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2023年春アニメ&特撮簡易感想 その12

 

 

 

gundam-bm.net

 

 以前発表されたガンダムビルドシリーズの最新作『ガンダムビルドメタバース』の最新情報が到着しました。主人公の「ホウジョウ・リオ」をはじめとしたキャラクターまたエッチなお姉さんキャラがいる件や、それぞれの使用ガンプラの情報など本作の世界観が見えてくる要素が盛りだくさんでした。

 

metared19.hatenablog.com

↑以前の発表に関する感想は上の記事を参照。

 

 主人公の「ラーガンダム」のシンプルなビジュアルも気になりますが、それ以上に目に留まったのが劇中で登場予定のほか新機体。何とこれまでのガンダムビルドシリーズの主人公機のバリエーションと思われるものばかりで本当に驚かされました。

 

  • 初代主人公機のさらなる発展「ビルドストライク エクシードギャラクシー
  • マスターガンダムの意匠を受け継いだ「神(しん)バーニングガンダム
  • 太陽炉とAGEシステムの融合(?)「ガンダムダブルオーダイバーアーク
  • まさかの冥王星モチーフのアーマーで登場「プルタインガンダム

 

 いずれも「セイをはじめとした主人公たちが本編後に作り上げたガンプラ」のイメージが得られる素晴らしい機体ばかりです。(プルタインだけ闇堕ちっぽさを感じますが……)何よりこれらが登場するということは、歴代主人公の共演が見られるのではないか?という期待が湧いてきます。メタバースという設定だからこそ出来る、夢のバトルが繰り広げられそうでワクワクが止まりません。これらのガンプラ商品の情報と合わせて、続報などを待っていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

【推しの子】

第5話「恋愛リアリティショー」

 ぴえヨンのインパクトが強すぎる……!!かなを事務所に迎え入れたことでルビーが本格的にアイドル活動を始めようとする中、苺プロの稼ぎ頭「ぴえヨン」とのコラボで一気に空気が笑いが包まれていく感覚を味わいました。一見すると不審者ですが、ヒヨコの被り物をした筋肉系YouTuberのビジュアルはなるほど小中学生に人気なのも納得と感じましたね。加えてブートキャンプのシーンの作画の良さ(『ダンベル何キロ持てる?』の時の筋肉ノウハウを生かしていますねこれは……)も相まって、ここまでの話の印象が全て吹き飛んでしまった気分です。

 とはいえ話の本筋も決して忘れてはいません。中でも今回はルビーのひた向きさが印象に残りました。前回まではギャグキャラだったものの、アイドルを目指すためにどこまでも正道を進もうとする彼女の姿勢には好感が持てます。また寝起きドッキリの仕込みなどに反対するシーンもポイントで、ルビーにとって「嘘」はどれだけ許せないものなのかが読み取れますね。母親のアイは嘘で身を固めていましたが、彼女の放つ「本物」に惹かれたからこそルビーは自分も本物になろうとしているのかもしれません。

 そしてアクアの方はアイの情報と引き換えに参加した恋愛リアリティーショーで思いのほか苦戦中。面倒くさい撮影現場や一癖も二癖もある他参加者たちによって上手くいかない様子は、かえって見ごたえがありましたね。特に「鷲見ゆき(すみ・ゆき)」の小悪魔的ムーブに翻弄されるアクアが初々しくて、何とも可愛らしく思えてきました。

 

 

山田君とLv999の恋をする

第6話「個人的にはラブコメ展開希望」

 瑠奈ちゃんはおバカ可愛い。前回茜に絆されたことで一気に彼女に懐くようになった瑠奈ですが、わがままお嬢様な点はいつも通り。ももちゃんのような友達の友達に対する当たりの強さは相変わらずですし、茜という理解者を得ただけでまだまだ世間知らずの高枕といったところです。ただ自分の思い通りにならないことにイライラする様子もあって、以前よりも可愛げが出てきたと思います。

 そのうえ茜と山田をくっつけるためにラブコメ展開に持っていこうとする強引さまで発揮してきたので笑ってしまいました。漫画から得た知識をもとにパンをくわえさせるなど、ベタすぎる手ばかり用意するのでかえって新鮮に感じてしまいます。(そのくせ中途半端に形だけを真似てるだけという……)怪我させたことに泣き出して謝る姿もあって、まぁ何とも憎めないのですが。

 そんな瑠奈の策謀に巻き込まれた茜と山田ですが、意外にも山田の方が意識し始める描写が挿入されたのでびっくり。以前から茜のひた向きさに惹かれていることはあったものの、明らかに恥ずかしがったような態度を見せたことに驚きを隠せません。ここにきて山田もそういった感情を見せてきたことに、ニヤニヤが止まりませんね。

