新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

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仮面ライダーガッチャード VS 仮面ライダーレジェンド EPISODE 2 感想

さぁ、ゴージャスタイムだ!!

そうか、そうだったのか……ゴージャスとは……

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  • 英雄に憧れ、輝きを磨き続けた男の物語

 第1話から3週間ほどの期間を空け、ガッチャード12話と同日に配信されたガチャレジェ第2話。この回では怪しく見えていたカグヤの人となりが明かされると同時に、彼に対する見方が大きく変わる興味深い内容となっていました。前回の感想では「信用していいのか不安になる」と書きましたが、今となってはその心配も杞憂で終わるほどカグヤの高潔さが印象に残ったほどです。世界の方が俺のところに来い!」といった傲岸不遜な態度にもかえって好感が持てましたね。

 まずハンドレッドが襲撃してきたのにエステを優先したことについて。最初こそ劇中の宝太郎のように呆れたものの、自身を輝かせる=目立つことで敵の狙いを自分に集中させる目論見をバトラーから聞かされてからはちょっと感心しました。自ら的になることで、民間人の被害を減らすというのは中々に勇ましいです。これは力ある者として人々を守る責務を果たす正しい意味での「ノブレス・オブリージュと言えますし、何より「自己犠牲のヒーローとしての側面を持つ仮面ライダー」をある意味で体現しているのが見事。堂々たる振る舞いもそうした高貴なるものとしての自覚から来ているのだと思うと、ちょっと尊敬の念を抱きますね。

 またレジェンドがディケイドに似ている理由として「かつてディケイドに助けられたから」という過去が判明したことにも驚きました。幼い頃にハンドレッドに襲われ、自身を助けてくれたディケイドに「大丈夫か?」と声をかけられた回想を見てそりゃディケイドに似せたくなるわ……!と納得せずにはいられなかったです。劇中ではバトラーの「ディケイドやジオウとは格が違う」発言に応えていましたが、内心ではディケイドへの敬意で溢れていると思うとかなりエモいですね。それだけに海賊戦隊の姿をパクった某金ぴかの世界海賊の無法ぶりが際立つというか……

 ディケイドのファンボーイかつ、ライダーとして戦う覚悟を背負ったカグヤ。そんな彼の生きざまを見た宝太郎との関係も素敵な見どころでした。「素直じゃないな」「貴様もな」といったやり取りが特にここすきポイント)自分以外の仮面ライダーと初めて出会った宝太郎のちょっとした課外授業のようなエピソードとして、実に爽やかな終わり方だったと感じます。

 

 

  • 探偵と欲望、宇宙と実験の錬成

 

ダブル

W!

 

オーズ 

OOO!

 

ガッチャンコ!

 

サイクロンタトバ!!

 カグヤによってゴージャスに修復されたガッチャードライバーに「仮面ライダーダブル」と「仮面ライダーオーズ」のレジェンドライダーケミーカードを錬成(ガッチャンコ)して変身したガッチャードの形態「サイクロンタトバ」。バトラー曰く「サイクロンジョーカーとタトバコンボの5種類の力が全て合わさったフォーム」とのことです。その割にはフォーム名にジョーカーが省かれているんですがそれは……そのデザインは前回登場したエクシードマイティ同様、ライダーのヘルメットをそのまま被ったかのような頭部が特徴的。加えて両肩にそれぞれC(サイクロン)とJ(ジェイ)のガイアメモリマークと、巨大なオーメダルらしき円盤の意匠が確認出来ます。戦闘ではオーズの基本装備であるメダジャリバーを使ってカッシーンたちを切り裂いていたのが印象的でしたね。

 

  フォーゼ

FOURZE!

 

ビルド  

BUILD!

 

ガッチャンコ!

 

フルフルロケット!!

 

 そして「仮面ライダーフォーゼ」と「仮面ライダービルド」のレジェンドライダーケミーカードを錬成(ガッチャンコ)したのが「フルフルロケット」。バトラーの「勝利の法則がキター!!」という説明が何ともフフッとくる形態です。こちらは両肩にフルボトルがズラリと並んでいるのがユニークで、同時に両腕に装備された盾らしき武装にロケットブースターが付いているのが面白いです。この盾型ロケットとも言えるもので空中を自在に飛行し、両肩からボトル型光線を発射するのが基本の戦闘スタイルである模様。中でもアストロスイッチの「ROCKET ON!」のサウンドと共に、白い煙を上げながら飛ぶシーンはまさにフォーゼ要素が強めでした。どちらも短い出番でしたが、そこそこのインパクトを残してくれたと思いますね。

 

 

 というわけでガチャレジェ2話の感想でした。前回同様細かいことはいいんだよ!的テイストで進みながらも、カグヤというキャラクターの掘り下げなどをしっかりやってくれた辺りに好感が持てましたね。おかげで全2話という短さでしたが、カグヤ本人や彼と宝太郎の関係性などに魅力を感じることが出来ました。(カグヤ様のことがだいぶ好きになってきたので、また何らかの形で登場してほしいと思ったほどです)またガッチャード本編がシリアスで暗かった分、このエピソードの明るさに助けられたことにも感謝したいです。

 他にもディケイド役として井上正大さんが声だけで出演したのもサプライズとしてかなり嬉しかったところ。(牙狼とレジェンドとジサリスどちらかに出るのかな~と思っていたらマジで出たという)レジェンドとディケイドの関連性をしっかりと説明付けてくれたのもそうですが、何よりディケイドが子どもを助けるヒーローとして活躍してくれたことに喜びを覚えます。かつて「ディケイドに物語はありません」と言われていた中、ディケイドをきっかけに生まれたヒーローの物語を描いてくれることに感慨深いものを覚えますね。そういった意味では、ディケイド好きとしてもたまらないエピソードだったと言えます。

 

 

 ではまた、次の機会に。