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2023年春アニメ&特撮簡易感想 その11

 

 

 

 Fateシリーズの1作『Fate/strange Fake』。そのアニメ作品である『 Fate/strange Fake-Whispers of Dawn- 』の放送情報が到着しました。昨年のTYPE-MOON大晦日スペシャルで放送予定だったものの夏に延期になってしまった本作ですが、7月に放送されるようです。

 

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↑初報時の反応については上の記事を参照。

 

 半年経っての放送となってしまいましたが、個人的にはようやく見れることにホッとしています。劇中で使われる楽曲のフルコースでお茶を濁していた大晦日のことを思えば、喜びの方が勝ってきますね。上のツイートから見れるPVから作画もかなりの質の模様。原作のどこまでの範囲をアニメでやってくれるかはまだわかりませんが、あと少しで放送される期待感がどんどん湧いてくるのであまり気になりません。残りの約2か月間、この作品へのワクワクを抱きながら待っていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター リコとロイの旅立ち

第5話「みつけたよ、ホゲータ」

 4話に続いてロイとホゲータの関係を掘り下げた今回は、ホゲータと仲良くなりたいロイと、同じくロイに会いたいホゲータの様子に胸打たれました。特にロイは再び襲い掛かってきたエクスプローラーズとの戦いでリコ共々恐怖を覚えながらも、震えと恐れを乗り越えてポケモンたちと立ち向かおうとする勇気を発揮してくれたのが熱かったです。上手く火を吹けないホゲータのために一緒に歌を歌うことで成功させるシーンも、マイペースな2人の“良さ”が出ていたと思います。

 他にも本作における人とポケモンの関係性がよく表れていたのも注目ポイント。野生のままのポケモンと仲良く過ごしている島民(アローラ地方を思い出しますね)はもちろんのこと、ホゲータのパートナーになりたいロイに「大事なのはホゲータの気持ちだ」と言ってくれるフリードには感動させられました。モンスターボールはあくまで手段の1つに過ぎず、ポケモンとの関係を育むのに必要なのはお互いに支え合う気持ちである……今回はそんなメッセージがあったように感じました。

 

 

Dr.STONE(3期)

第5話「科学船ペルセウス

 材料や製作環境、人手が揃ったことで造船作業が本格的に始まりました。といってもその製作の過程を様々なイベントごとを挟みながらあっという間に描いたのが実にドクストらしかったです。スノボやチョコレートといったもので存分に楽しみつつ、船作りのトライ&エラーもこなしていく様子にワクワクがどんどん募りました。現実だと地味になりがちな絵面を様々な要素で華やかに、思い出深くしていくのが本作の妙と言えます。

 そうして1年で完成した「科学船ペルセウス」に乗り込むメンバーの話ですが……やはり銀狼の姑息さが印象に残りました。連載当時「汚いナランチャ」とか言われていましたが(原作でこの回をやった当時、ジョジョ5部アニメがやっていたんですよね)、アニメとして動きと声が付いたことで余計にジョジョ5部のあのシーンっぽくなっていたので変な笑いが出てきます。そのくせ本当は乗りたくない船に最終的に乗り込むことになるなど、何だかんだで報いを受けることになる銀狼の絶妙なキャラ付けが本当に面白かったです。

 

 

TIGER & BUNNY 2

第6話「Youth should be regarded with respect.(後生おそるべし)」

 「ホァン・パオリン/ドラゴンキッド」と「ラーラ・チャイコスカヤ/マジカルキャット」という女子2人のバディヒーローにスポットが当たった今回。当初こそラーラに対して過保護すぎるきらいを見せていたパオリンでしたが、彼女のメンタルなどを考慮したうえで引っ張ろうとしていたことを知って少し感動させられました。そこから虎徹とバーナビーの関係を間近で見て、「時には相棒に任せる」という選択も取れるようになった流れにもグッときます。新人をバディとする先輩として、頑張っている姿に微笑ましくなってきますね。

 ラーラの方も自分に出来ることを精一杯やろうとするなど好感が持てるのですが、母親の言いなりになってしまっている点が目に付きました。テニス選手として相棒に裏切られた母から「相棒を信じない」という本作のテーマとは真逆のことを強いられている様子が気の毒に思えてきますね。パオリンとの信頼関係を築けたはいいものの、ラーラの母親との問題はまだまだ続きそうでドキドキさせられます。

 そして1話からずっと登場している謎の双子がいよいよシュテルンビルトに来る模様。これまで本編外でヒーロー狩りを行っていた奴らと主人公たちの対面がどうなってしまうのか!?という緊迫感を味わいました。他にもマッティアが開発しているという謎の新薬も気になりますし、上述のラーラの件含め不穏なフラグが順調に積み重なっている感覚を覚えますね。

 

 

ちびゴジラの逆襲

第6話「轟音の暴竜 ちびアンギラス

 

Q.ちびゴジラたちは何故怪獣らしくない声と喋り方をしているのですか?

