自分を信じて進め
イグアナが今回の一番の衝撃だった件
本作の主題歌である氣志團の『我ら思う、故に我ら在り』。1話では戦闘中にBGMとして流れたせいで上手く聞き取れませんでしたが、今回から本格的に流れました。平成ライダーの主題歌にしては藤林聖子が作詞を担当していないのでどうなるかと思いましたが、こうして聞いてみると良い歌詞ですね。特にサビのフレーズは繰り返し歌いたくなるテンポです。
・新たな眼魂を求めて
99日というタイムリミットを与えられたタケルが案外普段通りしていたのに対して、御成とアカリの2人が騒いでいるのは中々面白い構図でした。しかしアカリは目の前でタケルが消えるという怪現象にあっても相変わらず非科学的なことは信じないようで眼魂を解体するという暴挙を行おうともしていました。そんなことしたらバンダイが修理してくれなくなっちゃう！
一方タケルは研究室に住みついた仙人のおっちゃんに色々聞き出そうとしますが話をはぐらかす仙人が凄く怪しいですね。1話の時点から単純に味方ではないとはわかっていましたが、タケルの父親が研究していたというモノリスと合わせて何かありそうですね。（個人的に次々と演技が変わるの点に何かあると考えています）
・謎の科学者
アカリが街の電線がショートする事件を追っていたところ出てきた頭髪が奇妙な科学者の園田さん。エジソンの名言の意味を説明したことからタケルとすっかり意気投合する（けど仮にも子ども番組で努力を否定する発言はいかがなものかと……）ものの、彼にはなぜか眼魔が憑りついていて戦闘に発展。タケルはゴーストに変身しますが、その際に必ず消えるのが寂しいですね。誰も見ていないのに変身ポーズとか……。でも周りで踊っているオレ魂がかわいかったです。
そして肝心の戦闘シーンは両者共に「一般人には見えていない」ので周りで親子連れが平然と遊んでいる場面が奇妙かつ新鮮に見えました。しかしムサシ魂になったら返り討ちになってしまうというオチは残念でした。2話にして早速かませ化してしまうムサシェ……。
・不安と信頼
戦闘がいったん終了してアカリと2人っきりになったタケルがつい声を荒げてしまうシーンは印象的でした。冒頭では平然としているかと思っていましたが、やっぱり生き返れないかもしれないと不安でたまらなかったんですね。そりゃ当然だ。戦闘前に「命など惜しくない」と言う園田さんに対して「命はそんなに軽いもんじゃない」と返したのも中々説得力があるかと思います。
そしてそんなタケルに対して、
アカリ「私は眼魔とか信じられない。でもタケルのことは信じられる」
ここに来てアカリがヒロイン力を発揮。タケルも自分自身を信じると前向きに。タケルの心情も含め、序盤の内にこの話をやっておいたのは正解でしたね。
・イグアナ！？イグ、イグアナ！？
立ち直ったタケルは御成の調査のおかげで園田さんを見つけますが、眼魔の誘導で眼魔ホールなるものを発生させる装置を作らされていた園田さんを説得して、見事エジソンの眼魂を手に入れ……るかと思いきや眼魔に横取りされるのは意外でした。
そうして巨大化した眼魔に連れて行かれたアカリを追っていきますが、そこに現れたのは足の生えた船「キャプテンゴースト」。これだけでも相当おかしなデザインなのにバイクと合体した「イグアナゴーストストライカー」にはさらに度肝を抜かされました。このデザインの奇抜さはキャッスルドランといい勝負だと思いますよ。
巨大眼魔はイグアナに任せてゴーストの方は眼魔ホールを閉じる作業に入ります。ここでベルトにあった「オオメダマ」のギミックを使うのは意外でした。あれって特別な必殺技ではなかったんですね。
・閃きの電撃
カイガン！エジソン！
エレキ！
閃き！
発明王！！
エジソン魂はフェイスのデザインは結構いいのですが型の丸い部分でいまいちカッコつかない感じですね。可愛いとは思いますが。
戦闘シーンは早めに必殺技を使ったのでさっさと終わってしまいましたが、「戦闘中に良い作戦を閃く」というなかなか優れた能力を表現するにはいい塩梅だったと思います。でも活躍の場面少なそう……。
こうして事件も一件落着。タケルもゴーストハンターになることを決意し、不可思議現象を解決する探偵のようなことを始めることに。以降の事件は依頼者側から持ち込んでくる形になりそうですね。
2話目にして早くも3番目のフォームが登場。さらに主人公の心情も少しだけ明かされてきました。まだ話の方向性がいまいち見えませんが最初の1クールくらいでその辺は固めていくと思います。
そして次回は弓の英雄！アーチャーのくせに弓を使う英霊かな？
ではまた、次の機会に。
