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デュエマって革命(レボリューション)なんだ!!(雑記 2023.3.22)

はじめに

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 革命編といいキリフダReVo(レヴォリューション)といい、デュエマって「革命」というワードが大好きだよね。(挨拶)

 

 唐突ですがこんにちは、メタレドです。3月10日にデュエル・マスターズの殿堂などの情報発表を兼ねた新戦略発表生放送が行われてから早数日が経過しました。先日発表された新殿堂レギュレーションが本格的に施行されたということで、多くのDMPたちが複雑な心境を抱いていることでしょう。かくいう僕も、今回の件で色々と思うところがあります。

 とはいえ今回の発表ではワクワク出来る要素も数多く存在していました。4月からのデュエマ新シリーズに期待が寄せられる、そんな情報満載だったと感じています。というわけで今回はそんなデュエマの新情報をまとめて自分なりに感想を述べていこうと思っています。かなり今更な内容になりますが、読んでいただければ幸いです。

 

 

 以下、簡単な目次です。

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衝撃的な殿堂情報

 

 

 いよいよ発表された2023年初めての殿堂入り。例年とは異なるタイミングでの発表となったうえ、とあるカードの存在もあってかつてないほど注目される殿堂となりました。そんな殿堂の結果は……

 

殿堂入り

  • 暗黒鎧 ザ・ロスト
  • ガル・ラガンザーク
  • 一なる部隊 イワシ

 

プレミアム殿堂

  • ダンディ・ナスオ
  • 希望のジョー星
  • 生命と大地と轟破の決断

 

殿堂解除

  • 英知と追撃の宝剣
  • スクランブル・チェンジ

 

 といった感じでした。恐らくこれまでの殿堂発表の中で、最もDMPを震撼させた結果なのではないでしょうか。以下、今回の発表に関して個人的な意見や感想を述べていきたいと思います。

 

 今回の殿堂に関してですが、語るうえで《絶望神サガ》の存在を外すことは出来ないでしょう。カードが公開されてから「これはヤバいのでは?」と巷で話題になり、発売されてから実際に驚異的な活躍を見せているサガを野放しにしておくのかで今回発表前から色々と言われてきました。

 実際はサガに影響をもたらす周辺パーツの規制となりましたが、サガはそもそも自前でループ出来るうえに墓地利用のデッキなら大体入るということであまりダメージになっていない……そのうえ他のデッキに大打撃を及ぼしている結果なのでまぁ騒がれるのも仕方ないのかな、と思います。というかサガの対抗策になりうるガル・ラガンザークが殿堂されるのはあまりにも意外でしたね。環境に何年も居座っている【青魔導具】を規制するうえでそこを狙うのは凄まじい判断と言えるでしょう。

 とはいえ、サガそのものに対してノータッチだったことに関しては個人的にそこまで驚くことのほどではありませんでした。発売されて数週間のカードがいきなり殿堂入りするのはデュエマの歴史でもあまり例がないですし、そもそも販売する側として致命的な判断です。特にサガに関しては発売前からテキストのエラッタが騒がれた中、「テキストの変更はありません」とわざわざ告知している背景もあります。そこまでして世に出したカードに待ったをかけるのは企業としてあまりにもどうかと思うので、それをしなかったことにも納得いくんですよね。

 じゃあコンビ殿堂にすれば良かったのではないか?という意見も聞きますが、コンビ殿堂はどちらかといえば緊急措置の意味合いが強いですし、サガにとって1枚や2枚の組み合わせを止めても別のカードでどうにかなります。それ故サガそのものが殿堂入りするのはまだだいぶ先になりそうな予感がしますね。

 サガについてはここまでにしておいて、あとはプレ殿や殿堂解除について。プレ殿はもはや当たり前としか言いようのない面子が揃っているのでそこまで驚く要素はないですね。様々なデッキの否定になってしまう希望のジョー星や自然文明なしのデッキでも投入出来てしまう生命と大地と轟破の決断はいずれも異常な性能をしていましたし、殿堂入りした時からいつかこうなるだろうとは思っていました。一方ダンディ・ナスオのプレ殿にはどこか感慨深いものを覚えます。不死鳥編の登場からずっとその活躍を見守ってきた身としては、名誉のプレミアム殿堂という印象を受けました。

