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牙狼<GARO>-紅蓮ノ月- 第1話 「陰陽」 感想

平安の闇に吠える金狼
和風テイスト全開のアニメ牙狼開幕






















 というわけで大変遅くなりましたが『牙狼GARO>-紅蓮ノ月-』の感想を書いていきたいと思います『炎の刻印』と比べると全体的に渋めの印象ですが、元々あった牙狼の和風テイストをより強くした感じでしょうかね。
平安時代と火羅
 本作の舞台は平安なのですが、雰囲気的に何となく「平安に似たような何か」って感じがするのですがそこはとりあえず置いときましょう。肝心の貴族どもは自分たちの領地を法力か何かで防御していて平民に被害が出ても知らんぷり、という思ったよりひどい社会になってます。(この時代ではこれが普通なのかもしれんが……)それはそうと藤原道長の声が堀内さんなのでヘルマン父ちゃんに聞こえてしまいます。その声で女性を口説くな!笑うから!
 そしてアバンから登場した火羅<ホラー>はこれまでのデザインと異なり、素体ホラーが下腹がでっぷりした姿になっていました。(翼も左右共にボロボロの悪魔の羽のようになってました)このデザインの差異は中々面白いですね。
 


・内職騎士・雷吼
 そんな平安の世で黙々と内職をしているのが本作の主人公である雷吼。声は『魔戒の花』で雷牙を演じた中山麻聖さんです。初めての声優業なのでどうなるかと思っていましたが、結構演じられていますね。声もアニメ寄りで違和感がありません。アバンの鎧着た状態を除けば初登場となるその姿は、まさかの扇子づくりに励むという意外なものでした。内職でもしないと食っていけない世知辛さがこの時代の騎士にはあるということですね……。(というか現代の騎士は給料をちゃんともらっているのだろうか?)
 雷吼自体は正義感溢れる青年らしさが出ていると同時に金平糖を食べて笑顔になるなど可愛い面も見られて個人的には好印象ですね。でもどことなく流牙と被っている気がするので何かしらの差別点は欲しいところですねぇ……。

 一方仲間の星明と金時はこれまた変わった人物で特に星明は魔戒法師にしてはすごく世俗的なところがあって面白いですね。あと朴路美さんがこんな可愛い声を出せるとは思っていませんでした。


黄金騎士・牙狼<ガロ>
 そして今回のホラーとの戦いで星明が謎結界を張りつつ、ついに本作の牙狼の鎧が召喚されて本格的にお披露目されました。見た感じはこれまでの牙狼とデザインに差異は見られないものの『炎の刻印』の時よりもシックで落ち着いた金色です。
 戦闘シーンは何故かザルバが石になっている(猿轡とバイザーの次は石化か)ので最初鎧なしで戦いますが、星明が封印を解いたことでいつものザルバが復活、鎧を装着してからはあっという間に勝負がついてしまいました。牙狼になってからの戦闘シーンをもう少し見せてほしかったですね。

 そしてラストに現れたのは蘆屋道満平安時代を使った色んな作品で大抵悪役にされている道満ですが、本作でもそれは変わらないのでしょうか。


 というわけで思っていたのとは少し違いましたが、これはこれで味があるような『牙狼』でした。この先に期待ですね。と思ったら次回予告でもう心滅が出てる!?


 ではまた、次の機会に。