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2022年秋アニメ&特撮簡易感想 その13

 

 

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 祝・サトシ優勝!!

 

 何かと波乱を呼んだサトシVSダンデ、ずっと目が離せなかった今回の戦いにサトシが勝利を収めました。果たしてどちらが勝つのかとずっとドキドキしながら見ていたので、本当に驚きました。彼が無敗の王者であるダンデをくだし、世界の頂点に立ったかと思うと何とも感慨深いものを覚えます。

 実際アニメでこの回が放送された直後の盛り上がりはかなり凄まじかったですね。それも納得と言える重大なイベントだったと思います。アニポケが放送されたころからずっとサトシのことを見ていた身としては、約25年間の1つの節目とも言える瞬間に立ち会えて本当に良かったです。(下に続く)

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第132話「ファイナルⅣ 「相棒」」

 というわけで本編感想ですが、ムゲンダイナが来たのは単にバトルを盛り上げに来てくれただけという冒頭にちょっとズッコケてしまいました。わざわざ伝説のポケモンが駆けつけてくれたことに変な笑いが出てきたものの、空を晴らす&ダイマックスをもう1度使えるようにしてくれるのは粋でしたね。おかげでキョダイマックスピカチュウの久々の登場、そしてキョダイマックスエースバーンとの決戦は非常に燃えました。ダイマックス技のぶつかり合いからの持久戦でピカチュウが勝ち、不利な戦況を一気に盛り上げてくれたと思います。

 そしてリザードンとの互いの相棒対決再びでは、倒れたピカチュウが見た仲間たちの幻想に思わず涙が出てしまいました。バタフリーピジョットヨーギラスといった別れた面子までしっかりと網羅している演出に感動せずにはいられません。その後の「めざせポケモンマスター」をバックに繰り広げられた超作画の戦闘シーンと、オタクが大好きなもの詰め合わせとも言えるバトルに終始テンションが上がりまくりました。最後の最後に本当に興奮しっぱなしのバトルだったと言えます。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第18話「燃えよフー・ファイターズ

 運を見て相手を倒すケンゾーを前にしてFFが取った行動が何ともリスキー。水を鏡に見立ててドラゴンズ・ドリームの位置を見誤らせる作戦はともかく、あちらが仕掛けてきた電気椅子で道連れにする戦法にはかなりビビりました。人間ではないからこそ出来る捨て身の技でしたが、徐倫が自分を見つけてくれることを確信していたかのような行動はどこかクールでしたね。何より徐倫のために身を張ってくれるFFの健気さが本当に良かったです。

 そして生きていたケンゾーの体をバネに返るアナスイには、前半とは別の恐怖を覚えました。これまでの味方にはなかった容赦のない敵の倒し方にゾッとさせられます。生きたまま体を飛び続けることになったケンゾーの惨たらしい最期、何より徐倫が無事ならそれでいいと言いたげな態度といい、協力関係にあるもののアナスイには油断してはならないことを感じさせる一幕だったように思います。

 

 

後宮の烏(からす)

第7話「玻璃(はり)に祈る」

 前回の急展開に反して、今回はあっさり目、それでいてしっかりとした伏線回収を含んだ内容となっていました。以前から寿雪に意味深な言葉をもたらしてきた「冰月(ひょうげつ)」の目的が愛していた「明珠公主(めいじゅこうしゅ)」にあるとわかり、彼の苦悩を解決するために動く前半はかなり意外でしたね。(劇中でも言われてますが、頼みがあるにしても交渉のやり方が手荒すぎると思います)自分と同じく幽鬼と化していた明珠公主の謎が櫛にあるとわかり、冰月と共に楽土に旅立つスピード解決にもちょっとびっくり。しかし戦いの中で引き裂かれた仲という点では同情すべきところもあり、最後に救われたのは素直に良かったと感じました。

 また帝の前に現れていた母たちの幽鬼の件も、実はずっと呪詛から彼を守っていたという事実に驚かされつつも感動しました。ずっと彼女らに恨まれているだろうと思っていた帝が、家族たちの愛を知ることが出来たシーンにほろりとさせられます。そうしたしがらみを全てを解放したうえで、帝が寿雪に友になる展開がまた素敵です。展開そのものは単純でさっくりしていましたが、家族や恋人たちの「隠された愛」をストレートに魅せてくれていたので何とも爽やかな読後感が味わえましたね。

 

 

ぼっち・ざ・ろっく!

