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2023年冬アニメ&特撮簡易感想 その19

 

 

 

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 現在タカラトミーが展開しているベイブレードに並ぶバトルホビー「ボトルマン」。ビーダマンの系譜を受け継ぐ玩具として今もなお着々と続いていますが、そんな中ビーダマン30周年記念としてある新機種の情報が公開されました。わかる人にはわかると思いますが、何と「バトルビーダマン」シリーズの主役機体「コバルトブレード」がボトルマンとして復活するようです。これには思わず驚きつつ大興奮してしまいましたよえぇ。

 バトルビーダマンゼロ年代に展開されていたビーダマンのシリーズですが、僕は幼い頃ベイブレードに続くホビーとして遊んだ記憶があります。コロコロで連載されていた漫画『B-伝説! バトルビーダマン』も読んでいましたし、アニメ版も毎週欠かさず視聴していました。専用のアーマーを装着させることで相手の自分のビーダマンをターゲットにして、お互いを狙って打ち合うルールも他のビーダマンにはない直接戦闘感満載で楽しかったですね。(当時は主人公のヤマトのライバル・グレイが使用していた「クロムゼファー」が好きでした)

 そんなバトビー世代としてはヤマトのコバルトブレード復活は嬉しい情報です。上の動画で当時のパッケージをそのまま映してくれるのもあって、ノスタルジーに浸りつつ心が燃え上がらせることが出来ましたね。シルエットは大幅に変わってしまいそうですが、それでもコバルトブレードの魂を継いでくれそうなデザインにワクワクさせられます。詳細が載っているコロコロ最新号を読むのが今から楽しみです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

ポケットモンスター めざせポケモンマスター

第9話(第145話)「逆襲のロケット団!」

 ロケット団の歴代手持ちポケモンが大集合した同窓会的エピソード。アーボックマタドガスなど欠員もいましたが、ほぼほぼ揃えてくれたことには感謝しかありませんね。そしてマネネの演技でピカチュウをおびき寄せるという作戦もさることながら、これまでの手持ち総動員でサトシたちを追い詰めていく様子にはテンションが上がりました。(個人的には久々にソーナンスのカウンターの性能の高さを窺い知れたのがここすきポイント)仲良しなロケット団が本気で結束すればとてつもない脅威になることを再認識した気分です。

 そんなロケット団の集大成ですが、最終的にはラティアスの介入によってあっさり敗走することに……唐突感はあるものの、サトシをここまで見守ってきたラティアスが彼の恩返しとして本気を出してきたと思えば納得するところではあります。ロケット団が仲間たちとの結束で立ち向かってきたのに対して、サトシたちはこれまでの助け合いの心が功を奏したというべきでしょうか。(それにしてもナマケロが可愛い

 そして今回の失敗でムサシたちが喧嘩してあっさり別離したことに驚きました。こういった喧嘩別れは何度もありましたが、シリーズの終盤だと思うとかなりショッキングに思えます。まぁ「前向きロケット団」をEDにして流していますし、彼らのことだから何だかんだで仲直りするだろうと期待しておきます。

 

 

スパイ教室

第9話「MISSION 《愛娘》Ⅱ」

 スパイを殺し回っているという帝国の殺し屋「屍」を捕まえるためのメンバー選抜から始まった今回。いつも通りのクラウスへの不意打ち→失敗のコントを繰り広げたリリィとジビアですが、まさかの任務メンバーに彼女らが選ばれたことには驚きましたね。劇中で言及されたようにチームのエースである「モニカ」が選ばれなかったのは気になるところですが、メイドに扮して護衛するという形彼女らが相応しいと判断されたのでしょうか。

 そんな中本筋では再びジビアにスポットが当たったのが今回のポイント。護衛対象である「ウーヴェ」氏の偏屈じじいっぷりに苦戦するものの、政治家として子どもたちのために身を削る彼を助けようと決意する流れにはグッときました。虐待から弟妹たちを守ってきたジビアの過去が先のエピソードで描かれた分、彼女が任務を越えてウーヴェ氏の力になりたいと考える過程にも納得がいきましたね。(ウーヴェ氏自身も口は悪いし無駄を省きすぎて体を壊しているものの、国の児童福祉を改善しようとする姿勢は本物なので好感が持てます

 他にはグレーテについて色々と明らかになったのも印象的。政治家の娘という経歴もユニークですが、それ以上に「男が苦手」という弱点には驚きましたね。クラウスだけが例外どころか、彼に心酔しているのには何か理由があるのでしょうか。

 

 

お兄ちゃんはおしまい!

