新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

2023年春アニメ&特撮簡易感想 その9

 

 

 

tamashiiweb.com

 

 バンダイ初のアクションフィギュアブランド「S.H.Figuarts(エス・エイチ・フィギュアーツ)」が15周年を迎えた記念として行われたリバイバル投票。かつて魂ウェブ商店で販売された商品の中から再販してほしいものを投票するという企画でしたが、先日その結果が発表されました。総投票数276,783票から4つ(+1つ)の部門でそれぞれ選ばれたのは……

 

 

 といった感じでした。ある意味で順当といったチョイスで結構納得がいくものだったと思います。中でもウルトラマン部門でトレギアが選ばれたことにちょっとニヤニヤしてしまいましたね。

 当ブログのウルトラマンカテゴリーを以前から読んでいる人なら薄々気付いているかもしれませんが、僕・メタレドはウルトラマントレギアが大好きです。タロウへのコンプレックスや鬱屈した友情、光と闇に関して思い悩むキャラクターから生まれた最高に嫌らしいヴィランとしてのトレギアに『ウルトラマンタイガ』本編を中心にずっと注目し続けていました。現在展開中の『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズでも、アーリートレギアの行く末が真っ先に気になるほどです。(アーリーベリアルはもう手遅れ感がある一方で、アーリートレギアはタロウやタイガたちとわかり合えそうな雰囲気を出しているのがまた良き)

 そのためトレギアのフィギュアーツを欲しいと思っている人がいるのはかなり嬉しいです。以前の全ウルトラマン大投票でも怪獣部門で13位とそこそこの順位になっていましたし、トレギアを好きな人が意外と多く存在することにどこか幸せな気持ちにさせられます。僕は既にトレギアのアーツを持っていますが、これを機に多くのウルトラマンのファンの方々にトレギアを手に取って魅力を感じていってほしいですね。下に続く

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター リコとロイの旅立ち

第4話「ながれついた宝もの」

 リコに並ぶもう1人の主人公「ロイ」がようやく登場。カントー地方の離島で暮らす少年で日々1人で遊んでいる姿が描かれていましたが、本人の明るいキャラクターも相まって寂しそうには見えなかったのが興味深いです。リモートで別の地方の子どもたちと授業を受けているようですし、何だかんだで充実した日常を送っているということでしょうか。謎のモンスターボールなど気になる要素を引っ提げているものの、それ以上にロイ自身の様子に惹かれるものがありますね。

 さらにブレイブアサギ号から落ちたホゲータにもスポットが当たりましたが、歌うことが好きというキャラクターがこれまた面白かったです。歌っているところを見られるのは恥ずかしそうだったりと、ボーっとしているようで実は繊細な性格にキュンとさせられます。その歌をロイに褒められて心を開いていく過程も丁寧で、見ていて思わず顔が綻んでしまいました。

 他にもキャタピーといった森のポケモンたちに追われるパートから描かれるアクションシーンもちょっとした見どころでした。中でもフリードの活躍が印象的で、キャタピーたちの糸を避けつつ逆に相手を絡ませるスタイリッシュさには少々驚かされます。直後にきのみを与えて宥めさせるなど、フリードのポケモン博士としての一面を覗けたのも面白かったですね。

 

 

Dr.STONE(3期)

第4話「科学の眼」

 謎のメッセージを送ってきた存在「ホワイマン(仮称)」の正体を探るべく動き出した今回。冒頭からその場に居合わせていた千空たち5人を「五知将」と呼ぶシーンでテンションが上がりましたね。ホワイマンの居場所&魚の確保を目的にソナーを作り出すなど、例によって爆速テンポで五知将たちの活躍を見せてくれるのでかなり気持ち良かったです。

 その中でもクロムがまたもや大活躍したのが今回最大の見どころ。ソナーの技術を応用して金属探知機を作り、希少鉱物発見までをほぼ自力でやってみせることには感心するばかりです。五知将唯一の現地民ながら、その発想と閃きで0から1を生み出してみせる天才こそがクロムであることを改めて感じ取ることが出来ました。

 その後の鉱山での採掘やアスファルトによる舗装、そしてトロッコ魅力的な科学がわんさか登場したのも素敵でしたね。(個人的にはゴリラチームの力仕事が終始手際が良かったのが印象的)またラストに龍水が言っていた「世界を楽しめるリーダーにこそ人はついていく」という独自の帝王学も相まって、見ていてワクワクが止まらなかったです。

 

 

TIGER & BUNNY 2

第5話「Live and let live.(自分も生き、他人も生かせ)」

 「アントニオ・ロペス/ロックバイソン」と「イワン・カレリン/折り紙サイクロン」の2人がメインだった今回は、割とまっとうにバディ解散の危機が描かれていてギョッとしました。しかも原因が酒の席でのアントニオのうっかり発言という、前回の飲みニケーションがまさかの伏線だったことに舌を巻いてしまいます。(前回イワンがちょっと毒舌気味だったのも今回のことが原因だったという……)そうなった過程が過程ということもあり、深く後悔しているアントニオの様子含めて生々しいコミュニケーション不足を感じましたね。

