2025年、『ポケットモンスター』シリーズの新たな挑戦作『Pokémon LEGENDS Z-A(ゼットエー)』が、Nintendo Switchで発売決定!
— ポケモン公式 (@Pokemon_cojp) 2024年2月27日
人とポケモンが共存する街を目指し、都市再開発が進む「ミアレシティ」を舞台にした、新たな冒険が始まるよ!https://t.co/1NKcOvQhS4 #PokemonLegendsZA pic.twitter.com/zxkbdWcF1X
『Pokémon LEGENDS Z-A』
2025年、全世界同時発売決定
『ポケットモンスター赤・緑』の発売日である2月27日に配信されたポケモンプレゼンツ。そのラストを飾る新情報としてまさかのポケモンレジェンズ新作が発表されました。前作『Pokémon LEGENDS アルセウス』に続いて完全な1人用アクションRPGになることが予想されますが、それ以上に気になるのは題材になるであろう『X・Y』関連の情報。タイトルの“Z”に加え、カロス地方のミアレシティを舞台にする時点でワクワクが止まりません。
まず期待したいのはジガルデの活躍ですね。タイトルからして扱うのはほぼ確定と見ていいでしょう。ゲームでは次回作の『サン・ムーン』でようやくパーフェクトフォルムを見せたりと不遇気味だったので、カロス地方でのジガルデが何者なのか存分に掘り下げてほしいところです。また同じくタイトルからAZの存在も思い浮かびます。最終兵器をはじめとした彼が王だった時代の3000年前のカロス地方について、その詳細が明かされるかもしれないと思うと興奮せずにはいられなくなります。現状詳しいことは何もわかっていないものの、このポケモンレジェンズZAの続報が早くも楽しみになってきました。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ラグナクリムゾン
第19話「戦う理由」
スターリアを救うために王都への突入を決意するラグナ。それを阻もうとするクリムゾンとの問答が描かれましたが、これまで感じていたクリムゾンの卑怯な部分を的確に指摘してきたのが良かったですね。心臓を別の場所に保管することで安全圏に居座る相手にそれでは血族を滅ぼせない、とスパッと言ってのけたのがカッコよかったです。何よりこれまで生き残れたことを偶然と断じられても、「みんなが生き残って笑い合える未来」のために戦おうとする理由を思い出して振り切る様子に感動させられます。これまで周囲に良いようにされてきたラグナですが、ようやく自分の意志と欲望をさらけ出したと言えるでしょう。
ラグナ以外にもわずかに残った命で彼のための剣を作るスターリア、かつての力を取り戻しつつ戦いに赴くボルギウスなど敵味方双方がより良き未来のために命を懸ける光景が目に付きました。これらの胸熱な描写もあって、上述のラグナのクリムゾンへの指摘がより強く強調されていたと思います。そして肝心のクリムゾンは泣き落としも毒も効かない辺りが滑稽で、かつラグナの説教で不貞腐れるなど意外と可愛らしい一面が印象的。これまで死んでは生き返るを繰り返してゲーム感覚で場を弄んできた極悪人が、本格的に痛い目を見ることでどんな変化を為すのか注目したいところです。
薬屋のひとりごと
第20話「曼荼羅華」
祭事に乱入し壬氏を救出した猫猫が語ることの顛末。前回の時点であった違和感が説明されることで、視聴者の中でハッキリと形になっていく感覚を覚えました。予想通りこれまでの事件が少なからず関わっていたものの、ここまで綿密に計画されていたとなると中々にゾッとさせられるものがありますね。(個人的には亡くなった彫金職人の件が落ちてきた祭具を抱えていた金具と繋がった時に膝を打ちました)あくまで予想に過ぎないと釘を刺されているものの、点と点が繋がって大きな線が出来上がる展開には否が応でも興奮させられます。
また事件に関わっていたとされる官女「翠苓(スイレイ)」の死のエピソードも衝撃的です。蘇る妙薬で一度死んだと見せかけて生き返ってから退散する、今でいう仮死状態にする薬を利用してのトリックは興味深いものがあります。まぁその妙薬の存在などでテンション上がって悪役みたいな笑い声をあげる猫猫のインパクトに全てかき消されてしまったのですが……他にも壬氏が男でなくなる薬(不能の薬かな?)を飲んでいたり馬閃と高順の関係が判明したりと意外な事実がサラッと明かされるのでそれどころではなかったのもありますね。
SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ ノワール)
第20話「There Narratives」
今回はまさかの過去回想2連発。まず前回のラストでメッセージを送ってきたパスカルが語ったミステルとノワールの真実ですが、大方の予想通りノワールがイストワールから送信された人格であるいう情報には大いに納得させられました。両者を想い立てて眠らせたパスカルの選択がこれまた切なくて、そのうえで最後にミステルとの会話を優先してしまう辺りがこれまたいじらしかったです。回想の開始早々草を食むなど絶妙な変人っぷりと善人っぷりを見せていただけに、生前の内にパートナーと再会出来なかった話には妙に胸が痛みます。
そして後半はトキオとマハト、そしてヴァイスハイトの少年時代が明かされることに。このパートはまず自らの思想で生徒たちを扇動し、学園を乗っ取るヴァイスハイトのやり口にドン引きさせられました。「イデアールに辿り着いて人類を救済する」というお題目を掲げているものの、彼の真意が全く見えてこないのが非常に不気味です。シエルの記憶を消去してきた事実といい、この男は人間・メイガス問わず他人の感情を一切理解出来ていない節があるように思えますね。