 そして殿堂解除の2枚はこれまた意外。長らく名誉殿堂カードだった英知と追撃の宝剣が無制限になったことにより、呪文起用のデッキで大暴れしそうな予感がします。というかついにエターナル呪文が全て無制限になったことにインフレの波を感じずにはいられません。(「強い呪文」の代名詞だったエターナル呪文ですが、今回の殿堂でその地位をパーフェクト呪文に譲った、というイメージが出来ました)あとスクチェンは《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》といったメタカードの台頭から解除されたのでしょうか。ドラゴンデッキに存分に投入出来るのは嬉しいですが、どうせなら《フェアリー・ギフト》の方も……などとつい考えてしまいます。

 

 こうして軽く振り返ってみましたが、かなり波乱の幕開けになりそうな殿堂発表だったなぁ、と感じずにはいられませんでした。サガのこともあって心穏やかではいられない人が多いことも理解出来ます。

 ただデュエマは競技志向が全てではないとも思っていますし、そのガチ環境もここから先どうなっていくかはまだまだ未知数。個人的にはそういった暗い話題ばかりに目を向けるよりも、今後の新展開を楽しんでいきたいと感じました。

 

 

新時代のカード情報

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 そして次は新シリーズの情報について語っていきたいと思います。「アビス・レボリューション」と銘打たれた4月からのエキスパンションは言うまでもなくゴッド・オブ・アビスの地続きとも言える内容になることでしょう。前シリーズが壮大な前振りとなるような、新しいアビスの物語に期待がかかります。


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 そんなアビス・レボリューションの目玉の1つが「クレイド」。名前の通り山札からカードをめくっていくキーワード能力ですが、特徴的なのが上から3枚を見る点とカードタイプに指定がされていない点。種族の条件さえ満たしていればクリーチャーに限らず、呪文やタマシードも踏み倒せるという今までにない能力となっています。

 メクレイドの条件はカードによって様々で、上の《覇炎竜 ボルシャック・ライダー》はシールドを1枚ブレイクするごとにコスト5以下のアーマード種族のカードを出せます。(コスト5以下と聞くとショボく感じますが、このクリーチャー自身が2打点なので5×2と実質10コスト分出せますね)めくりである以上運が絡むものの、これまでの踏み倒しと比べても安定性や汎用性はけた違いのものになるでしょう。何より【連ドラ】のようなめくって展開していくデッキが好きな身としては、これほど使いたくなる能力はありません。

 同時に各文明ごとにメクレイドの対象となるメイン種族が設定されているのが面白いところ。「アビス」「アーマード」「ジャイアン」「メカ」「マジック」と種族カテゴリを活かして既存の種族に大きなテコ入れを入れているのが好ましいと感じますね。ドラゴンやコマンドとはまた別のカテゴリとして、それらの種族を持ったカードへの救済が為されているようにも感じます。前期シリーズで登場したマジック・ソングやアーマード・ファイアー・バードといった布石もしっかりとなされており、これから増えていくであろう上記の種族たちに期待がかかります。

 

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 メクレイド以外にも「S・トリガー+(プラス)」という新しいトリガー能力が登場。相手のターン中に2枚以上シールドブレイクされた時に追加効果が発動するというもので、パッと見スーパー・S・トリガーをより使いやすくしたような印象を受けますね。発動しやすくなったことでシールドからの大逆転というデュエマの魅力が強化されたと言えますし、相手に複数ブレイクを躊躇わせるなど新たな戦略的要素を呼びそうです。相手ターン限定のおかげで暴発戦術などで悪用される危険性が低いのもグッド。

 また新たに「エレメント」なる概念が導入されたのも注目ポイント。クリーチャーをはじめとした「バトルゾーンに存在する表向きのカード」全てをまとめたものとなっており、これまでのタマシードなどをひとまとめに出来るのは結構便利の一言。カード指定の効果と違って封印は範囲外など差別化されており、おかげでだいぶわかりやすくなったと思います。


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 他にも以前から告知されていたツインパクトカードのメイン弾復活が嬉しいですね。「双極篇(ツインパクト・シリーズ)」で初登場して以降様々なカードを救済してきた名ギミックであり、長いこと特殊弾でのみの収録となっていたものが再び通常パックで登場するというのはかなり喜ばしい情報です。これ1枚で様々なデッキの幅が広がると考えるとワクワクが止まりません。

