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2022年春アニメ簡易感想 その4

 

 

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 4つ+αの異世界作品がコラボした異世界かるてっと』の劇場版の予告動画を、先日確認しました。3週間以上前から動画公開されていたのに最近まで気付かなかった自分が恨めしい・・・・・・劇場版 異世界かるてっと ~あなざーわーるど~と題された本作ではこれまでの学園生活ではなく、謎の異世界にメンバーがまとめて飛ばされるというストーリーが展開されるようで驚きました。しかも謎の新キャラが3人も登場する模様。(それぞれどの作品世界のキャラか一目でわかるのが面白いですね)

 中々に深刻そうな状況が伝わってくる予告でテレビシリーズとはまた違った作風になりそうですが、一方で実際はいつも通りぐだぐだとした掛け合いが繰り広げられそうな予感もしてきます。個人的に本作は各作品のキャラのコミカルなやり取りが魅力的だと思っているので、映画でも是非そのノリを継続してほしいところ。とはいえ深刻そうな内容もそれはそれで好きなので、どうなるかまだわからない映画の公開を楽しみにしていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第105話「イーブイニンフィア!出会いと再会!!」

 コハルとイーブイのブイズ進化先巡りもいよいよニンフィアが最後、というところでついにセレナが登場したことに歓喜してしまった今回。コハルがセレナに後押しされてコンテストに出場する内容にほっこりさせられました。かつてみんなに背中を押されて夢を見つけたセレナが、今度は自分が誰かの背中を押す側になったことにちょっとした感動を覚えます。最後までサトシと出会わないかと思っていたらラストで再会を果たしたのも良いサプライズでしたね。

 また自分のやりたいことがわからないコハルが「迷っている時間があるなら、まずは動いてみる」ことをセレナから教わっていくストーリーも素敵。上述のように後から夢を見つけたセレナの姿を見ることで新しい自分を見つけていくシーンは、見ていてどこか勇気づけられるパワーがありました。コハルがこの後コンテストの道に進むかはまだわかりませんが、何かを掴んだことは確実なので見守っていきたい所存です。

 あとはやはりミクリがやたら面白かったですね。サトシを引き留めてバトルに誘う展開は中々に愉快でした。自分の存在をいちいちアピールしたり露骨にダイゴのことをライバル視していたりと、彼のナルシストな面が良く表れていたと言えます。

 

 

まちカドまぞく 2丁目

第1話「対決ふたたび! 魔法少女の新たなる姿!?」

 かの緩くて重い光と闇の対決を描いた『まちカドまぞく』の2期がようやく始まりました。1期から大分時間が経っていたうえに2期のラストに直結した導入だったので当初は大分混乱しましたが、独特のノリとテンポを味わっていく内に慣れてきて良かったです。ギャグに関してもシュールなものが多く、個人的には映る度に「バァァァン!!」とSEを鳴らす牛肉に腹筋を破壊されましたね。

 ストーリーとしては上述の通り1期の続き、シャミ子と桃のいつも通りのすれ違いとイチャイチャから始まったのですが、後半からミカンがその仲に割って入ってよりカオスが展開されていたのが印象深いです。善意で行動しているものの空回っているミカンと、彼女とシャミ子が一緒にいることを露骨に妬みだす桃の関係が不穏ながら、絶妙に面白おかしくて笑ってしまいます。

 何より以前から感じていた桃の「1人で何でも解決しようとする」悪癖についてようやく言及がされたのが良かったです。桃のことを友達と想うからこそ、多くを口にせず抱え込んでしまう彼女を助けようとするシャミ子の健気さも相まってちょっとホロリときました。すれ違い自体は今後も繰り広げられるのでしょうが、2人の友情は間違いなく1歩前進したと確信しましたね。

 

 

かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-

第1話「伊井野ミコは癒されたい」「かぐや様は気づかない」「藤原千花は闘いたい」

 『かぐや様』のアニメもいよいよ3期に突入。これまた2期ラストの続きから始まりましたが、爆発オチを継続したまま学園を復活させる流れに早速吹き出してしまいました。ナレーションの力強さもあって冒頭から破壊力満点です。

 肝心の本筋ではまず「重大なことをどうやって相手に気付かせるべきか」という内容が連続していたのが印象的でした。スマホの音をモロ出ししてしまっているミコに対する石上の策、そして既読機能を知らないかぐやに対する早坂の傍観など、それぞれの対応がとんでもない事態を招いていく過程は見ていて笑いが込み上げてきます。1つ言えることは、最初から正直に指摘していれば惨状を回避出来たかもしれないということですかね。

