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最近のオタク系ニュースについて軽くコメントするだけの記事 その29(雑記 2024.1.27)

 

 

 2024年に入って最初の雑記感想。今回は主にデュエマのとある漫画展開についてをメインに語っていきたいと思います。長いことデュエマというコンテンツに触れてきた身としてもかなり珍しい事態になっているので、結構色々動揺して書いているかもしれないのでご注意ください。(他にはゴジラマイナスワンや仮面ライダーブレイド、サンドランドといった作品群についても語っていく予定です)

 

 

 というわけで以下、今回のお品書きです。

 

 

 

 

 

 

 

輝く水晶がデュエマをさらなる深淵へと誘う

 

 

 2月に発売されるデュエル・マスターズの新パック「邪神と水晶の華(デスベル・クリスタル)」の発売やキャンペーンが続々発表される中、デュエマ漫画の方でもビッグニュースが。何と現在連載している『デュエル・マスターズ WIN』とは別に、松本しげのぶ氏原作による新たな番外漫画が週刊コロコロコミック(コロコロオンライン)にて連載開始されることが本格発表されました。タイトルはズバリDuel Masters LOST ~追憶の水晶~『ニンジャラ』などを代表作に持つ金林洋氏が作画を担当する本作は、キービジュアルからし普段のデュエマとは異なるどこかダーティーな雰囲気を放っていることが感じ取れます。

 

(※以下月刊コロコロコミック2024年2月号から情報を抜粋)

 まず本作において注目すべきは斬札ウィンの変化。現在連載中のデュエマWINと同じように主人公を務めますが、本作では高校生に進級しているほかかつての記憶を失っているという中々に衝撃的な設定を引っ提げてきました。そして作品タイトルの通り全てを喪失(ロスト)して無気力な日々を送るウィンが、「かつて望んだ世界」を取り戻すためにデュエルの世界に足を踏み入れていく……とのこと。デュエマWINで楽しそうにデュエマをしている彼を知っているからこそ信じられない変わりように目を疑いつつ、さながらデスゲームに挑戦するかのような説明にも慄いてしまいます。果たしてウィンに何が起きたのか?そもそもこのウィンは我々が知る斬札ウィンと同一人物なのだろうか?そういった疑問が頭から離れません。

 他にも本作の新キャラにしてヒロイン候補が2人も登場する点が見逃せません。1人目の「イカ」(サイドテールの赤色の少女)は絵に描いたような元気娘のようで、ウィンの親友ながら彼に想いを寄せてるとか。そしてもう1人の「クリスタ」(銀髪のお姫様のような風貌の少女)は何とウィンと結婚の約束を交わした謎の少女というのですから驚きです。そのクリスタは「蠅の王」なる存在に支配され囚われているらしく、本作では彼女を救い出すために戦うといった物語が展開されるのでしょうか。いずれにしても従来のデュエマとしては珍しい“美少女らしさ”全開のキャラクターに注目してしまいますね。

 

 さてコロコロで公開された情報はここまでで詳細は依然不明のままですが、今回のキャンペーンに掲載されたビジュアルに※12歳以上を対象とする表現が含まれます」という注意書きが小さく載っていることでより話題になりました。すなわち全年齢ではとても描けないようなエゲつない要素を含んでいるのではないか……!?という戦慄ですね。

 デュエマ漫画を読んでいる人ならわかるかと思いますが、これまでデュエマ本編の漫画ではちょっと、いやかなり闇を思わせる表現が要所要所で垣間見えていました。大人に騙され仲間がドロドロに溶かされたことをきっかけに堕ちた敵役とか、幼馴染に裏切られ家を燃やされた結果鬼へと覚醒してしまった敵役とか、もっとさかのぼれば母を殺した仇に洗脳されて主人公の父を殺してしまったライバルとかデュエルマスターになれない憤りから反乱を起こした悪の大ボスとか……挙げていけばキリがないほどです。

 そんな児童誌でもギリギリな表現を攻めていた松本大先生が原作ながら12歳以上の表現をするというのですから、読者としては戦々恐々になるほかありません。実際前例として大先生がかつて描いた『錬人』は、コロコロの枷を解き放たれた作者の本気とも言えるほどのとんでもない作品でした。大先生、錬人の続きはまだですか?あの衝撃が再び味わえるかもしれない可能性には恐怖しながらも結構ワクワクしてしまいます。

 さてその表現についてですが、上述のような鬱展開をやるのか、それとも案外エログロを攻めるのかとつい妄想してしまいます。やはり12歳以上という表記からして性的な表現を含む可能性は高そうですね。実はクリスタが蠅の王に〇〇〇されていて……ここまで書くと色々ヤバそうなので止めておきます。あるいはウィリアム・ゴールディング氏の著作である小説『蠅の王』(当記事のサムネです)から由来して「人の中にある根源的な“悪意(悪魔)”の概念」に触れていくテイストもありそうです。

 いずれにしても長いデュエマの歴史で前代未聞の試みになるであろうデュエマLOSTが楽しみでなりません。2月1日から毎週木曜日に更新されるとのなので、現在これまた闇の深い要素を引っ提げてきた『ぷにるは可愛いスライム』と合わせて読んでいきたいと思います。…………あと松本大先生は仕事しすぎに見えるのでちょっと休んでも良いのよ?とか思ったり……

 

 

日本で、そして世界で評価される記念すべき-1.0(マイナスワン)

 

 