第6話「八景」

 チケットノルマという最大の壁に立ち尽くす少女の前に現れたのは、謎の酔っぱらいでした。というわけで新キャラの「廣井きくり(ひろい・きくり)」が登場したわけですが、予想を反したアル中っぷりに思わずドン引きしてしまいました。愛するベースを居酒屋に忘れるわとバンドマンとしても首を傾げるだらしなさには変な笑いが出てきます。何よりお酒を飲む理由がやたら現実的だったり「幸せスパイラル」(ネットで有名な「薬物依存の危険性を訴えるポスター」まんまだこれ!)といった奇行の数々の鮮烈さが凄まじかったです。

 しかしベースの腕は本物で、かつ気弱なひとりに的確なアドバイスを残してくれた時は素直に感心しました。何と言っても「敵を見誤るなよ」発言が素敵で、観客に向けるべきものは何かを自発的に気付かせる展開には思わず膝を打つばかり。ひとりの才能を見抜く独白といい、まるで師匠のようなポジションを確立していたのが何とも憎いキャラだなぁ、と感じました。ひとりも初めてのファンを獲得した一方で、開けてたのが片目だけだったりノルマ達成をみんなに信じてもらえないなど締まらない点が妙に廣井と似ている気がしましたね……

 

 

ブルーロック

第6話「ごめん」

 チームZのまとめ役「久遠渉(くおん・わたる)」のまさかの裏切りに驚愕した今回。アクの強いチームメイトの中でも温厚でこれまで何度もチームの輪を大事にしていただけに、彼が今になって敵チームに潔たちを売ったという展開はあまりにも信じがたいものでした。チーム内得点王のルールをついた合理的な裏切りではあるものの、自分たちが負けること前提のあまりにも後ろ向きなエゴイズムは見ていて不安にさせられますね。(こうなることを絵心がどこまで予測していたのも気になるところ)

 他にも今回の対戦相手であるチームWの「鰐間(わにま)」兄弟の強烈なキャラが印象に残りましたが、それ以上に前回からずっとダウナーな千切に注目しました。怪我をする恐怖に呑まれている彼の様子が、鰐間兄弟の煽りによってより深刻に映し出されていたように思います。上述の久遠とは別ベクトルで諦めて後ろ向きになっている千切が如何に覚醒するのか、こちらにも目が離せませんね。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第33話「プラチック・ワールド」

 安立マニャ初勝利!!大魔王側の刺客である「ザ☆模型田(もけいだ)ムベンベ」の対戦相手として名乗りを挙げた時は主人公側の2連敗を覚悟しましたが、まさかまさかの逆転勝利を収めたことに仰天しました。前作のミミからカウントすると、本当に長かったです。デュエルシーンにおいてもいつものように役の世界に入り込んでからのノリに乗った展開が凄まじかったですねでも人のものを勝手に捨てるのはやめてさしあげろ

 一方模型田ムベンベが典型的なオタクキャラとして描かれていたのが印象的。プラモ大好きで遊飛たち男子メンバーと通じ合ったり、好きなことでは早口になるところに愛嬌を感じました。それだけにルーグに凍らされたシーンにはショックを受けましたが……またルーグの正体が例の漫画の作者という、予想の斜め上をいくラストにもびっくり。気さくな一方でどこか恐ろしいこの男のキャラに注目が止まりません。

 

 

ウルトラマンデッカー

特別総集編②「テラフェイザーの脅威」

 以前と同じ総集編ということで、TPU技術部特務3課の様子が再び映し出された今回。マルゥルとホッタさんのやり取りに再びほっこりさせられました。前回のナイゲル長官の話が出たりと、本編の内容を絡めながらの会話には何とも癒されます。マルゥルがまたもや口を滑らす失態を見せたものの(まさかミツクニ会長の秘密まで喋っちゃうとは)、それだけホッタさんの前だと油断してしまう関係だと思うと微笑ましいですね。

 また『デッカー』本編のおさらいと共に、『ダイナ』のデスフェイサーや『Z』の特空機といったロボット怪獣総特集のような内容を展開してくれたのが面白かったです。メカムサシン「拙者が紹介されていないのだが!」テラフェイザーの型式番号にある「DG」が“D(DECKER)”“G(GENOCIDE)”であることが判明するシーンなど、意外なことが次々とわかる点でも楽しい総集編でした。

 

 

 サトシ優勝は素直にめでたいと思う一方で、どこか寂しさも覚えました。ポケモンマスター」という夢をある意味で叶えた都合上、サトシの物語はここで終わってしまうのではないか?と思ったからです。元々サトシを主役に据えるのはそろそろ難しいと感じていたものの、彼がアニポケを卒業してしまうかと思うと少々悲しくなってしまいますね。

 またゴウに関してもどうなるのか気になるところ。満を持して始まったプロジェクトミュウで、彼の夢である「ミュウとの再会」は果たされるのか。そのうえでゴウがどのような決断を下すのか……全てのポケモンをゲットする夢はまだ残っているものの、彼の物語も一旦の決着が付きそうな予感がします。この後のサトシとゴウ、2人の少年が如何なる決断を下すのかに注目していきたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。