新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

デュエル・マスターズ WIN 第16話「デュエル・マスターを探せ!」感想

You(視聴者)はShock!!

無双竜騎ボルバルザーク「お前は既に死んでいる(追加ターンを得ながら)」

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

  • 202X年、シラハマは殿堂ゼロの炎に包まれた!

 カイザとの戦いを終え、一旦の落ち着きを取り戻したウィンの日常。邪神くんがボルシャックに敗北した苛立ちを部下にぶつける横暴さを見せつけていましたが、まぁいつも通りといった感じでしたね。今回はそんな中、カイザが口にしたデュエル・マスターについて情報収集に向かうウィンの様子が描かれました。(オチを先に言うとデュエル・マスターについては「伝説のデュエリスト」くらいの情報しかわからなかったので、詳細は今後の展開に期待したいところ)

 そんな中、いつものカードショップの店長から闇のデュエマショップで行われている「地下デュエマ」に関わっていくのですが、その正体が「殿堂ゼロデュエル」だと明かされた瞬間吹き出してしまいましたね。前回の予告の時点で予想はしていたものの、ここまでストレートにやられるとさすがに驚いてしまいます。劇中で殿堂入り&プレミアム殿堂の説明もしつつ、それを取っ払ったレギュレーションである殿堂ゼロを語るシーンにも動揺してしまいます。

 そして「地下マスター」とウィンとの殿堂ゼロのデュエマが始まった際も凄まじい絵面が連発されました。まず地下マスターの使用デッキが【赤白轟轟轟】だったことにビビります。《ヘブンズ・フォース》で《正義の煌き オーリリア》を出すのはまだわかるとして、“轟轟轟”ブランド》4連発をやってのけた時は仰天しましたね。かつてボルツが何度もやっていたことを別のキャラが成功させたことの衝撃度は大きかったです。(ただ「奇跡だ!」と成功にむせび泣いている様子もあって理不尽感は薄かったですね)

 この時点でかなり無法地帯だったんですが、対するウィンが後半《無双竜機ボルバルザーク》を出したことでさらなる衝撃を受けました。あの伝説のカードをお前が使うのかよ!?と困惑してしまいましたね。【黒単アビス】とデッキの色が全く異なる問題をインフェルノ・サイン》でリアニメイトするという力技で解決した時は開いた口が塞がらなかったです。実際にデュエマをプレイしてきた人ほど、今回の盤面が如何にとち狂っているかを実感させてくるデュエマパートでした。

 

 

  • 愛(スリルとロマン)を取り戻せ!

 まぁここまで殿堂ゼロをアニメでやったことへの恐ろしさを色々書きましたが、デュエマの様子自体は非常に面白かったですね。轟轟轟が4体並んだ時の驚き、それによる連続攻撃は見ていてワクワクさせられました。(「こんなのイカサマでんでーん!」とか言われているボルツの連続轟轟轟も、アニメの演出的にはカッコよかったですし)そしてボルバルザークがジャシン帝率いるアビスロイヤルと並び立つ絵面の迫力にも感動させられます。古の最強カードと最新主人公の切り札が共に映る絵面には惹かれるものがありますね。

 何よりウィンなり地下マスターと取り巻きたちなり、デュエマ中はみんな楽しそうだったのが印象的。強力カードをバンバン使い、驚くべきプレイングを成功させて喜んでいる様子には見ていて顔が綻んでしまいます。地下デュエマの面々は世紀末のヒャッハーのような見た目をしている反面、ヤクキメた感じで子どものように喜んでいる姿が何とも微笑ましいです。「ただのデュエマでは味わえない強さを求めている」と彼らは言っていましたが、その実強いカードによるスリルやロマンを全力で楽しんでいることが伝わってきました。

 ウィンもウィンでボルバルザークの敗北デメリットについて「だから楽しいんだろ」と笑って答えてみせるのがまた粋でした。出した瞬間追加ターン後の決着が確定するギャンブルカードのスリルに対して肯定的なのが素晴らしいです。まぁ現実ではそれが楽しくないからプレ殿になったのですが。ウィンは以前から相手とすぐ仲良くなれるところがありましたが、今回はそのコミュ力の高さが特に発揮されていたと言えます。見た目は厳ついけどデュエマを楽しむ気持ちは同じ相手と共に、いつもと違うデュエマを楽しむ様子に興奮させれらましたね。見ているこちらも殿堂ゼロをやってみたくなりましたよえぇ。

 

 

 そんな感じでかなり濃いカオス回でしたが、次回はさらにカオスになる模様。というのも現在コロコロコミックで連載中の漫画『リッチ警官キャッシュ!』『ベベベベベイビー』とのコラボが行われるからです。たまに行われるコロコロ連載作とのコラボ回ですが、今度はまさかの2作品同時ということでかなり驚きました。

 キャッシュの方は連載3年目を迎えた中堅枠なのでいつかコラボするだろうとは思っていた一方、対するベベベベベイビーの選出はかなり意外ですね。読み切りを除けばまだ連載して2話しかやっていない新作が早くもアニメに出てくるというのは異例の事態です。それほどまでに期待されているということでしょうか。(ちなみに僕もベベベベベイビー楽しんで読んでいます。勢いが良いんですよね)あの金持ち警官とフルパワー系赤ん坊がウィンとどのように絡むのか、次回が非常に気になるところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。