以前発売が告知されていた『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』の追加PVが先日公開。初報前からずっと待っていたゲームなので、続報が来た時はテンションが上がりましたね。
↑以前の発表の時の感想は上の記事を参照。
さて前回がゲームの収録内容に触れていたのに対して、今回は他プレイヤーとの通信要素を全面に押し出していました。エグゼシリーズの醍醐味である対戦要素が全国の相手と出来るなど、現代のゲームらしいオンライン対戦がついに実現したことにちょっと感動を覚えます。まぁ僕は当時からあんまり対戦をしたことないので本作でもやるか微妙ですが。他にもチップトレードといった交換要素もあるのが嬉しいところ。個人的には強化プログラムを交換出来ることにニヤリとしてしまいます。
誰とでも“繋がる”現代の感覚を、かつて近未来的要素を魅せてきたエグゼで味わえると思うと何だか感慨深いです。発売日も来年の4月14日に決まり、予約も開始した今、エグゼが再び遊べる時が迫っていることを実感します。早く遊んでみたいものです。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
SPY×FAMILY
第23話「揺るがぬ軌道」
前半は裏テニス大会の続きからスタート。前回の時点で十分問題ありだった相手の妨害工作がますます派手になっていく中、それらを易々と攻略していくロイドとフィオナのコンビに惚れ惚れさせられました。（あと敵の妨害のバリエーションが豊富なので単純に見ていて楽しい）最終的には試合に勝っただけでなく、対戦相手の更生まで果たし目的の絵も奪取成功と順風満帆で終わったのでどこか安定感に溢れた印象を抱きましたね。まぁ肝心の文書の正体がひどかったのですが……この2人のスパイとしてのスペックの高さを再確認した気分です。
しかし後半のヨルVSフィオナテニス対決で、ヨルの2人を超える力を目の当たりにして絶句。波動球よろしく驚異のサーブ対決になることは予想していましたが、その前のヨルが力みすぎてボールが細切れになるシーンには笑いつつも驚愕しました。単純な戦闘力では彼女が本作最強であることがよくわかります。そのうえヨルは妻としての自信に悩むわ、フィオナは勝手に勝負を挑んで勝手に敗北を認めるなど両者騒がしいまま終わってしまったことには呆然とするほかありません。
BLEACH 千年血戦篇
第10話「THE BATTLE」
剣八と卯ノ花さんによる「剣八」の名を巡る戦いもついに決着。作画の勢いもあって非常に凄まじい死闘が繰り広げられていましたが、剣八の動きが少しずつ洗練されていくことで卯ノ花さんに迫っていくような描写に興奮と恐怖を同時に覚えました。また卯ノ花さんの卍解「皆尽(みなづき)」を使用した戦闘が原作から大幅に長く描かれていたため、どのような能力なのか何となく読み解けるようになっていたのが興味深かったです。（血のようなもので斬撃を飛ばしたり、自身の傷を回復する能力でしょうか？）
一方で卯ノ花さんの剣八への想い、そして戦いが終わった際の切ない様子が印象的。自分のせいで弱くしてしまった相手に本気と愉しみを思い出させようと身を捧げる、歪んでいながらも一途な感情には心が揺さぶれられました。剣八の方も剣を捨て、彼女の死に駄々をこねるなどおよそ今までの彼らしくない振る舞いをしていたのも驚きです。戦いという枠を超えて、この2人だけの特殊な関係性が築かれていたのでしょうね。
そんなシリアスからの一護たちの修行パートの流れはこれまた落差が激しかったです。「二枚屋王悦(にまいや・おうえつ)」の独特なノリで明るくなったかと思いきや、浅打(あさうち)を使用した修行に入ってからまたシリアスな空気に戻るなど、見ている側としてもかなり忙しかったですね。そして一護が浅打との対話に失敗するなど、彼のルーツに繋がる展開がいよいよ訪れたことにワクワクが止まらなかったです。
チェンソーマン
第10話「もっとボロボロ」
少年漫画ではよくある修行回……でも本作にかかればたちまちバイオレンスなことになるという。姫野先輩などの回想で度々姿を見せていた「岸辺(きしべ)」がついに本編に登場しましたが、予想を超えるイカレっぷりに唖然となりました。ただのアル中かと思いきや、デンジたちの再生能力をいいことに彼らを容赦なく殺して鍛えるやり方にはドン引きさせられます。そのくせ単純な腕っぷしで彼らを圧倒するなど、「最強のデビルハンター」を自称しているのも納得な強さのせいで見ていて変な感覚を覚えましたね。
そんな先生に驚かされる一方で、殺されまくっているデンジとパワーちゃんの反撃パートにはほっこりさせられました。「頭のいい作戦」に対する憧れはまだしも、メガネをかけて賢くなったつもりなど安直さが何とも微笑ましいです。他にも岸辺への復讐で意気投合するシーンといい、この2人は何だかんだで悪友として相性が良いのだと思います。