 そんな新ツインパクトは呪文側にも種族が付いているのが特徴的。これは上述のメクレイドに合わせたもので、指定されたメクレイドでこのツインパクトがめくれた場合、クリーチャーと呪文どちらか一方を使ってもよいという利点になっているのが素晴らしいです。

 そしてインパクト以外にも過去の人気ギミックをドンドン復活させていくことが予告されており、これには期待に胸が膨らみます。第1弾の次に発売予定の第2弾ではニンジャ・ストライクの復活が確実視されていますし、他にはどれを復活させてくれるのかと色々妄想してしまいますね。(商標情報からして次は革命チェンジっぽい……?)新しいギミックだけでなくかつての要素も積極的に取り入れてくれる姿勢が何より嬉しいので、ここからの新カードは楽しみで仕方がないです。

 

商品・プロモーション展開情報

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 カードに続いて商品展開情報ですが、こちらはまず「トレジャー」続投が嬉しかったですね。優良カードの再録させる機会はこれからも増やしていくべきですし、その手段としてトレジャーは最適と言えます。そしてクリエイターコラボによる擬人化もどんどんやってあのクリーチャーやこのクリーチャーをドンドン美少女に……

 またパックごとのトレジャー収録枚数を継続しつつ、種類を減らすという試みも為される模様。これに関しては去年のトレジャーの種類の多さに対する批判が多かったのかなぁ……なんてことを考えてしまいます。実際数合わせのようなカードも多い印象でしたし、狙ったトレジャーを手に入れやすくする配慮としては正しいと思いますね。またもや《天災 デドダム》が再録されることが上の画像でサラッと明かされていますし、この調子で再録の質と量をもっと高めていってほしいです。


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 パック以外ではデッキ販売の変化も興味深かったです。4月に発売する恒例のスタートデッキはカイザをパッケージにした「竜軍・オブ・ボルシャック」のみ。主人公であるウィンのデッキは「スタートWINスーパーデッキ」という豪華版にして販売する情報には目を剥きました。名前からしてスーパーデッキを意識しているのでしょう。(パッケージも初代スーパーデッキを彷彿とさせるカードが丸見えのデザインになっておりノスタルジーを感じさせてくれます)

 《アビスベル=ジャシン帝》をはじめとした高レアアビスなどをガンガン積んだ内容にも驚かされます。強力故に高価になりがちな主人公カードを手に入れやすくする試みとしてはかなりグッドですね。どうやら次回のシリーズでもウィンは変わらずジャシン帝を使っていくようですし、アビスデッキの核とも言える切り札はこうしてどんどんデッキに入れていってほしいところです。例えるならばそう、遊戯王で言うところのゼアル期に毎回デッキに入っていたホープのような……

 他にもカレンが使うシノビのデッキも発売決定。こちらもデュエマ史上初の女性キャラをイメージしたデッキであること、カレンがスノーフェアリーのような自然ではなく光主体のデッキを使うことなど衝撃的な情報でした。光使いのポジションを奪われたボウイの立場は……そして4~6月までのスタートデッキ連続発売は、この時期にデュエマを始めようとする新規への間口を広げていくかのような狙いがあるのかもしれません。手に取りやすい価格のデッキをドンドン出して、子どもたちに色々買ってもらうのは確かに良い考えでしょうね。

 

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 新規参入としてはゲーム「デュエマであそぼう!!!」でも大きな改良が施されたのが評価点。(「あそぼう!」が「あそぼう!!!」になり圧が増した感)以前からデュエマを手軽に覚えられるツールとして一定の需要がありそうな感じでしたが、4月のコロコロコミック付録デッキとの連動など、紙のカードと同じカードを使用出来るのは素晴らしいと感じました。他にも文明別のデッキを個別に用意しているなど、様々なデッキを楽しみたい人にも持ってこいの内容になっているようです。あとはキャラボイス実装などもあれば完璧かもしれませんね。

 

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 あとは7月発売の特殊パック「大感謝祭 ビクトリーBEST」と8月発売のレジェンドスーパーデッキ「禁王創来」についても気になるところ。前者は名前からしビクトリーカードの再録やエピソード期の名カードのリメイクがなされそうですし、後者《Volzeos-Balamord》収録とのことからディスペクター中心のデッキになりそう(【モモキングJO】の噂もありますが果たして……?)な予感がします。個人的にビクトリーカードは再録の機会が特に少ないと思うので、どうせなら《無法神類 G・イズモ》や《神聖牙 UK パンク》といった高額になっているビクトリーをバンバン収録してほしいですね。

