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2023年秋アニメ簡易感想 その10

 

 

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 人気TCGの1つである『デュエル・マスターズ』から派生したミニアニメ『ドラゴン娘になりたくないっ!』が先日配信されました。こちらは「神アート」という商品シリーズから始まったドラゴン娘カテゴリーの作品で、有名なイラストレーターとコラボしてカードのクリーチャーを擬人化させる近年のデュエマの流行に則ったアニメ化となります。ニャメロン氏によってシュールギャグマンガ化もされていましたが、まさかデュエマのクリーチャーが美少女化して声がつくことになるところまで行くとは思ってもみなかったです。

 そんなわけで配信されたその日のうちに視聴したのですが、まぁ良くも悪くもYouTubeアニメらしいクオリティと内容でしたね。ぼっちな主人公がドラゴン化する能力を授かる学園ドタバタコメディを展開していて、ある意味予想通りのものがお出しされたと思います。あまり派手さとかはないものの、主人公のアーシュをはじめとしたヒロインたちの可愛さ、そして声優さんたちのオーバーな声は見ていて妙にほっこりさせられます。

 またデュエマらしく元ネタのカードを意識したネタが散りばめられている点も見逃せません。中でもアーシュたちのドラゴン化したデザインはもちろんのこと、彼女たち以外の擬人化したクリーチャーには驚かされました。《喧嘩屋タイラー》モチーフの不良が出てきた時はギョッとしましたし、物語の元凶である校長先生は《龍神アークゼオス》と思われる描写がチラホラと、今度はどんなクリーチャーが擬人化されるのかという期待と魅力が出ていましたね。(他にも存在する美少女化したクリーチャーの登場もありそう)デュエマの一ファンとしてもちょっとした楽しみが増えて嬉しいので、次回の更新も待っていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ラグナクリムゾン

第5話「翼」

 敵幹部勢揃いの絵面は少年漫画のロマン!とばかりに今回は翼の血族が全員登場する回想シーンが見られました。ビジュアルとセリフによる各キャラのお披露目(現在の時間軸では既に半数近く倒されているんだなぁ、とか思ったり)をこなす様子はあまりにもベタで、一周回ってワクワクさせられます。またそんな連中を束ねるアルテマティアの異常性が引き続き描かれていたのも印象的で、回想の未来ラグナへの態度には言いようのないエゲつなさが溢れていました。大勢を殺したことやラグナが生き残ったことを神の啓示と捉えたり、これから殺す人々への慈愛に溢れた接する姿には悪寒が走ります。劇中でラグナが彼女のことを「気持ち悪い」と評していたのも納得のキャラ付けです。ただ第二位の「ウォルテカムイ」に対する容赦のないツッコミは、見た目相応の可愛らしさがあって好みなんですがね……

 他には「上位竜が元人間である」という情報が明かされたシーンが興味深かったです。元々ビジュアルが竜らしくないとは思っていましたが、そもそもが血族の主から血を与えられることで人間から別の生き物へと生まれ変わった存在だったのは納得と言えます。それら血族たちが手足となって使える「神」が幼子のように描かれていたのも衝撃的で、まさに子どもそのものの気まぐれで街や人々を消す残酷さがこれでもかと伝わってきました。同時に回想での未来ラグナがアルテマティアの血を無理やり埋め込まれた話も気になりますね。現在のラグナに託された異常な強さの秘密には、少なからずこの翼の血族の血が関わっているのではないか?といった考えが浮かんできます。

 

 

薬屋のひとりごと

第4話「恫喝」

 猫猫のガチギレが結構怖ぁい……帝の命で「梨花妃(リファヒ)」の看病をすることになった時の冷めた態度はいつも通りだったものの、真相を知ってからの侍女に対する激昂ぶりにはかなりビビりました。衰弱の原因が侍女が残した白粉という答え合わせに頭を抱えると同時に、彼女の良かれと思っての感情すらぶった切る容赦のなさはかえって清々しいと感心させられます。猫猫のここまでの怒りように最初は困惑したものの、今となっては薬と毒に長けた彼女だからこそだとも納得しますね。使い方を誤った時の薬の危険性などを誰よりも理解している故、危険とわかっていて使うことに憤りを隠せなくなったのかもしれません。

 そんなジェットコースター展開ドキドキしっぱなしでしたが、最終的に梨花妃が元気になって一安心。やらかした侍女も償いを果たせましたし、彼女を許す妃の器の大きさにも感銘を受けます。一方で壬氏がこれまた猫猫に目を輝かせていたシーンには乾いた笑いが出てきましたね。彼女の意外な一面を知れて嬉しい!とばかりに機嫌が良くなっている様子に、「イケメンだけどうっとおしい」という猫猫の視点を何とくなく理解することが出来ました。何より荒事は御免こうむりたい主人公がそうはいかず頼られていく、そんな外堀が埋められていくかのような絵面にちょっとニヤニヤさせられます。

 

 

アイドルマスター ミリオンライブ!

