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牙狼<GARO>-GOLDSTORM-翔 第9話 「羽」 感想

導師と教え子
騎士見習いの子どもたちを見てると「同胞」を思い出す
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・檜葉セイジ導師
 今回は久しぶりに登場したダイゴさんが修練場で騎士見習いの子どもたちに稽古をつけているところから始まりました。彼らの前に現れた魔戒騎士・セイジはダイゴさんの兄弟子のようで仲良くお酒飲んでました。(いつホラーが襲いかかってくるかわからないのに酒なんか飲んでていいのか?)
 一方法剣をガルドに任せた流牙たちはリュメ様から「騎士になる前の子どもを喰うホラー」の討伐を命じられます。え?それってまさか……?(とここまではそう勘ぐってました)
 
・まさかの夢
 子どもを喰うホラー探しに焦る莉杏。ここで彼女には「閑岱を再建して子どもたちに技術を教える」夢があるのが判明しましたが、正直そんな夢を持っていたことよりも閑岱が今は廃れている(?)ことに驚きました。白夜騎士の系譜とかあのメチャクチャ強いレギュレイスの封印とかはどうなったのか色々気になりますね。
 
・今回のホラー
 今週のホラー、ウォスカは騎士の修練場を襲撃しては子どもたちを喰らっていくというとんでもないホラー。セイジさんは自分の教え子たちを喰ったこいつを斬るために現れたとのことですが………………すいませんセイジさん、正直最初疑ってました。
 そして肝心のこのウォスカが強いこと強いこと。途中でダイゴさんや流牙たちも参戦して騎士3人、法師1人の計4人相手に互角以上の戦いをしているんですから驚きです。鎧を装着した牙狼や戯牙を相手にしても圧倒する辺り、歴代のゲストホラーの中では最強クラスではないでしょうか?(というか9話に出てくるホラーはみんな強敵の気がする)
 戦闘面に関しては5人揃ったところでごちゃごちゃしてて見にくかったんですが、鎧を召喚してからはすっきりしていて良かったですね。牙狼と戯牙の同時召喚も見れたし(本当は2人並んでやって欲しかったんですけど)、決め手をきっちりセイジさんにやらせるのもグッドでした。
 
・今週の外道コン
 ジンガ「お前が師匠か?感謝するよwwww」
 アミリ「あたしたちの餌の餌を育ててくれて、ありがとうwwww」
 おのれジンガ(とアミリ)!!どこからともなく現れて苦労して倒したウォスカを喰らい、その上セイジさんを煽ってあっけなく殺しおって!刺した剣を鞘に納めてそのまま抜くとか絵的にもエグイ殺し方するし井上君の演技も相まってジンガは本当にとんでもない下衆野郎になってますね。
 個人的に牙狼シリーズ最凶の悪役は滔星でしたが、最近ジンガの方が外道としては上なんじゃないだろうかと思えてきました。
 
受け継がれる「羽」の遺志
 怒りで我を忘れたダイゴさんを子どもたちが「僕たちを強くしてください」と引き留める場面は良かったですね。    「先人や死んでいった者たちの思いを受け継いでいく」ってのは牙狼シリーズ共通のテーマなのでこういう描写があるとすごく嬉しくなります。羽飾りを握りしめてカットでセイジさんの思いをしっかりと受け止めていることがわかるいいシーンです。
 
・心滅フラグ?
 さて前々回からジンガの煽りを受けて散々怒り狂っている流牙ですが、この調子だと心滅化してしまうんではないでしょうか?心滅獣身は歴代主人公ほぼ全員が経験しており、流牙のみその強靭な精神力でなる気配すらありませんでした。が、ここ最近の流牙を見ていると怒りで我を忘れてなってしまうんではないかと心配してしまいます。ジンガの闇の力云々の発言もそれを見越してのことのように思えますし。
 かと思ったらダイゴさんが「俺が闇に堕ちたら俺を斬れ」とこれまたフラグとしか思えない発言をしちゃってます。これはどっちかが確実に心滅化してしまいそうですね。どうなってしまうのか先が気になるばかりです。
 
 EDを見たところ今回の監督は久しぶりに横山誠さん(生きていたのか横山監督!)でした。今回は戦闘もよく、牙狼のテーマの一つである「継承」をきっちり描いてくれて7話とはまた違った満足感を得られる回でした。ダイゴさんこれからどうなっちゃうんだろう……。
 さて次回はガルドとジンガが直接対決を繰り広げる模様。何だろう、ガルドが勝てる気がしない…。
 それでは、また。次の機会に。