 

 この上半期の商品展開がわかったところで1つ気になるのがクロニクルデッキの不在。毎年夏の時期に発売されていたクロニクルの情報が全くなかったのは意外でした。例年11月ごろに出ていたレジェンドスーパーデッキが夏に発売する辺り、クロニクルデッキは廃止すると見ていいのでしょうか。

 ボルシャックをはじめとした新デッキを生み出してくれた功績もあることからクロニクルがなくなることに寂しさを覚えるものの、その分上記のスタートデッキのような新規が入り込みやすい展開に力を入れている点には好感が持てますね。デュエパーティーなどカジュアル向けのイベントにも力を入れていくとのことですし、競技志向だけがデュエマではないことをアピールしつつ、次の世代の子どもたちを取り込むよう願いたいです。

 

 

原作・アニメ情報

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 最後は恒例の原作漫画とアニメの情報について。最新号のコロコロコミックで『デュエマWIN』は学園編に突入し、4月からアニメも決闘学園編(デュエル・ウォーズ)という副題が付くことになりました。『VSRF』や『キングMAX』などタイトルそのものに新しいワードを付けるのではなく、副題を付けるというのはこれまでのシリーズには無かった法則です。恐らくは半年やったWINそのものが大きなプロローグであったこと、何より地続きの漫画に合わせているからでしょうね。

 内容としてもマイハマ学園での日々と激闘を描くとのことで、上のメインビジュアルもウィンとカイザが学園の制服に身を包んだものになっているのが特徴的。この構図からして、2人の対立はここからが本番なのかもしれません。学園を牛耳るD4(学園モノということもあって『花より男子』のF4みたいだな……)との戦いがどうなっていくのか気になるところです。

 

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 ウィンが全寮制の学園に行くということでパパリンをはじめとした日常パートのキャラのほとんどは出ないらしく残念ですが、代わりに「ウガタ」なる新キャラが登場する点は楽しみですね。一見して如何にもひねくれていそうな少年ですが、彼がウィンとどのような交友関係を結ぶのかが気になるところ。(ウィンの方がグイグイ迫ってきそうと今のうちに予想しておきます)2人で新しく設立するらしい部活についても注目していきたいです。

 

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 そして個人的に見逃せない情報が本作のOP担当で、あの影山ヒロノブさんが何とデュエマのOPを歌ってくれるということで衝撃を受けました。影山さんと言えば1985年リリースの「電撃戦隊チェンジマン」から始まり、数々のアニメソングや特撮ソングを歌ってきた知らぬ者なきアニソン界のレジェンド。最近では『ウルトラマンデッカー』のEDや映画の主題歌を担当していたこともあり、知っている人が多いかと思われます。僕も影山さんの曲が大好きで、歌手として以外にも『牙狼GARO>』シリーズに登場する魔導輪ザルバの声が印象深く……

 閑話休題。ともかくそんな影山さんが歌うデュエマOP、気にならないわけがありません。近年の影山さんは落ち着いた曲調が多くウィン編のストーリーにも合いそうですが、どうせなら昔の影山さんの激しいシャウトが入った曲にしてほしいところ。まぁどちらでも間違いなくドハマりする自信があるので、4月からのOP公開を楽しみにしていたいと思います。

 

最後に

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↑最近発売された開発部セレクションデッキを広げて眺めているブレイブドラゴンくんの図

 

 真の20周年が終わり、新時代として新たな展開を魅せるデュエル・マスターズ今後も様々なカードや漫画・アニメのキャラクターが登場し、それぞれの魅力を推していく様子には何だかんだで期待が持てますね。同時にこういった新要素に素直にワクワクすることで、自分がデュエマを心の底から楽しんでいることを改めて実感出来ます。ひとまずは先日購入した開発部セレクションデッキを弄るなどしながら、次なるデュエマを待っていたいと思います。

 

 そしてここまで読んでいただき、ありがとうございました。かなり遅くなってしまいましたが、今回の発表についての自分なりの感想をまとめられたかな、と思います。これを読んで何かに共感したり、はたまた思うところがあったとしたら嬉しいです。これからもデュエマを楽しみぬく気概で、今回は筆を置きたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。