第4話「原っぱライブ はじめます!?」

 抑えきれない気持ちを発揮するため、原っぱライブを提案する未来。その話が他のアイドルたちにも広がっていく時点ではまだ微笑ましかったのですが、どんどん話が大きくなっていく様子に妙な焦りを覚えました。(例によって濃いキャラが多いのは楽しかったのですが)そして案の定行き当たりばったりの考えでみんなの仲が険悪になっていく流れに加え、もっともな意見を言うものの孤立していく「周防桃子(すおう・ももこ)」には特に胸が痛みましたね。まだまともに顔合わせが済んでいないミリオンスターズの勢揃い回としては、かなりザワザワさせられる展開だったと言えます。

 それだけに未来の「みんなで見る景色」を求める言葉、それらを肯定してくれるプロデューサーの真摯な態度に大いに感動させられました。課題は多いものの“やりたい”という気持ちを応援してくれる、一緒に成長していこうとする姿勢は視聴者にとっても勇気づけられるものだったと思います。これらの言葉をマイクでみんなに伝える翼はもちろんのこと、上述の桃子のフォローに回った「真壁瑞希(まかべ・みずき)」といった気遣いが行き届いた面々にも惚れ惚れさせられます。途中こそどうなってしまうのかという不安にさらされましたが、未来たちの想いにみんなが応えてくれるラストに心の底からホッとしましたね。

 

 

でこぼこ魔女の親子事情

第5話「エルフの森の非公開事情」「愛と伝説の芋掘り事情」

 神秘的なエルフたちが住まう森=ジジババばっかりの限界集落という認識に吹いた。フェンネルがグリンドが憧れるエルフ像をぶち壊し、エルフの森の地味に嫌な部分をドンドン明かしていく流れに大笑いしてしまいました。長命なエルフばかりの世界観を「田舎の嫌なところあるある」で描いていくのは中々に新鮮です。(それでいてフェンネルの地元への愛情故の「俺だけが悪口を言っていい」感覚にも妙な共感を覚えます)最終的にアリッサが「色んな視点から見る新しい発見」とまとめていましたが、なるほどエルフという種族の描き方はある意味で新しいものが見られました。

 そして後半はリラさんの夫「ポンド」さんの芋掘り……に見せかけた“何か”掘りを手伝うことに。薬によってクリーチャー化した芋たちの奇妙奇天烈さもさることながら、イモボロスやマーメイモといったネーミングがいちいち上手すぎるので変な笑いが出てきました。そのうえCパートで繰り広げられたベヒイモスVSイモタウロスからの合体は意味不明すぎて腹筋が壊れそうになりましたね。アリッサのツッコミがいつにも増して激しかったのも、今回のドタバタ感に拍車をかけていたと思います。そしてこれらの暴走を止めたリラさんの凄まじさを改めて感じつつ、旦那への妙にイケメンな態度にも惚れ惚れしてしまったり。

 

 

星屑テレパス

第4話「決戦シーサイド」

 ペットボトルロケットを使った瞬との決闘は、残念ながら勝利とはいかず……しかし火薬を使ったペットボトルロケットを持ち込む瞬の無法ぶりに笑いつつ(とはいえ海果の方が先に一方的なルールを課してきたのでイーブンですね)、「ゴーグルがカッコいいね」という海果の言葉に一気に心が緩んでしまいました。その一言を口にするまでにかけた海果の勇気が伝わってくると同時に、瞬が毒気を抜かれていく様子は何とも素晴らしかったです。この何てことない友人のような掛け合いをするために遠回りした過程は、まさに前回ユウが言っていた「2人はそう遠くないところにいる」だと今となってはわかります。

 かといってそれらが無駄だったわけでは断じてなく、この決闘に至るまでの海果たちの準備パートも注目ポイント。遥乃が託してくれた秘密基地のカギ、そしてペットボトルを譲ってくれたとある女性とのやり取りなど、ほのぼのとした日常を過ごすことは実は簡単な話だったことが描かれていたように思います。そうした経験が海果に上述の真心を引き出させる糧になったのかもしれません。言葉を紡げない海果と周囲との壁を作りがちな瞬、それぞれが互いの距離感を測りつつペットボトルロケットの記録の如く少しずつ近づていく一歩一歩が素敵な回だったと感じましたね。

 

 

ミギとダリ

第5話「ミジンコの歌」

 前回のテストで頑張った甲斐あって一条家と仲良くなることに成功したかと思いきや、その一家に広がる闇の一面に絶句することに。秘鳥を糾弾するならまだしも、彼を預かるという形で監禁・調教していく一条家の異常性がこれでもかと展開されていました。一条母の「早く瑛二になーれ」発言にもゾッとさせられますし、極めつけのオリゴン村のジオラマインパクトは計り知れません。村の住人の人形を用意しつつ丸ごと監視するこの一家の謎には恐怖を覚えてしまいます。無論赤ちゃんコスにされたミギや遊びたがりのドーベルマンなどのギャグもありましたが、正直本編がそれどころではなかったです。

 また3話ラストで登場した「みっちゃん」に関しても情緒を乱されましたね。ゴシップ大好きな性格を利用してきたダリと、すぐさま意気投合して一条家の秘密を探る様子が微笑ましかったです。みっちゃんの非常識ながらも明るいおばさんっぷりが一転していい清涼剤になってくれていたと思います。そのためダリを匿ってくれたその後、みっちゃんの人形の首が引きちぎられているCパートに内心悲鳴を上げてしまいました。つい最近までシュールでコミカルな話に気を取られていた分、本作がサスペンスであることを無理やり目に焼き付けられたギャップに動揺するほかありません。

 

 

 上述のドラゴン娘のアニメは約10分の本編の他にも、ショート枠が現在いくつか配信されています。このショートアニメは【JKあるある】をコンセプトに描かれる他のドラゴン娘たちの行動にアーシュが内心でツッコむ……という流れが特徴的。そして毎回ラストにアーシュが不憫なオチというのが哀愁を誘います。そろそろアーシュちゃんが報われる展開カモン!と思いつつも、このアシュ虐にそそられている自分もいたいいなかったり。心が二つある~ともかくこちらの方もチェックしていく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。