第10話 「まひろとおっぱいとアイデンティティ」 

 またまひろが男子の性癖を歪めている……3学期が始まって学校生活が再開した中、同級生たちとの絡みが再び目に付く回でした。何と言ってもバレンタインのエピソードにおける男子たちの飢えっぷりが印象的で、まひろの些細な慈悲が彼らをチョコくれゾンビへと変貌させる光景には笑いが止まらなかったです。そのうえ後半本屋のR-18のコーナー前で男子たち目撃してしまうくだりもちょっと可哀想。まひろ的には親戚のおじさん感覚で見守っているのでしょうが、それがかえって彼らの初心な心を狂わせているかと思うと何とも複雑ですね。

 他にもエステやマッサージの話や、楓の手解きで艶を出したり兄の不意打ちチョコに泣き出すみはりなども面白かったですね。しかし特筆すべきは後半の美夜主役回。百合好きであることを今更になってカミングアウトしてくるだけでなく、ここぞとばかりにまひろに布教してくる様子が実におかしかったです。しかし自ら百合に加わることや趣味を隠していることに悩む美夜が、自分の好きなことに正直になっていく流れは素敵だったと思います。「見てるだけでいいかな」と言いつつまひろと本音で語り合える友人関係を築いていくいじらしさもまた微笑ましかったです。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第34話「C-MOON その①」

 進化したプッチ神父のスタンド・C-MOONの脅威がこれでもかと詰まった回。周囲の重力を狂わせるだけでなく、その応用で触れたものを「裏返す」恐るべき能力を発揮して徐倫を追い詰める様子には戦慄を覚えました。少しかすっただけでもアウトなうえ、肉体などが裏返るシーンのグロテスクさには思わず目を背けたくなります。不気味な外見も相まって恐怖に満ちたスタンドですが、これですらまだ神父のスタンド進化の途中に過ぎないんですよね……

 そんな強敵C-MOONに対して、焦らず真っ向から叩き伏せようとする徐倫の覚悟がまた印象的でした。「裏返った部分を触らせて再度裏返させればいい!」という理屈で能力を攻略する他、糸が裏返されるのを構わず攻めようとする様子には舌をまくばかり。痛みといった問題を一切無視して、ただただ神父を倒そうとする意志で突き進む徐倫には感嘆する他ありません。そんな彼女を助けるために裏返しのダメージを引き受けるアナスイの漢気も素敵でしたね。

 そんな激闘もプッチ神父が直接加わったことで徐倫が大ダメージを負ってしまいましたが、承太郎のメールもあって生存は確認出来るのが幸いですね。徐倫がどうやって裏返しのダメージを回避したのかは次回お楽しみということで。

 

 

ブルーロック

第22話「声」

 蜂楽の気付き、そして彼とかいぶつとの別れが描かれた覚醒回。しのぎを削る潔と凛の戦いに入ることが出来ない疎外感に打ちのめされる様子は少々可哀想でしたが、そこから戦いを見つめる中で自分を見つめ直し、「自分の求めるサッカー」を取り戻していく流れにはテンションが上がりました。

 長いことかいぶつたちとサッカーをすることばかりに囚われていた蜂楽が、たった1人でボールを追いかけていた感覚を思い出すというのは中々に燃える展開ですね。(凪のキツい物言いが覚醒のきっかけになったのも興味深い)他人とサッカーを楽しむ姿勢から、かつての1人だけでもサッカーを楽しみぬくという蜂楽ならではのエゴが昇華されていく後半は盛り上がりが半端なかったです。

