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2024年冬アニメ&特撮簡易感想 その12

 

 

 

 仮面ライダー剣(ブレイド)』の20周年記念イベントが先日兵庫にて開催され、大いに盛り上がりを見せたとのこと。中でも観客たちに衝撃を与えたのが本作に登場するライダーの1人、仮面ライダーレンゲルキングフォーム。設定上存在するもののついぞ本編に登場しなかったレンゲルの最強フォームがまさかのサプライズ登場を果たしました。去年『アウトサイダーズ』で活躍したというギャレンのキングフォームに続いて、ついにレンゲルのキングフォームも立体化されたのはこちらもとしても非常に嬉しい話です。

 

metared19.hatenablog.com

ギャレンのキングフォーム発表の時の話については上の記事を参照。

 

 さて上のポストにも表示されているレンゲルのキングフォームですが、ギャレンの時と同様こちらの期待通りのビジュアルに仕上がっているのが素晴らしいですね。装飾華美でゴテゴテしながらもレンゲル本来の姿をベースにしているため、彼の最強フォームとしても非常に納得がいくものとなっています。何よりブレイド放送当時多くの人が想像したであろう「もしレンゲルにキングフォームが存在したら」というイメージほぼそのままであろう点が見事。ファンの予想を裏切らない見事なキングフォームっぷりに、その1人として感動せずにはいられません。仮面ライダーブレイドが放送終了してからついに4人ライダーの最強フォームが出揃ったことにも感謝の念を送りたいです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ラグナクリムゾン

第17話「戦友」

 追い詰められたタラテクトラの自爆、それを必死に抑えつけるラグナ。長いこと続いた攻防のラストは両陣営の異なる絆の形が見に留まりました。互いに無力を攻め合う竜側のコンビの悲痛な別れもさることながら、体と心の疲労を押してラグナを援護するスターリアが何とも鮮烈だったと思います。ラグナの未来の姿を見てしまい、彼がその結末を迎えないように尻を叩いてくれそうな勢いで食い下がった姿も魅力的です。ラグナも自分1人で何とかするよりも、わかりあえる仲間との協力の心地よさをようやく知れたようで何より、とホッとしましたね。友の決意を涙を呑んで受け入れたゾラとは対照的で、想い人の破滅的な姿勢を良しとしないのが流石スターリアといったところです。

 …………などと言いながら今後の彼女の活躍をすごく期待していたのにっ!!まさかのウォルテカムイ電撃参戦(字面通りの“電撃を纏っての参戦”)に全てが持っていかれました。あっという間に首チョンパされたスターリアと、怒りに震えるものの歯が立たないラグナの光景に開いた口が塞がりません。ラグナが披露していたとはいえ、ここまでどうしようもないほど追い詰められるのも衝撃的です。クリムゾンがカムイとの戦闘を避けていた理由にも納得しつつ、上述の胸熱展開からの絶望的な状況からどう抜け出すのか?という疑問と不安が一気に押し寄せてきましたね。いやマジでこの後どうやって逃げ切るのでしょうかこれ……!?

 

 

薬屋のひとりごと

第18話「羅漢」

 サブタイトルにもある謎の男・羅漢について様々な情報が明らかになった今回。何といってもこの男こそが猫猫の実の父親であるという真実に度肝を抜かれました。前半の猫猫の回想や緑青館に訪れた羅漢らしき客の存在から何かしらの因縁があると察してはいたものの、これは流石に衝撃が大きすぎて動揺が止まりません。そしてその事実に気付いた壬氏だけでなく、猫猫自身もある程度知っているらしいのがまたショッキングですね。(羅漢の話を聞いた時の猫猫の尋常じゃない睨みを利かせたカットインには本気でびっくりしました)主人公の出生について何かと布石を散りばめていた本作ですが、それらが回収されたことで大いに結実した印象です。

 他にも猫猫が世話をしていた寝たきりの妓女など、前回に続いて女性たちの過酷な境遇が垣間見えたのも大きな見どころ。客から梅毒を貰ってしまい体が売れなくなった彼女たちがどれだけ悲惨な目に遭うのか……それを実際に目の当たりにした時の痛々しさは計り知れないほどでした。そんな女が虐げられる社会に加え上述の羅漢の件など、猫猫が色恋に対して一切の興味を無くしているのも納得の光景が今回広がっていたと感じられます。その結果薬物フェチの変態になってしまったという……いつにも増しておどろおどろしい闇の部分が良く描かれており、正直辟易してしまいましたね。

 

 

SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ ノワール)

第18話「Beyond the sky」

 うわああぁぁぁシエルがあああぁぁぁ!!