 後半は打って変わって生徒会での腕相撲大会が開催。息をするようにズルをする藤原書記はともかく、真面目に腕相撲をやっていない会長とかぐやの様子が凄まじいです。真剣勝負を装っているようで実際はイチャイチャしているだけ、という構図は本作の流れをそのまま縮小化したようなもので、腕相撲でもそんな調子の2人に変な笑いが出てきてしまいます。

 

 

処刑少女の生きる道(バージンロード)

第2話「迷い人」

 1話の鬱屈とした雰囲気から一転、コミカルな旅の始まりが展開された今回。前回ラストで登場した「トキトウ・アカリ」のキャラクターが実に強烈でした。殺しても時を巻き戻して生き返る彼女の能力にも驚かされましたが、それ以上にメノウを振り回すほどの天然&マイペースぶりは見ていて思わず笑ってしまいました。駅でのやり取りなどが特に顕著で、アカリのどこか緩い面が本作の空気感を一気に変えていったように感じます。

 そしてあれほど恐ろしかったメノウが今回は完全に苦労人として描かれたいたのも特徴的でした。しかし前回のことを考えると、飾らずに迷い人と接している状況は彼女にとっても良いことのように思えます。嫉妬するモモとのひと悶着もありましたが、基本的に自分を偽っていたメノウがアカリに対しては割と素直になれていると思うと微笑ましいですね。

 

 

阿波連さんははかれない

第2話「尾行られてるんじゃね?」

 前回と同じような距離感を形成する阿波連さんとライドウの前に、大きさに反して気が弱い大城みつき(おおしろ・みつき)」が出現。阿波連さんを想う反面ライドウを敵視する、といったわかりやすい幼馴染キャラが早速目に焼き付きました。あの手この手で2人をストーキングする光景にはゾッとしましたが、根がビビりなのであまり大それたことはしてこないだろうという安心感がありますね。

 主人公2人に関してはいつも通りのやり取りを繰り広げていた一方、阿波連さんの押しの強さが見られたのが興味深かったですね。1話の時点でその傾向はありましたが、伝え方がズレているだけで自分の意志ははっきりと口にする阿波連さんに思わず惚れてしまいました。大城さんにライドウとの関係をキチンと伝える姿は意外とカッコよかったですし、そんな彼女ですら押し込めていた気持ちをライドウが汲み取ってくれるCパートの尊さが感じられて面白かったです。(リバーシで連敗したくせに「引き分け」を主張するライドウには爆笑しましたが)

 

 

理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ(ハート)

第2話「理系が恋に落ちたので新しい理論を探してみた。」

 女の子同士って尊いなぁ・・・・・・!!となった冒頭。例によって「好き」の定義付けに悩む雪村たちが、今度はオキシトシンの分泌量に頭を抱える様子が印象的な回でした。恋愛と友愛の違い、冷めた感情によるすれ違いなど問題がバンバン出てきてかつてない危機に直面していることがひしひしと伝わってきましたね。クリスの指摘も厳しかったのですが、ここまで理系思考に凝り固まっていた雪村の性格を考えるとこう言われても仕方がない、と思ってしまいますね。

 しかし後半からは雪村の意外な反撃に感心させられました。恋愛状態を依存症に例える流れには笑いましたが、そこから先の「愛着状態」を翠雨とクリスの関係に当てはまっていることを指摘する流れは非常に熱かったです。劇中でのクリスのセリフ通り、様々な手を講じて自分たちの愛を認めさせようとする彼らのやり方もまた「好き」の形の1つなのだということがよくわかる回でした。

 

 

 そういえば異世界かるてっとにおいて、リゼロ勢の謎が未だに回収されていないことを今になって思い出しました。他作品とは異なりスバルたちがどのようにして学園に飛ばされたのかが描写されていない件、そして彼らが原作のどの辺りから来たのかはっきりしていない点など、不穏な要素が満載で結構気になっています。劇場版ひいてはその後にやるかもしれない3期では、その辺りの真相の解明をしてほしいところですね。(そして3期ではエキドナの登場を何卒・・・・・・何卒お願いします・・・・・・)

 

 

 ではまた、次の機会に。