発令」

 DISCのためとはいえヤドクガエルを降らせるとか・・・・・・ウェザー・リポートの能力の恐ろしさを再確認した回。(南米にいるカエルをここまで運べるとかどんだけ・・・・・・)敵も味方も関係なく傷つける無差別攻撃と、それに必死で対応する徐倫とプッチの様子は見ていて手に汗握りました。ただ徐倫に関しては彼女ならどうにかするだろう、という安心感があったので、むしろ敵のプッチがどうやって切り抜けるかが見どころになっていたと思いますね。素数を数えて落ち着こうとするものの中々出来ない彼の姿は敵ながらどこか憎めません。

 また今回はようやくプッチの目的が明かされたのもポイントでした。彼にとって親友であるDIOが遺した「天国に行く方法」を知るため、承太郎の記憶を奪うなどここまでやってきたことには改めてゾッとしました。親友の敵討ち以上に天国への執着を見せるプッチにはどこか狂気を感じますね。彼が何故天国に拘るのか、そしてDIOの言う「天国」とは何なのかは後々・・・・・・

 それはともかく実は伝書鳩だったサヴェッジ・ガーデンにスタープラチナのDISCを届けてもらうミッションを成功した辺りで今季のジョジョは一旦終了。13話以降は早くても秋ごろになる予定らしいのでもどかしいのですが、気長に待っていたいと思います。

 

 

 RWBYは原作アニメの方もVolume.8まで続いていますが(Volume.9はまだですかね)、日本ではここ最近の展開は滞っているのが結構寂しいところ。しかし調べてみたところ、去年からVolume.5以降の吹き替え版が発売&配信されていると知り驚きました。ここ数年で止まっていたRWBY熱を取り戻すため、ここらでチェックしておきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。