A.声変わり前だからです。声変わりするといつもの怪獣っぽい鳴き声になります。

 

 というある意味で画期的な回答を引っ提げてきた今回。突如として現れた「ちびアンギラス」だけ元ネタのアンギラスそのままの鳴き声だったことには驚きましたが、他と違って「声変わりだから」で通す力技には笑うしかありません。他のちび怪獣たちと同じような可愛らしい見た目に反して、怪獣らしい雄々しい鳴き声というギャップがまたたまらないです。

 そして「声変わりすると何を言ってるのかわからなくなる」という中々に致命的な問題(ちびゴジラがお父さんゴジラと意思疎通出来ないのはそういうことか……)を、面白おかしく描いていたのも今回のポイント。よりにもよって小美人を通訳に連れてきて何もわからなくなり、ちびアンギラスが何を言っていたのかわからずじまいで終わったのが本当にシュールでした。あとちびメカゴジラがずっとちびゴジラの罠にかかりっぱなしだったのがじわじわくる件。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第57話「地上奪還作戦」

 地上奪還部隊、まさかの1話で全滅。展開の早さに目まぐるしいものを覚えていた矢先、アサカたちがまとめてカードにされた事実には愕然としました。久々登場のノムラトダマスはともかくとして、アニメ制作回でメェ~グちゃんの声を当ててくれた看守の意外な強さにも驚かされます。この「エナジーこぴこ」はいわゆるコピー能力持ちでしたが、パペットで真似る絵面も相まってこいつらにみんな負けたのか……といった困惑が出てきてしまいます。(あとメェ~グちゃんのマキシマムが出てきたことも地味にびっくり)

 一方でユウディアスたちはマキシマムカードを手にしたのですが、カイゾーを介して入手する流れがこれまた意外でしたね。そういえばアイツと一緒にいないからどうしていたのかと気になっていたので、ここで前作主人公から現行主人公へのエースの受け渡しの役割を担ってくれるのは結構熱いです。一方で眼鏡女子を特殊性癖扱いされたことにはちょっとショックを受けましたが……

 あとはラストのダマムーの不気味さが印象に残りました。仲間たちがカードにされた事実を「みんなペラーン」と楽しそうに報告する姿にはゾッとするものを覚えます。(そして#みんなペラーンなんてハッシュタグを拡散する公式ェ……)これがダマムーの純粋すぎるが故の表現なのか、はたまた何かの伏線なのか気になるところです。

 

 

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ

第15話「繋がりは円環」

 

ウルトラマンさん!ティガさん!

「光の力、お借りします!!」

 

フュージョンアップ!

 

ウルトラマンオーブ!!

スペシウムゼペリオン!!

 

 今回は風来坊のクレナイ・ガイことウルトラマンオーブが主役。といっても『オーブ』本編ではなく、『絆の力、おかりします!』や『ウルトラファイトオーブ』といった本編後のエピソードの選出になっていました。ゾフィージャックといったウルトラ兄弟や、ギンガたちニュージェネの先輩たちとの共闘をメインに語っており、彼らへの態度から先輩をリスペクトするガイさんらしさがよく感じられます。

 そうして振り返る中、ゼロとセブンの親子との絡みが多いことがわかりました。レイバトスとの戦いではこの親子と謎空間で10年間特訓してエメリウムスラッガーを習得したわけですし、そういった意味では他の先輩たちより付き合いが長いのかもしれません。その他にもサデスデアボリックに苦戦するオーブトリニティの前に、モロボシ・ダンウルトラセブンが主役を喰う勢いで活躍するなど親子揃っての主張の激しさには少々笑ってしまいますね。

 そして先輩ウルトラマンだけでなく、ナオミたちSSPのこともしっかり取り上げてくれたのが個人的なここすきポイント。何気ない日常の象徴でもあり、クレナイ・ガイという1人の人間を支えてくれた彼女たちもガイさんにとってはかけがえのない絆であることが伝わってきます。風来坊と言いながらも仲間との関係を大切にするオーブの良さがわかりやすく出ていましたね。

 

 

 Fateと言えば他にもFGOの新CMが公開されたのも印象深いです。「Beyond the Tale」と題されたプロジェクトの一環として放送された、全編新作アニメPVの一端には思わず息を飲むことになりました。

 

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 何といってもマシュが様々な本のページをめくる様子がオシャレです。CloverWorks作画の童話のような質感、そして木の葉を頭にかぶったマシュの儚げな印象に感極まるものを覚えました。毎週少しずつ公開してくれるこのPVの全容を見て、早くこのマシュたちの様子をじっくり見てみたいです。

 

 

 ではまた、次の機会に。