 そんな蜂楽をよそに潔VS凛の激戦が繰り広げられた前半も見逃せません。お互いに相手を利用して盤面を支配しようとする、全力の読み合い対決の迫力は手に汗握るほどでした。それでもフィジカルの差で有利な凛を相手に、潔がフェイントを絡めた股下シュートを決めた時のカタルシスはかなりのモノだったと思います。前回馬狼がくれたヒントを元に着実に凜に拮抗しつつある潔。彼がどこまで喰いついていけるのか気になって仕方がない回でもありましたね。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第49話「ユウディアス対ズウィージョウ」

 ユウディアスとズウィージョウの再戦、ベルギャー星の命運を決める戦いを如何にして繰り広げるのかと思っていたら、宇宙戦艦をデュエルディスクにしてくる展開には仰天しました。ベルギャーの同胞たちにラッシュデュエルの可能性を示すうえで巨大なデュエルをするという理屈はわかるものの、それにしたってスケールがデカすぎて唖然とするほかありません。前作は終盤巨大ロボットに乗ってデュエルしていましたが、それに負けないくらいのインパクトだったと思います。

 トンチキぶりはともかく、デュエルパートそのものは胸熱になるシチュエーション満載で面白かったです。ダマムーやアイツ参戦(アイツ側にルーグ&マナブ&ロヴィアンと『SEVENS』オマージュメンバーが揃っているのがここすきポイント)はもちろんのこと、仲間たちが宇宙船に乗り込んでモンスターを操縦する設定が特に素敵でした。操縦側がダメージを受けるデメリットがありながらも躊躇わずに乗り込んでくれる……これまでの仲間と共に戦う最終決戦のような構図に興奮せずにはいられなかったですそれにしても意気揚々と乗り込んだのに即リリース要員にされるユウナ可愛いね……

 そんな最高な構図を破壊してくるズウィージョウはさぁ……初手ブラック・ホールでユウディアスの盤面を一度ガラ空きにするだけでは飽き足らず、新エースであるヴォイドヴェルグ・クリュサオルで立て直したユウディアスに再び全破壊をお見舞いする容赦のなさには一周回って清々しさを覚えました。デュエルの楽しさを伝えようとするユウディアスを否定する側として、彼らの胸熱展開に冷や水をぶっかけようとするズウィージョウの底知れない意志が感じられましたね。

 

 

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ

第7話「絆を乗せた艦〜オペレーションドラゴン〜」

 

「未来を築く、希望の光!!」

ウルトラマントリガー!!」

 

ULTAMAN TRIGGER!!

MULTI TYPE!!

 

 リブット客演回の後編。この回はケンゴがリブットの元で心身ともに鍛えてもらう他にも、ナースデッセイ号のバトルモード初登場やカルミラ人間態、ラストのイグニスのトリガーダークへの変身と色々と盛りだくさんな内容でした。中でもナースデッセイ号はこの回の初変形から『デッカー最終章』まで、長いこと活躍してきたことを思うと何とも感慨深いものを覚えます。

 そして本筋であるリブットの鍛錬ですが、やはり中盤のダンスシーンでどうしても吹き出してしまいますね。ケンゴの迷いを断ち切るためという理由はわかるし真剣なのが伝わってくるものの、緊迫した状況下で踊る絵面のインパクトは凄まじいものがあります。ソラたちが行方不明のリブットを探していると知った今、当の本人のノリノリっぷりを見ていると何とも言えない気分にさせられました。

 ただそこからケンゴが迷いを振り切るまでの流れは素晴らしかったです。光の巨人としての使命感から焦りを見せていた彼が「光の巨人である前に人間のマナカ・ケンゴである」ことに気付き、使命以上に自分の望むことを考えられるようになる展開は素直にグッときます。この“人間として”の部分が後々の『エピソードZ』に繋がることもあって、トリガーの物語には無くてはならないエピソードだったことが伝わってくる回でしたね。

 

 

 バトルビーダマンと言えば上にも書いた通り漫画やアニメの記憶も懐かしいです。ほとんどうろ覚えなのですが、アニメ2年目に登場した必殺球(ストライク・ショット)の応酬やそれを巡る戦いには当時ハマった記憶がありますね。この記憶を呼び起こすためにも、何かしらの形でアニメなどを配信してほしいところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。