 前回ラストの時点で彼女の身に何か起こるとある程度覚悟していたのですが、彼女が動かなくなるまでの過程とその心情の数々に見ているこちらの心が砕かれてしまいました。本来のマスターであるヴァイスハイトを離反し、カナタのために尽くしてみせた様子に涙が止まりません。ずっと求めていた理想のマスターはすぐ目の前にあったことに気付き、歌で以て全ての感情を出し切ったシエルは本当にいじらしくて素敵でした。(アカペラが流れたまま特殊EDというのがこれまた辛い耐えられない)そして動かなくなったシエルの素体にノワールの人格を入れるのでは?というこの先の展開を予想してしまい、さらに気分が沈んでしまいそうです……

 そんなシエルを弄んだヴァイスハイトの目的が「メイガスの排除」だと判明した点も注目ポイント。人工知能が人間を凌駕して反旗を翻す危険性は様々な作品で触れられているのでその危惧自体は間違っていないと思うものの、ヴァイスハイト自身の悪趣味なやり口のせいでそれらの主張が薄らいでしまっていると感じましたね。メイガスを信用しないならまだしも、シエルの記憶を何度も初期化して自分の意のままにしようとする辺りが何とも浅ましいです。AIのシンギュラリティを見据えている割には道具のままで済ませようとする……利用しながら「信用出来ない」と言い放つ部分含めてこの男のやっていることはただの人形遊びに過ぎないことが伝わってきます。とはいえ敵のボスとしては割とちょうどいいくらいの憎たらしさなのではないでしょうか。

 

 

愚かな天使は悪魔と踊る

第6話「Close your eyes」

 前回のアレもあって阿久津を意識せずにはいられないリリーから始まった今回は、夢の世界での恋愛ゲーム展開に目を丸くすることなりました。阿久津の姿がバグでおかしくなるわ謎の侍に斬られるわ、色んな意味で夢の中っぽい脈絡のなさで笑いを誘ってくるのが卑怯(誉め言葉)です。その一方でリリーの阿久津への感情がより露骨になってきているのは素晴らしかったですね。照れ隠しでいつもの鎖を出す様子など、自分でも何をしているのか理解しきれずにいるのが可愛らしいです。阿久津に襲われると勘違いされるくだりも、普段と比べても彼女の大分脳内がピンク色に染まってきていると感じます。

 そんな空気に顔が緩んでいた中、リリーの素体なるものとまさかのバトル展開に。以前からちょくちょく見せているよく動く作画パワーが戦闘シーンで遺憾なく発揮されており、中々に見応えのある攻防が繰り広げられていました。阿久津とリリーの共闘も胸熱でしたが、リリーが素体に刻まれた何かに動揺する様子がそれ以上に目に留まりました。だからこそ阿久津の叱咤激励に立ち上がってからの作戦勝ちがより際立っていたものの、彼女の仄暗そうな過去の一端を垣間見た気分です。この伏線が阿久津との交流を経て、リリーにどんな変化をもたらしていくのか見逃せませんね。

 

 

メタリックルージュ

第6話「名前がない客」

 地球に帰還する際、乗っていた宇宙船で発生した謎の連続殺人事件。インモータルナインの1人、黄泉のジャロンこと「ジャロン・フェイト」が擬態能力を駆使した殺人ゲームを繰り広げる様子に慄きました。が、最初こそミステリーやサスペンス風味になるとばかり思っていた中、いつの間にかルジュとナオミのドタバタ劇が展開していきちょっと唖然となってしまいます。乗客に化けたジャロンを探す過程は中々ハラハラさせられたものの、主人公コンビの普段のノリがそれを上回っていたという印象です。個人的には疑わしい奴は全員殴るルジュの脳筋戦術が腹筋に悪かったですはい。

 前回とは打って変わってコミカルな空気が蔓延していましたが、一方で不穏な描写がチラホラ出ていたのも見逃せません。アッシュが早々にルジュの正体を知ってしまうのはもちろんのこと、「アエス・マキアス」と「アリス・マキアス」の双子の意味深な描写(双子は別々にしか姿を見せない=1人が2人を演じている可能性あり?)と、今後の布石になるような要素が多かったですね。ラストにはナオミがルジュを拘束するというとんでもないオチが待っていましたが、相棒かと思われた相手から受けるこの仕打ちが、ルジュの精神にどのような傷を残すのかが気になるところ。

 

 

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ

第3話「イグニスの依頼」

 サブタイにもあるイグニスからの依頼は予想通りハイパーキー絡み。マウンテンガリバーの中に入った様々なウルトラマンたちのデータをブランクキーに入れてみようという考えはイグニスらしいと言えばらしいです。そのうえデータ収集を任せて自分は外に出るなど、あまりにも自由奔放すぎて笑ってしまいました。振り回されてしまうユカの様子も相まって、『トリガー』序盤でのフリーダムなイグニスを思い出すことが出来ましたね。

 振り返りパートでは『Z』でウルトラマンジー、そしてウルトラマンゼロが参戦した客演回がまたもやピックアップされました。(定期的にこのエピソードが取り上げられる辺り、公式のお気に入りなのでしょうか?)加えてジードとゼロそれぞれの個人の活躍も紹介されており、ゼットを起点に関連するウルトラマンへと話が移っていく過程がかなりスムーズです。そして個人的に見逃せないのは『ウルトラゼロファイト』のシャイニングウルトラマンゼロの登場で、ULTRA FLYをバックに流れるこのシーンは何度見ても感動で目が潤んでしまいますよえぇ。ユカもゼロの底なしのポテンシャルの高さに惚れ惚れしており、またもやファンを作ってしまうゼロのニクイ部分も良く出ていたと思います。

 

 

 上述のイベントもあってますます盛り上がりを見せていくであろう仮面ライダーブレイド20周年。現在YouTubeで配信中の劇場版も久々に視聴して楽しかったのですが、ここまでくると続編にも期待してしまいますね。Vシネでなくてもちょっとだけでもいいから、テレビシリーズ本編のその後の剣崎たちの戦いを見せてほしいところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。