 昨年11月に公開されて以降、今もなお世界を席巻し続ける『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』。現在モノクロ版も劇場公開され絶好調のゴジラシリーズ最新作が先日、アカデミー賞にて視覚効果賞にノミネートされたことが発表されました。多くの人々からの賞賛の声が絶えない本作が、世界的な映画の賞にこうして評価されたという事実を聞いて僕も思わず歓喜に打ち震えてしまいます。しかもそこから続けてアカデミー賞の優秀作品賞や監督・脚本、主演男優に女優といった12部門も受賞、さらに日本のブルーリボン賞でも3部門受賞とめでたいニュースが次々に舞い込んできて興奮が止まりません。

 個人的に最も注目したいのはアカデミー視覚効果賞ですね。これは読んで字の如くVFXなどを駆使して驚きの映像効果を魅せた作品に贈られる賞です。過去に同賞を手にした作品にはE.T.』や『タイタニック』、『マトリックス』に『スパイダーマン2』など名だたる名作が揃っていますが、日本の映画がこれに選ばれるのは本作が初めてとのこと。それだけに今回のノミネートがどれほどの偉業であるかが伝わってきますね。またゴジラが特撮映画であることを加味するとより喜ばしい話だと思います。SFX(特殊撮影技術)によって現実にない生物や光景を生み出す特撮が、こうして世界に高く評価されるまでになったとも捉えられますね。特撮ファンとしても、この事実は高く胸にとめておきたいところです。

 改めまして、アカデミー賞並びにブルーリボン賞でのノミネート&受賞おめでとうございます!!

 

 

ライダーたちと運命の切り札を掴み取れ!!

 

 

 2004年に放送が開始された平成ライダーシリーズ5作目『仮面ライダー剣(ブレイド)』が先日25日に20周年を迎えました。不死身の怪物・アンデッドを巡る4人の仮面ライダーの戦いや、衝撃的なビターエンドは今でもなお多くのファンの心に残っていることでしょう。僕としてもそんな懐かしい本作が放送されてから20年目を迎えたことに、『555(ファイズ)』の時と同じように感慨深いものを覚えました。

 そんな仮面ライダーブレイド20周年をわざわざ公式がお祝いするということは何かあるのか?と期待もしてしまいますね。真っ先に思い浮かぶのはやはりVシネマによる続編ですが、現状はそんな情報は全く出ていません。とはいえ今後も出てくる可能性はあるほか、ブレイドの俳優陣はみんなプライベートでも仲良く顔を出している印象があるので続編があれば真っ先に出演してくれるかもしれない、と考えてしまいます。(個人的な印象ですが、本作とハリケンジャー俳優のみなさんの作品の愛が強いイメージがあります)

 

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 などと考えている内に、20周年企画の一環として劇場版『MISSING ACE(ミッシングエース)』の無料配信が発表されました。こちらは当時「本編のその後の後日談・4年後の戦いを早くも描く」という触れ込みで話題になった夏映画です。まぁ結果的にテレビシリーズ本編とは異なる結末からパラレルワールドだと判明しましたし、何より『龍騎』の映画の前例もあってそこまで信じている人は多くなかったかもしれませんが。(かくいう僕も当時は本編と繋がるのかと半信半疑で映画を観ましたね)とはいえ映画のストーリーそのものは単純ながら熱く面白いので、個人的にもお気に入りの作品でもあります。それをYouTubeで手軽に見られるほか、まだ見たことがない人に見てもらえるのは嬉しい限りです。ディケイドで一躍有名になったあの人が真面目にライダーをやっていることも知っていただければ何よりだったり。

 ともあれ、ブレイドをこうして祝えることは何だかんだで嬉しいですね。本作の20周年企画はまだまだありそうですし、その辺りも楽しみにしていたいと思います。

 

 

砂漠の世界(サンドランド)の物語再び&新たに

 

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 昨年の夏に劇場公開された『SAND LAND(サンドランド)』をシリーズ化した『SAND LAND: THE SERIES』のティザーPVが発表。鳥山明氏原作の作品としての魅力が満載な作品として、映画館で観に行った際に大興奮したこともあり、個人的にも再びベルゼブブとラオたちが見られることを喜ばしく思ってしまいます。

 

metared19.hatenablog.com

↑映画の感想については上の記事を参照。

 

 さて早速PVを見た感想ですが、見覚えのあるシーンにいくつか目新しいカットがあるようなないような……といった感じです。映画ではカットされた原作のシーンなど、シリーズ化される際に色々追加されたと以前から告知されているので恐らくそれのことでしょう。そして最も目に焼き付いたのはラストに映った謎のキャラの後ろ姿!これには度肝を抜かれました。しかも登場人物がオッサンばかりの作品としては珍しい女性のシルエットということもあり、一見本作の世界観に合わなさそうな彼女が何者なのかという点に注目してしまいます。

 しかし映画を観た人ならまぁそこまで……と思わせてからの新カットや新キャラで目を引く構成は中々にニクイですね。このシリーズの情報には最初首を傾げましたが、いざ映像にされると途端に見たくなってしまいます。新たなサンドランドの物語の方も気になりますし、配信された際にはちょっとチェックしておこうかなと思います。

 

 

 そんなわけでデュエマではかつてない新たな漫画が始まろうとしている中、同時に現在進行中のウィン編のターゲット層について色々と察してしまいましたね。本編では学園を舞台にしたストーリーをやっているほか、登場人物の平均年齢も比較的上がっており、基本的に中高生の子どもたち向けに制作している気がします。今回取り上げたデュエマLOSTの方向性もまさにライトノベルのような趣があり、デュエマの年齢層の引き上げが見えてきました。そんなデュエマウィン編が果たしてどのような形に向かっていくのか、ファンとして今後も見届けていく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。