そしてアキの方は姫野先輩の死を実感して少しずつ覚悟を決めていくかのような過程を踏んでいたのが怖かったですね。加えて先輩の妹がくれた手紙を読んだことで、かえって後戻りするつもりがなくなってきているのが辛いです。好きな相手の心に傷を残したという点では姫野先輩は勝利したのかもしれませんが、結果彼を死に追いやってしまっていることに複雑な感情を抱いてしまいそうです。
ヤマノススメ Next Summit
第11話「また会えたね！富士山」
2年に進級してからしばらく経ち、あおいがいよいよ富士山に再挑戦することに！高山病によるリタイアとなってしまった去年と同じ轍は踏まぬよう、ひなたたちと入念に計画を立てていく様子から、あおいのかつてない本気度を感じ取りました。（とはいえ基本はいつも通り、和気あいあいとしているので見やすかったです）あおいだけでなく、ひなたがいざという時のために彼女を支える気満々で準備していたことにちょっと感動を覚えましたね。
準備パートで特に印象的だったのがザックの買い物。「良いものを買って楽に登山する」「ザックはそれぞれの体に合ったものを使う」「腰で背負うのがザック」といった興味深い情報が次々と聞けたほか、あおいの持ち物に対する気構えが少しずつ整っていく様子が感じ取れました。リタイアの象徴である金剛杖を置いていき、トレッキングポールを用意していたシーンからも、彼女がかつての無念を払拭しつつあるのだろうということが伝わってきます。
ただ当日になって天気のことを気にしたり不安を抱くなど、いざという時には弱気になる辺りはいつものあおいでしたね。この心配性に関してはほのかが「思い通りにならないことも楽しむ」姿勢を教えてくれたことで少し落ち着いていったのが良かったです。あの富士山へのリベンジに向けて、堅実な過程に心が熱くなる回だったと思います。それにしてもあの外人カップルが再登場するとは……
転生したら剣でした
第11話 「召喚したら魔狼でした」
難敵「トリックスタースパイダー」のせいで分断されてしまったフランと師匠、今回はこの2人のそれぞれの覚悟が感じ取れる胸熱の内容でした。まず前半はアマンダにバレることを承知で、召喚魔術を使う師匠にグッときましたね。自分の正体よりも目の前のフランを助けることが大切という姿勢は彼ならそうするだろう、と予想していましたが、いざ実際に決意するシーンを目の当たりにするとどこか感動させられます。そうして召喚した魔狼「ウルシ」は頼もしさと可愛さもあって、大ピンチの中のちょっとした清涼剤になっていたのが素敵でした。
そして後半のフラン単独の戦いはこれまた熱かったです。最初は非力な自分に絶望するも、体が動く限りは諦めずに戦い続ける覚悟を固める様子にこれまたウルっときました。師匠に頼ってばかりではなく、自分自身の力を信じる彼女の戦いぶりには見ていて応援したくなってきます。その後、フランと師匠の想いが別々の場所で重なっていく演出でテンションが最高潮になりました。離れていても繋がっているという、ベタながら燃える展開をストレートにやってくれたのは最高でしたね。
異世界おじさん
第10話「礼節は…人であると認められてからだ」
「沢江(さわえ)」ちゃんの不憫さと可愛さに色々とやられた冒頭。おじさん宅を訪れて藤宮が危険だと勘違いする展開には大笑いしてしまいました。沢江ちゃん自身妄想が激しかったのもありますが、たかふみたちの言動やおじさんの振る舞いがどれも誤解を招くようなものばかりで恐怖するのも仕方ない……とも感じましたね。というか例によって藤宮に近づく男子には攻撃的なたかふみといい、一般人にこの異常空間は劇薬すぎると思います。
話は戻っていつもの異世界での記憶鑑賞ではまさかの温泉旅館が出てきたことに仰天しました。しかも初代番頭がおじさんと同じ異世界転移者、といった重要情報が次々と出てきたことにはかなり見入ってしまいます。しかしメインはあくまでおじさんとツンデレエルフのラブコメ展開ということで、妙な艶を感じるマッサージシーンとかは別の意味で見入ってしまいましたね。何だかんだでその後のアリシア合流からのやり取りでは、おじさんの周囲の関係が少しずつ充実していっていることにほっこりさせられたのが良かったです。（それにしても藤宮といいアリシアといい、エロ展開に興味津々な女子が多いな……）
他にも『ロックマンエグゼ』のアニメシリーズが、カプコンのYouTubeチャンネルで配信されることが決定。早速1話をはじめとした序盤のエピソードが配信されて驚きました。
↑何故サムネがデカオなのだろうか……？
エグゼのアニメ配信はアニメログでもされていますが、上の記事でも書いた通りあちらのチャンネルでは配信が途中でストップしています。（あの時から2話くらい配信されたようですが、それ以降はさっぱり……）一気見していた身としてはかなり惜しいと感じていたので、カプコン側の配信ではその先もガッツリやってほしいところ。願わくば最終作の『BEAST+』まで見せてほしいですね。そしてこの調子で僕自身のエグゼ熱を取り戻していきたいです。
ではまた、次の機会に。
