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2022年夏アニメ簡易感想 その3

 

 

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 いよいよ今月22日に公開される劇場版『仮面ライダーバイス』。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』との同時上映である本作は「バトルファミリア」というタイトルにもある通り、一輝たち五十嵐家を中心としたエピソードになるようで期待に胸が高鳴ります。

 そして先日主題歌である「Dance Dance」の発表に合わせて新PVが公開されましたが、映像を見る限り本作がパラレルワールドである可能性を感じました。以前からカゲロウが普通に登場しているなど引っ掛かる点がありましたが、今回のPVではさらにデッドマンズ時代のアギレラたちまで登場するなど、明らかにテレビシリーズ本編とは異なる時間軸を描いていることが読み取れます。だとすればライダー映画としては久々のパラレルということになります。

 思えば平成初期のライダー映画と言えば本編とは繋がりの薄いパラレルがほとんどでした。「最終回先行公開」と銘打っておきながら映画とテレビで全く異なる結末となった『龍騎』を筆頭に、実に様々なパラレルがありました。当時幼かった僕はテレビと違うことに不満を覚えていましたが、今となってはそれもいい思い出です。バイスを見ている子どもたちを同じような感情を映画で抱くのかなぁ……なんてこともつい考えてしまいます。そういった点も含めて、映画の公開が楽しみになってきましたね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第116話「チャンピオンの誇り!ワタルVSカルネ!!」

 久々のアニポケはマスターズトーナメントの続き。2回戦であるワタルVSカルネはカルネが演目のようなバトルで勝利する結果となりました。ワタルの方も不利な相性差を戦略で覆そうとしていましたが、最終的にはカルネが上手だったということでしょうか。序盤はアマルルガのリフレクター&ひかりのかべの発動時間を如何に見極められるかの駆け引きが繰り広げられて、その後はワタルがダイアイスのあられ効果によるダメージを見込もうとするなど、全体的に変化技を中心とした戦いが行われていたのが面白かったですね。

 メガシンカに対するダイマックスの対決などもありましたが、個人的にはパンプジンの目立ちっぷりが印象に残りました。初手ハロウィンを仕掛けたとはいえ、ワタルの赤いギャラドスを下す大金星を挙げた時の衝撃は忘れられません。カロス時代に連れていたこともあって異様なパンプジン推しをしてきたムサシの存在もあって、目に焼き付く存在になったかと思います。

 

 

Engage Kiss

第2話「欲望に浮かぶ島」

 前回に引き続き貧乏ぶりが目につく主人公たち。今回は例によってヤンデレキサラの苦労人ぶりが目につきました。冒頭の既成事実作成はドン引きしましたが、それ以上にシュウのダメ人間ぶりに振り回されている印象が強かったです。パーティー会場でタッパーを持ち出す辺りが魅力的に思えますね。(とはいえ当人は「日陰の女」に憧れているようですし、まともではないのは確か)

 一方シュウはフラフラとした言動と行動は相変わらずなものの、いざという時は決めるところを見せてくれました。彼なりに果たすべき役割をキチンとこなそうとする甲斐性があったのは嬉しいところです。また何かしらの理由で家族を失った過去や記憶の欠落があるなど、不穏なものを抱えている点も興味深いです。CV木村昴の悪魔「こいつらに何か親近感が湧いちゃうな~。一輝もそう思わない?」

 また2話にして物語の舞台であるベイロンシティの闇が描かれたのも印象的。その体制に不満を覚える者が悪魔憑きになってしまった展開も、この街の歪みを表していると言えます。この問題にシュウたちがどう向き合っていくのかも気になるところです。

 

 

リコリス・リコイル

第2話「The more the merrier」

 第2話ではハッカーウォールナット」こと「クルミ」の護衛が描かれましたが、ラストのどんでん返しが最大の衝撃でした。自分が死んだと思わせることで敵の追撃を振り切る作戦だと知り、依頼人が殺された時の悲しみを全て吹き飛ばされてしまった気分です。大事そうにしていたスーツケースにクルミ本人が入っていたというオチもあって、妙にスカッとさせられましたね。(今思えばたきながスーツケースを盾にした時が1番のピンチだったという……)

 そして前回の時点で特殊であるように描かれていた千束の不殺主義が今回もピックアップされていた点も興味深かったです。今は敵に過ぎない人を助けたり人の死を前に本気で悲しむ様子から、彼女が他人の傷や死に敏感な優しさを秘めていることが良く伝わってきました。戦場で敵の手当てをするのは確かに異常ですが、個人的には千束のこのスタンスを肯定してあげたいですね。

 あとはリコリスという存在の闇の一端が明かされたのもポイント。「警戒されない」という理由で女子高生の姿でいることや戸籍がないなど、彼女らがどこまでも汚れ仕事に都合のいい存在に仕上がっていることにゾッとさせられます。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第85話「大魔王バーン」 

 ダイとバーン、勇者と魔王の決戦の火蓋がついに切って落とされました。双竜紋の力で大幅にパワーアップしたおかげでバーンに喰らいついていけるものの、以前の敗戦の記憶思い出すダイが、その時のトラウマを吹っ切っていく過程がシンプルに気持ち良かったですね。ダイの迷いを振り払ってくれたレオナの啖呵もいい感じです。

 対するバーンはやけに喋ったり解説していたのが印象に残りましたが、今思えばあれはダイの手の内を探るなどしていたのではないかとも思いました。もしそうだとすれば、それだけバーンがダイの力を警戒していると同時に、ダイが強くなったことがわかるちょっとした嬉しいシーンですね。

 そしてミストバーンと戦っているポップたちの前にヒュンケルら増援が到着するシーンが個人的にここすきポイント。ポップにマァム、ラーハルトのヒュンケルへの反応が三者三様で、対するヒュンケルの笑みにも癒されました。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第15話「ジャージを着た悪魔」

 地球在住の宇宙人が集う宇宙人居住区に突入した今回は、ジャージデビル星人のインパクが早速炸裂していました。ジャージ姿に馬や牛の顔というデザインのアクが強すぎるせいで、およそ宇宙人らしくないとショックを受けてしまいましたね。とはいえジャージデビル星人たちは見た目とは裏腹に憎めないキャラクターだったのが素敵でした。特にリーダーの強いことは強いものの、プレミをして赤面してしまう辺りが不覚にも萌えてしまいます。

 そんなリーダーとユウディアスのデュエルは「コスト」をテーマとしていたのが特徴的。自身のライフを支払って効果を発動するなど、ここにきて基礎的な戦略を教えていく展開にはちょっと感心しました。相手のカードを利用してそれをコストにしてしまうユウディアスの成長スピードにも驚かされます。

 またリーダーが使用したカード群であるソルジャージがやたら印象的でしたね。特にエースであるカオスソルジャージの召喚シーンは元ネタのカオスソルジャーを遊戯が儀式召喚したシーンのオマージュが入りまくっていて変な笑いが出てしまいました。

 

 

 またリバイスといえばスピンオフである『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ withガールズリミックス』にて意外なゲストが登場することが報じられました。

 

 

 『ゼロワン』からイズ、『セイバー』から玲花と令和ライダーの女性キャラが一挙集結。ガールズリミックスというタイトルにもある通り、ヒロインを中心とした内容を展開するのでしょうか。ここまできたら唯阿や芽衣など、他ヒロインたちにも登場してほしいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。