 イワンもイワンで面倒くささ全開だったものの、彼にとっての「サイクロン」という名前がどれだけ重要なのか、そのルーツが明かされたのは興味深かったです。でもそれをバーナビー経由で伝えようとしたり「ちりがみそよ風」と卑下しだすところはやっぱり面倒くさい……アントニオもそれを理解したうえでイワンを支え、銀行強盗で市民を守ってみせた彼のサイクロン(台風)のような活躍を称えてくれて一件落着する展開にほっこりしました。

 またバーナビーのかつての友人が登場したのも注目ポイント植物以外にも友達がいたんだね……はす向かいのマッティア」「はす向かいのバーナビー」というあだ名で覚えているのが何とも微笑ましいです。彼らの少年時代も気になりますし、ここにきてバーナビーの知り合いが出てきたことに何かしらの不穏な展開を期待してしまいそうです。

 

 

ちびゴジラの逆襲

第5話「怪獣大勉強」

 今回はちびゴジラを教師とした大怪獣になるための授業が始まることに。最初こそゴジラ作品の雑学を挟んでくるのかなと身構えたのですが、いざ蓋を開けてみたら全く関係のない答えばかりで内心ズッコケてしまいました。とはいったものの「ゴジラが1番帰りたくなった時は?」というクイズの答えが「海から登場したら陸の方を向いていなかった時」など、微妙に気持ちがわかる応えばかりが出てきたので中々に面白かったです。

 また今回はちび怪獣たちが勢ぞろいしているのもあって賑やかだったのもポイント。相変わらずちびラドンの扱いが悪かったり、ちびギドラ(真ん中の首)が絶妙なおバカな回答をしたりとキチンとこれまでの話の延長線上であることがわかる辺りにニヤリとなりました。そして例によってツッコミを強いられるちびメカゴジラ本当に大変そうでしたね……

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第56話「遊飛のロード」

 待ちに待った遊飛の覚醒回……だったのですが、彼までもが敗北してカード化してしまったオチに唖然となりました。相手がフェイザーの弟の「竜宮トレモロ(りゅうぐう・トレモロ)」ということもあって一筋縄ではいかないだろうとは思っていたものの、遊飛がデュエルを楽しむ心を取り戻していった矢先に退場というのは中々に重いです。遊戯王アニメの視聴者なら唸らされるパワー・ボンドの登場とダメージのデメリットの回避など、遊飛のデュエルタクティクスの高さに感心させられたのもあって本当に意外な展開でした。

 とはいえ上述の通り、遊飛が自分のロードを掴んでみせたのは良かったですね。前回の遊歩を見てからモヤモヤを少しずつ晴らしていく過程など、思春期の複雑な感情を遊戯王チックに表現していたと思います。また吹っ切れてからはトレモロを口八丁で追い詰めたり、何かしら答えを掴んでいくなど2年前と比べてもクレバーに見えたのがグッド。それにしても遊飛が重大なことに気付いたようですが、それが何なのかが気になりますね……トレモロなどの発言からして、本作のマキシマムはカード化した人間から作っているとかでしょうか?

 あとはランランが札遣えとして遊飛をサポートしたのも印象的。閃光玉で目が潰れた遊飛のために、代わりにカードを教えてあげるなどちゃんと意味のあるサポートになっていたことにちょっとグッときます。そして前作のガクトと同じご先祖様の情報が出てきたかなり驚かされるなど、サラッと重要そうなご先祖様情報が明かされたのも意外でしたね。

 

 

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ

第14話「戦う女の子」

 

「星まで届け、乙女のハッピー!!」

 

 前回に続いて湊兄弟のターン。今度は妹のアサヒの情報を次いでに送ろうと記憶を辿っていったのですが、途中から別の話に脱線しまくる様子には大いに笑わせられました。ハロウィンでのエピソードはいつのまにか大御所様ことブースカの印象に持っていかれていましたし、映画での出来事もリク/ジーとの共闘がメインで進んでいくなどアサヒとは関係のないことばかりを連想していくので中々におかしかったです。他にもアサヒとリクが会っていたシーンで「あぁファルコン1の時か」で通じるという、映画を観た人なら納得するほかないやり取りにもクスっとさせられます。

 とはいえアサヒ、もといウルトラウーマングリージョについてもしっかりと触れていたのでひと安心。映画の話に移ってからはあのトレギアとの戦いを振り返り、その中でアサヒも女の子なりにみんなを守ろうと覚悟を決めている様子を見せてくれたのは喜ばしい光景でした。何と言ってもツルちゃんこと御剣サキ(グリージョ)の心と名前を受け継ぎ、彼女のグルジオレギーナの殻を破って登場するシーンのエモさは本当に素敵です。その直後の三兄弟が合体したウルトラマングルーブの活躍も合わせて、当時映画を観た時のテンションを思い起こすことが出来ました。何よりはじめは偽りの妹かと思われたアサヒが、今では立派に湊家の一員、そしてウルトラマンとしてやっていけていることにカツ兄みたいにウルっときてしまいましたね。

 

 

 フィギュアーツのリバイバル投票、トレギア以外だと仮面ライダー部門で滅が選ばれていることにも目が留まります。仮面ライダーゼロワン』序盤のみの敵かと思いきや、最終的にラスボスにまで登り詰めたことで人気を獲得したと見るべきでしょうか。いずれにしてもこうした悪役が求められるというのはファンとしても喜ばしい話です。今後もライダーやウルトラマンで魅力的な悪役の登場、そのキャラのグッズ化などに期待したいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。