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2024年春アニメ簡易感想 その5

 

 

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 もうすぐ9周年を迎えようとしているFGOこと『Fate/Grand Order』と、アニメ化が控えているまほよこと『魔法使いの夜』のコラボレーションイベントの開催が決定。『Fate/ZERO』のアニメ再放送中のCMで新情報が流れることは事前に聞いていましたが、まほよとのコラボが個人的には予想外でしたね。(というのも2024年を迎えてからいきなり『Fate/SamuraiRemnant』とのコラボイベントを開催していたのもあり、今年のGWのコラボイベはないものかとばかり思っていました)しかもここ最近働きまくっている奈須きのこ氏がコラボのシナリオを執筆するとのことで、余計に衝撃とワクワクが押し寄せてきます。

 さてかつて当ブログで言及しましたが、まほよをプレイしたことがない身としては今回のコラボイベをどこまで楽しめるのかは不安なところ。アニメで履修しようとしていたもののそちらの続報が中々来ない中コラボの方が来てしまい複雑な心境ではあります。とはいえ『月姫』でも断片的に活躍していた青子さんがサーヴァントとして実装される可能性が高い点は素直に期待していますね。どうせなら気楽に楽しんでいきたいと思いながら待つ所存です。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

※『ポケットモンスター テラスタルデビュー』第46話の感想は個別感想で書く予定です。ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

ダンジョン飯

第15話「ドライアド/コカトリス」

 ドライアド戦で見ているこちらの目と鼻もムズムズしてきた件。架空の魔物ながらまき散らす花粉による被害は、涙と鼻水の異様な作画クオリティもあって妙なリアリティと説得力がありました。またみんながまともに戦えない状態でセンシを導いたチルチャックの指示が今回光っていましたが、その後彼から性教育を受けるシーンでさっきとは異なる笑いを気の毒な感情が湧いてきましたね。センシ本人はマルシルやチルチャックを想っての行動で思いやりに溢れているのはわかりますが、そこそこの中年らしいチルチャックからしたらこの指導は恐怖でしかないので後者の方に同情してしまいます。

 その後はライオスがマルシルから魔術の初歩を教えてもらったり、コカトリスに襲われたりとこれまた大波乱。特にマルシルが石化するかもしれない状況に陥った時はハラハラさせられましたが、彼女の石化時のポーズが何とも言えないものだったのでちょっと落ち着きましたね。その後も石化の体のバランスを保つために、ついでに漬物石代わりにするシーンは爆笑ものでした。これまたマルシルのことを想って解除に尽力しているのはわかるものの、絵面が酷すぎるのでラストマルシルが起こるのも無理はないと感じます。善意のつもりでも相手からしたら正直……というシチュエーションが多いと感じながら、本作の従来のノリが戻ってきたことを実感する回だったと言えます。

 

 

ゆるキャン△ SEASON3

第2話「プチキャンと庭キャン」

 今回の前半はなでしこの幼馴染・綾乃がメイン。彼女たちに影響を受けたのか、1人でちょっとしたキャンプ気分を味わう様子が描かれました。原付でちょっと遠くに行きココアを飲むだけの日帰りだけど、雰囲気は決して悪くありません。安い費用で買ったポケットコンロを使いココアを暖めるシーンも含め、ちょっとした遠出でも十分にキャンプと言える懐の広さがこの作品らしいと感じています。何より2期ではほんの少しの出番で終わっていた綾乃が、その後テントを購入するほどにキャンプにのめり込んでいく過程を見ていくのは中々胸が高鳴るものがありますね。

 そして後半は恵那の家で庭キャンを開始。(この辺りのエピソードは実写ドラマの方で先に描いていましたね)千明の散髪が主な目的なのですが、自家製ソーセージ作りの様子などの方が印象に残りましたね。手作りソーセージの出来は微妙だったものの、作る過程で繰り広げられるおふざけのやり取りなどには大いに癒されました。何より3期に入って初のちくわが相変わらず可愛くて最高の一言。寒い外によりも床暖房を選んだり太郎丸ゾンビ犬になりきったり、落ち込む千明の前にリードを持ってきたりとちくわらしいフリーダムな姿を思う存分味わうことが出来て大満足です。

 

 

WIND BREAKER(ウィンド ブレイカー)

第2話「憧れのヒーロー」

 いよいよ風鈴高校入学という日に新キャラ「楡井秋彦(にれい・あきひこ)」の登場に印象が持っていかれた2話。チャラい見た目と失礼な言動が目立ちますが、実力が無くても困っている人を助ける姿勢に好感が持てました。ボウフウリンの先輩たちのようになれずとも少しでも憧れに近づこうとする……その様子は見ていてグッとくるものがあります。桜がそんな楡井を前に、最初の印象を改める展開もグッド。桜は「弱いのに自分が強いと勘違いしている奴が嫌い」と言っていましたが、逆に楡井のような「自分の弱さを自覚したうえで立ち上がれる根性のある奴」は好きそうですね。

 そして後半の初登校は一転して従来のヤンキー漫画っぽい空気感に。ボウフウリンのことをカッコいいと認めた桜ですが、ケンカでてっぺんを取る目的そのものは決して諦めていなかったのはちょっと意外でした。そのため自身の野望を臆面もなく口にして警戒されたり、「杉下京太郎(すぎした・きょうたろう)」とかいう如何にもなヤバい奴が出たりと見ていてハラハラさせられる場面が多かったです。(あとビクビクしまくっている楡井が可愛い)それすらもケンカのスパイスとして楽しむ桜の肝の据わりようから、彼が筋金入りのケンカ好きな不良であることを再認識した次第です。

 

 

アイドルマスター シャイニーカラーズ

第2話「ウタという炎」

真乃の今後が気になる中、今回スポットが当たったユニットは「L'Antica(アンティーカ)」。1話の時点で「月岡恋鐘(つきおか・こがね)」の明るさが印象に残っていましたが、この回でも彼女のポジティブかつ諦めない姿勢がメンバーを引っ張る強さになっていました。ゲリラ豪雨&落雷による停電という二重苦を前にしても妥協したくない、“熱いもの”を残したいとする姿はシンプルながら胸打たれるものがあります。一見クールなようでいて、一瞬一瞬の情熱を注ぎこむことに全力なアンティーカの“色”というものが見えてきたように感じました。

 そんなアンティーカのMV撮影が舞台風になっている点も興味深かったですね。曲の「バベルシティ・グレイス」が持つ物語性を見出したうえで、それぞれの与えられた役をこなす撮影シーンには高揚感が湧いてきました。(中でも「白瀬咲耶(しらせ・さくや)」のカッコいい軍服姿がお気に入り)彼女たちを導いた高宮監督も気遣いや指導がしっかりした素敵な監督で、恋鐘たちの想いに持答えてくれる辺りに好感が持てます。そしてことあるごとに「わかるな?」と聞いてくるキャラにじわじわきたり……

(あと余談ですが、今回の撮影に使われた城がニチアサ特撮御用達の「ロックハート城」まんまだったので笑ってしまいましたね。『仮面ライダーギーツ』や『王様戦隊キングオージャー』で最近よく見たお城だ!シュゴッダムだ!とか思ったり……

 

 

 上でも触れましたが、まほよのアニメ化情報についても気になっています。昨年の大晦日スペシャルでティザーPVが公開されたものの、あまりセリフも明かされていないのでもっと色々と求めてしまいますね。とはいえ制作自体は順調に進んでいるものと思われるので、焦らず気長に待つべきでしょう。(もしかしたらコラボイベ開催のタイミングで新情報が来るかもしれませんし……

 

 

 ではまた、次の機会に。