新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

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2023年夏アニメ簡易感想 その10

 

 

 

6th-anniversary.azurlane.jp

 

 当メタレドがプレイしているソシャゲの1つ、アズレンこと『アズールレーン』の6周年記念に向けたイベントが始動。来月の6周年に向け、秋葉原などで様々な催しを展開していくようです。(“6”周年ということで雷や電といった第六駆メンバーがフィーチャーされているっぽいのが面白いです)日本で配信されてからもうすぐ6年になろうとしている事実には何だかんだで驚かされますね。

 僕自身、アズレンを始めてから何だかんだでここまで続いていることに自分でも驚いています。恐らくは他のソシャゲと比べても片手間でプレイしやすい点、ガチャが引きやすく課金する必要がほとんどない点、限定着せ替えなどで課金要素を残している点などが大きいと思われますが、それ以上にコツコツ続けるスタイルが自分の性に合っているのでしょう。ストーリーそのものは難解ですが、プレイする分にはそういったことを気にせず楽しめるアズレンは本当に貴重ですね。きっと6周年を迎えた後でもアズレンを楽しむことになるでしょうし、今後も気楽にプレイしていく所存です。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

BLEACH 千年血戦篇ー訣別譚ー

第17話「HEART OF WOLF」

 

速報】狛村隊長、モフモフを捨て人間になる。

 

 と書くとほんわかさせられそうになる絵面ですが、自らの心臓と引き換えにほぼ不死身の肉体を手に入れた狛村隊長の常軌を逸した覚悟にまず舌を巻きました。「黒縄天譴明王 断鎧縄衣(こくじょうてんげんみょうおう だんがいじょうえ)」の剥き出しの顔の不気味さ、フルCGによる圧倒的な存在感も相まって息を飲むばかりです。そんな狛村隊長にカッコいい面を見出すものの、劇中で言われていたように東仙と同じ復讐に取り憑かれてしまったのが悲しいですね。最後にただの犬になってしまう代償も含め、復讐者の救いのない末路を端的に見せられている気分に陥りました。(それはそれとして犬の大爺様が大変憎たらしかったですねはい

 他にもバンビちゃんが女子グループの手にかかったり、やたらとしぶとい「マスク・ド・マスキュリン」の暴れっぷりなども描かれていましたが、恒例となりつつあったCパートの一護に大きな変化が見られたのが注目ポイント。前回の時点で何者かの過去&目の変化など不穏な描写が重なっていましたが、とうとう不入参道(いらずさんどう)なる道を渡り切ったことにちょっとした達成感と不安を同時に覚えました。加えて和尚こと「兵主部一兵衛(ひょうすべ・いちべえ)」が言っていた「王の力」にも眉をひそめましたね。一護が進んでいるのは本当に強くなれる道なのか?そういった疑問が尽きない展開でもありました。

 

 

シュガーアップル・フェアリーテイル

第16話「最初の銀砂糖」

 突如エリオットが襲われるという事件があったものの、何とか選品のための砂糖菓子作りを進めていくアンが描かれた今回。オーランドたちのグレンさんに向けた感謝を、彼の思い出の雪として表現していく展開は中々に心地よかったです。前回感じていた善意のすれ違いがほんの少し解消されていく感覚を覚えましたね。また前半の時点でとんとん拍子で進むなどいつにも増してテンポが良かったのも印象的で、運ぶ際に謎の戦士妖精に襲われる(この時のシャルVS戦士妖精のバトルシーンがやたら高クオリティで大変良き)以外で大きなトラブルが発生しなかったのは意外でした。

 選品の場でもシャルからヒントを得た光で雪の砂糖菓子を輝かせ、多くの人々に感銘を与える展開にほっこりさせられました。妨害さえ無ければアンの実力が遺憾なく発揮されることがよくわかります。そんなアンの存在を、エリオットが変化をもたらす「最初の銀砂糖」と例えるのがまた秀逸の一言。臆せず問題に踏み込み良い方向へと変えていくアンの姿勢が、上手いことペイジ工房のみんなに影響を与えてくれた結果だと言うべきでしょう。シャルに羽を返すことも出来て、本作始まって以来のハッピーな雰囲気に心が暖かくなりましたね。

