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2022年冬アニメ&特撮簡易感想 その23

 

 

 

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 平成仮面ライダーほぼ全ての作品の主役ライダーたちを演じ、「ミスター平成仮面ライダー」と呼ばれている俳優兼スーツアクター高岩成二(たかいわ・せいじ)さん。そんな高岩さんが初の顔出し主演を務めるドラマグッドモーニング、眠れる獅子の情報が先日発表されました。日向坂46の渡邉美穂(わたなべ・みほ)さんとの実質的なダブル主演である本作において、高岩さんは「普段はうだつが上がらないが、実は腕っぷしがすごく強い中年マネージャー」という妙なキャラクターを演じる模様。アクションで大成してきたこの人の持ち味を最大限活かした設定だとこの時点でわかりますね。

 

 しかしそれ以上に衝撃的なのがその他スタッフ。3大特撮を手掛けてきた坂本浩一を監督に据えているのは序の口、かつての平成ライダー作品の主役たちも出演するという情報まで判明した時はライダーファンとしては衝撃を受けました。しかもほぼ全員が危険な悪役を演じるというギャップが凄まじいです。

 そんなオタク向けの内容にしているせいか、上の予告動画などでもライダーネタが多く盛り込まれているのがまた面白いところ。各ライダーのキメ台詞やキャッチコピーを茶化した演出に変な笑いが出てきてしまいます。(西銘俊さん演じるストーカーの「命燃やすぜ爆弾魔」の語呂の良さよ・・・・・・)あまりにも露骨に狙っているので人によっては微妙に感じるところもあるかもしれませんが、個人的にはこういったネタはかなり好みなので予告の時点でニヤニヤさせてもらいました。

 4月からさくらTVにて配信される予定とのことで、視聴するためにはそちらの入会が必要になってくる模様。ちょっと悩みどころですが、何ともチェックしてみたい魔力がある作品だと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ルパン三世 PART6

第21話「うたかたの島へようこそ」

 今回はとある島で立ち往生を喰らったルパン一味の暇な日常が描かれましたが、ゲストキャラである「ムルー」の妄想劇場があまりにも鮮烈でした。ルパンたち3人が不二子を巡って恋の争いを繰り広げていると勘違いし、彼らの恋の手助けをしようと余計なお節介を焼いてくる怒涛の展開の連続に笑いが止まりません。ルパンたちが終始ムルーの発言に疑問符を浮かべっぱなしで翻弄させられる(不二子は割とノリノリでしたが)など、彼女の1人相撲っぷりが際立っていたのが余計に面白いです。

 一方で島に伝わる人魚伝説と「愛」の共通点を描いた内容は実に興味深かったですね。実体はないためどこにあるのかわからない、そもそも存在するかどうかも怪しいものに人は惹かれ、探していることを今回はわかりやすく見せてくれていました。劇中でルパンがムルーに語ってみせたように、「形のないものだからこその魅力」を秘めた愛が彼女たち全員を暴走させていたのかもしれませんね。

 

 

ウルトラマン クロニクルD

第6話「共に立ち向かうウルトラマン

 作品の枠を越えて共演・共闘するウルトラマンたちの活躍をピックアップした今回。トリガー&ゼットやゼット&ジード&ゼロなど最近のシーンを中心に取り上げていましたが、ラストは毎年紹介されている気がする『ウルトラマンサーガ』の映像が印象的でした。最早クロニクル系統恒例となりつつある、サーガ本編ではカットされたウルトラ兄弟の活躍がまたもや見れて嬉しかったですね。このシーンは何度見てもテンションが上がります。だからいい加減サーガのディレクターズカット版を出してほしい・・・・・・!

 そしてマルゥル家パートではマルゥルとデバンのケンカが勃発。些細な連絡の行き違いから口論に発展していく様子には当初夫婦喧嘩かな?なんて感想を抱きましたが、何だかんだでそれぞれ反省する2人を見て一安心しました。最後には2人で協力して棚を作っていくラストがとても微笑ましかったですね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第72話「最後の一太刀」

 ハドラーとの激戦もついに決着。ここまで溜めてきただけあっての大迫力の作画&ダイナミックな構図にテンションが上がりっぱなしでした。アバンのアバンストラッシュとバランのギガブレイクを合わせることで完成したダイの新必殺技「ギガストラッシュ」のインパクには原作を知っていても驚かされましたね。(それ以上にこの技を即興で思いついて即成功させたダイに驚かされますが)アバンとバランそれぞれと戦ったことがあるハドラーだからこそ、ギガストラッシュの威力を正面から受けて完全な敗北を認めるシーンがまた素敵です。

 そんな名勝負に水を差してきたのがあのキルバーン。殺しの罠で漁夫の利を狙う卑劣さは流石死神といった憎たらしさで、同時に標的を殺せるチャンスを逃さない仕事人としての見極めの良さを備えていると感じました。その罠の前にはポップが助けに入ってくれたものの絶体絶命といったところですが、次回は“あの”展開が待っているを思うとニヤニヤが止まりませんね・・・・・・!

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第89話「タイガー&ドラゴン」

 強大な姉に果敢に立ち向かったルークにまたもや感動。前回タイガーに指摘された「現実から目を背けている」問題に対し、ルークが「夢を現実にしてみせる」とはっきり答えてみせた展開には驚きつつ興奮しました。同じように目を背けているタイガーの矛盾を指摘してみせるシーンには彼なりの洞察力の高さが伺えましたね。弟を焚きつけるために敢えて悪役を演じてみせたタイガーも含め、この姉弟の互いの感情をぶつけ合った激闘に胸が高鳴りまくりでした。(ちょくちょく茶々を入れてくるギャバンおじいちゃんには笑ってしまいましたが)

 そしてルークのパウリエフェクトによってサーバーをダウンさせる作戦も成功。そもそものパウリエフェクトの原因が予想通り腕時計の欠陥であることは予想通りだった一方、ギャバンが語った「特定の因子」というのが結局何なのか説明がなかったのは意外でした。今回新たにフュージョンモンスターにパワーアップしたミラギアスの入手経路も判明していませんし、ルーク関連は本当に謎が多いですね・・・・・・

 

 

 高岩さんの主演作で話題になったライダー界隈ですが、個人的にはもう1つ外せないニュースがあります。それがこちら。

 

 

 『cinema festival 品川国際映画祭』にて登壇した磯村勇斗さんと井桁弘恵さんの2人。磯村さんは『ゴースト』にてアラン/ネクロムを、井桁さんは『ゼロワン』にて唯阿/バルキリーをそれぞれ演じたことがファンとしては有名です。インタビュアーに共通点を聞かれて最初困りつつ、「いざという時は戦える」と答えるなど微笑ましい光景が見られたのが良かったですね。(ちなみにこの2人は「3号ライダーを務めた」という共通点があったりします)

 そんな磯村さんは何と監督として映画祭に作品を出品されたとのこと。個人的には『きのう何食べた?』での名演が記憶に新しい磯村さんですが、俳優としてだけでなく、別の形で創作に携わるようになったというのは中々に喜ばしい話です。この調子でどんどん色んなことに挑戦していってほしいですね。そして井桁さんが希望した「キラキラ青春映画」を「キラキラ青春ゾンビ映画」に無理やり変えるユーモアにもほっこりしました。

 

 

 ではまた、次の機会に。