また良くも悪くもいつも通りだったトキオと、かつては純朴な好青年だったマハトの対比が印象に残りました。特にマハトは自分の信じる道について親友に疑問を投げかけられたこと、何より彼が去っていったことに耐えられなくなっていく様子が見ていて辛かったです。主の自由を願うシュネーをよそに、トキオと道を違えたことでますますヴァイスハイトの言う大義に縛られてしまっていることが目に見えて伝わってきました。現在の黒仮面と仰々しい口調も、そんな自分の心を守るためだと考えると途端にお労しくなってきますね。
愚かな天使は悪魔と踊る
第8話「Absolutely not」
朝帰り(?)の光景を夕香たちに目撃されてしまったことで始まったクラスの女子たちによる恋バナの目線。阿久津とリリーは付き合っている?という疑惑を向けてくる恋愛モンスターたちとの頭脳戦が見られましたが、例によってトンチキ合戦が展開されて笑いが止まらなかったです。「いしのなかにいる」ネタで乗り切ろうとするリリーのアホさ加減と阿久津の精一杯のフォロー、そしてそれに騙される女子たちには特に愕然となってしまいました。他にもメガネの委員長ポジションの子の力説はかなり気合が入っていて、視聴している最中そうかな……そうかも……となりかけたりならなかったりしましたね。(あとは男子も男子で谷川がヒソカパロディをやってきて吹き出してしまいました)
そして後半は阿久津と夕香のデートとそれを尾行するリリーたちの奇妙な構図が展開。この辺りはほどほどに仲の良い2人を見て露骨にムカムカしてくるリリーの様子が見ていて微笑ましかったです。その一方で阿久津がリリーに対する恋愛感情をないことをすっぱり言い切ってショックを受ける瞬間など、無自覚なまま阿久津への想いが揺さぶられているのが印象に残りました。何より阿久津にとってリリーが尊敬すべき存在になりつつある点も加えて、両者ともに相手への感情が恋だと認識していないのが興味深いですね。無自覚なまま進んでいくすれ違いにハラハラとニヤニヤを同時に感じずにはいられなかったです。
メタリックルージュ
第8話「どこでもない家」
ジーンとの再会と共にルジュが直面する真実。記憶をデータ化した蔵書庫にて2人の親とも言える「ロイ・ユングハルト」の情報が明かされましたが、もう1人の親である「エヴァ・クリステル」の存在と共にかなりややこしい状況になっていることを確認しました。感情などをネアンには不要なものと断じながら観察してきたロイと彼らの自由を奪ってしまったことを後悔するエヴァ、それぞれ真逆のスタンスでネアンの未来を案じていたことが伺えますね。そしてルジュの“妹”を名乗る謎のネアン「シアン」との関係も気になるところ。
そんな状況でルジュの語る自由に意を唱えるジーンが印象的でした。初登場こそ何を考えているのかわからない人物でしたが、両親が遺したものの後始末や秩序を維持するために必死な側面が見えてきて途端に同情を覚えました。また今回の終盤にジルたち過激派が襲撃してきたのもあって、彼の「今ネアンの自由意志を刺激させるのはマズい」という言葉にもある程度納得させられます。
あとはアッシュとロイドの描写も見逃せません。何といってもロイドが終盤撃たれた時は思わず声を上げてしまいましたね。(撃ってきた味方が「誤射でもネアンならまぁいいか」みたいな態度だったのがまたキツい)お互いに相棒のことを想いながら言葉を交わす両者の姿に、ショックを受けずにはいられません。今回ルジュとジーンの主張を「どちらも正しい」とフォローしてくれた粋なアッシュですが、今回の件を経てどのようになってしまうのか少々不安です。
ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ
第5話「ジャッジメンター」
Zの宇宙でも襲来したシビルジャッジメンター ギルバリスにスポットが当たった今回。『Z』本編におけるユカの体験から始まり、そこから劇場版『ジード』でのギルバリスの戦いやギャラクトロンを利用するムルナウや伏井出ケイの話までトントン拍子で話が進んでいくのが新鮮でした。それに立ち向かうゼットやゼロ、ジード、そしてウルトラマンオーブとニュージェネでは一時期彼らロボット軍団が強敵として描かれていたことを改めて実感させられます。
そんな中でユカがヘビクラ隊長、もといジャグラスジャグラーの過去を知ってしまう展開には吹き出してしまいました。既婚者のレイトさんへのセクハラまがいの言動やムルナウの執事ムーブなど、ユカからしたらショックを受けるのも当然のギャップに苦笑いせずにはいられません。(なおこれでもジャグラーの黒歴史としてはマシな方だったりする)前回の神木隊長の勇敢な姿を見た後もあって、あの気心の知れた上司の恥ずかしい事実を前にしてしまったユカには少々同情してしまいますね。
余談ですが上のポケモンプレゼンツではレジェンズの他にもポケモンGOやポケモンスリープ、ポケモンマスターズEXなど実に様々なゲームの情報が公開されていました。そのほとんどに手を付けていない身としてはあまりピンとくるものはなかったのですが、ここまで様々なゲームが出ていたことを改めて実感するいい機会だったと思います。本家のゲームでの対戦や育成以外にも多くの楽しみ方を模索する、ポケモンというコンテンツの懐の深さを再確認した次第です。
ではまた、次の機会に。