 

 

SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ ノワール)

第4話「Wild daisy

 ノワールたちからのおんぶ抱っこから卒業するため、一人前のドリフターになろうとするカナタの訓練回。「クラウディア」と「フラム」のコンビに翻弄されながらも、ベテランからドリフターの流儀を学んでいく過程は見ていて中々に心地よいものがありました。周りからのフォローは必須な中でもカナタが少しずつ成長しているのが伝わってきます。トキオに助けてもらうはクラウディアにはバックレられるはとまだまだ未熟ですが、主人公の今後に期待が持てる内容に仕上がっていたと思います。

 またノワールがカナタの役に立ちたいとは別に、デイジーの花畑を守るといった欲求を見せ始めたのが興味深かったです。彼女もまた自分の意志を見せるという成長の兆しみせているのでしょう。無表情なAIが徐々に感情を獲得していくのはある意味で王道である中、ノワールもベタながらそれを踏襲していてニヤリとさせられましたね。そうして守り切ったデイジーの花にちなんで、カナタとノワールの機体がフラムに「デイジーオーガ」という名前を貰うラストがまたオシャレでした。

 

 

好きな子がめがねを忘れた

第5話「好きな子とバレンタインデーに会った」

 バレンタインデー&ホワイトデーというラブコメの定番イベントがついに到来。という中でチョコやお菓子に対する三重さんの暴食食い意地の張ったキャラに思わずクスっときました。序盤の小村くんの誤魔化しもチョコが好きなんだろうな~程度に考えたり、東くんのお返しのクッキーに早くも手を出しそうになったりと食べ物のことになると一層ポンコツになる様子が可愛らしかったです。それでいて小村くんへのチョコの代わりにお願いを聞こうとする、妙に律儀な面も見せてくれたのがまた微笑ましかったですね。

 そんな三重さんに対し、意外にも硬い意志を見せた小村くんにも驚かされました。告白に失敗したことに最初は顔を覆ったものの、「三重さんにちゃんと顔を見てもらってから」と思いとどまった点は素晴らしかったです。情けない顔を見られることを承知のうえで、自分の都合のいいままにしない小村くんの誠実さは素直に評価したいところ。ホワイトデーのお返しもお腹を空かせた三重さんのために差し出すなど、彼女に関しては真面目な主人公が実にいじらしかったですね。

 

 

贄姫と獣の王

第16話「侵略と亡国の幻狼」

 以前から発生していた反王制派組織に一斉縮小という怪しい動きが見られた中、ついにサリフィたちの前にその一派「亡国の幻狼軍」が襲来。新たな王にならんとする「フェンリル」の暴虐を止めるためにサリフィが自ら犠牲になるなど、波乱の展開の連続にハラハラしっぱなしでした。フェンリルの右腕である「グレイプニル」がラントを下すなど、実力でも油断ならない相手たちとして描かれていたので徹底して危機感が煽られましたね。フェンリルの傍若無人な態度と相まって、かつてない敵が現れたことを否が応でも意識させられます。

 そんな状況下で、サリフィと王様それぞれの「王族としての器」が問われていたのが今回の見どころでもありました。部下のために迷わずフェンリルの元に向かうサリフィの覚悟はまさに王妃に相応しい振る舞いといったところ。前半こそ自身の無さを吐露していましたが、王様の言うように自分の思うがままに進むのがサリフィの強さであることが伝わってきます。対する王様はサリフィを優先して王の責務を放棄しそうになるものの、アヌビスの叱咤もあってひとまず落ち着いたようでホッとしましたね。(この時の王に殺されてもいい覚悟を見せるアヌビスがここすきポイント)自分の無力さを呪いながらも、王としてまず何が出来るかを王様が考えるようになって何よりです。

 

 

 アズレンといえばQueen's Orders』のボイスコミックがつい先ほど最終回を迎えました。槌居氏の柔らかい絵柄に上坂すみれさんといった声優さんたちの声がついて一層魅力的になっていた動画シリーズでしたが、とうとう終わってしまったことに寂しさを覚えます。続きはOVAで!ということなのでしょうがボイスコミックだけでも復活してくれないかなぁ、などとつい思ってしまいますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。