 

 

スキップとローファー

第6話「シトシト チカチカ」

 中間試験も間もなくという中、今回は美津未と志摩くんが気まずい関係になる展開にドキドキハラハラさせられました。志摩くんのサボり癖は1話の時点で底となく仄めかされていたものの、それに対して過剰に不安がってしまう美津未との感覚の違いがここにきてハッキリ描かれたように感じます。良くも悪くも真面目すぎる美津未と常に一線を引く志摩くん……ある種正反対な2人がここまで仲良く出来ていたのも奇跡のようなものなので、チクチク言葉で刺し合ってしまったのは必然だったのかもしれません。

 それでいてお互いに相手のことを気にしすぎるのが何とも微笑ましかったです。中でも美津未が「心配したのに」と少々意地になりかけていたのが意外でしたね。これまで数々の「良かったところ探し」の天才っぷりを見せてきた主人公ですが、志摩くんのことでは譲らない面もあることに不思議とニヤリとさせられます。最終的に2人で素直に謝り合って解決したはいいものの、胸に残ったままの感情が恋なのか友情なのかで混乱していそうですね。他人を振り回してきた美津未たちが今度は振り回されてしまう、という点で顔が綻んでしまう回でした。

 

 

この素晴らしい世界に爆焔を!

第6話「爆裂ニートの就職活動(レゾンデートル)」

 学校を卒業して晴れてニートになっためぐみんですが、例によって夜な夜な爆裂魔法をぶちかましていたのでいきなり爆笑させられました。しかもバイトが不採用になった時などの憂さ晴らし感覚でやっている迷惑っぷりなので笑いが止まりません。ちょむすけを迎えに来た悪魔族の「アーネス」への仕打ちも中々に外道で、このすば本編のめぐみんっぽくなってきた感覚を味わえましたね。

 さらに里を出る際に同級生から貰った装飾品で我々の知るめぐみんの姿に近づいてくシーンも地味に胸熱でした。マントはゆんゆんからのプレゼントですし、里の仲間に慕われていることがわかりますね。こめっことの最後の夜なども含めめぐみんにも「帰れる場所」があることがわかり、ほんの少しだけ目頭が熱くなりました。

 また上述のアーネスの登場によりちょむすけの正体がはっきり明かされたのも大きな収穫。前回の時点でウォルバクそのものだというのは予想出来ていましたが、ヤバい奴だとわかった今、こいつを自分のものにしためぐみんとこめっこのヤバさに少々恐怖することになりましたね。そしてアーネスさんは主にそっぽ向かれるはダメ男が苦手になるわと本当に不憫……

 

 

贄姫と獣の王

第4話「女猫と爬虫の姫」

 サリフィが恋心を自覚してきたことにニヤニヤせずにはいられなかった件。各国の王女たちの縁談が持ち掛けられた王様にそれを受けてほしいとお願いしたものの、いざ王様が他の女性と相対すことになったらなったでモヤモヤを抱えてしまうサリフィの様子に悶えてしまいました。サリフィ以外を望まない王様の頑固さも相まって、見ていて何ともこそばゆかったです。

 そんなサリフィが爬虫族の姫「アミト」から、その心のモヤモヤの正体を教えてもらう流れが実に可愛らしかったです。対等の友人を得ただけでなく、自分が王様へのやきもちを妬いていたことに気付いていく様子に心が暖かくなりました。(一方でアミトの恋を応援してあげる度量を見せるなど、自分以外のことでは相変わらず気が利くのが良き)

 そして王に詰め寄る「ヴィヴィアン」に対し、自分の座を譲れないことをはっきりと口にするサリフィに感動させられました。過去の境遇から自己肯定感の低い面ばかりが目立っていましたが、王様のことでは決して引かない自我を見せてくれたのは何よりも嬉しかったです。ここから少しずつ恋心を知って、王様へのアピールをしてほしいものです。

 

 

華衛士(センテイカ)F8ABA6ジサリス

第1話「かけぬける森」

 『仮面ライダーディケイド』の主演で知られる井上正大さんプロデュースの「PINKの特撮」。その企画から生まれた特撮ドラマがついに始まりました。YouTube発の特撮ながら、深夜特撮のようなクオリティの高い映像を魅せてくる序盤に早速ワクワクさせられましたね。

 とは言ったものの、いざ本編が始まってからは主人公がヒロインをひたすら森の中で追いかけ回すだけで1話が終わってしまいました。しかもラストでヒロインの「アユカ」が突き落とされて死んだかと思ったら生きていた!?といった感じなので困惑が止まらなかったです。わけがわからないまま逃げ回るアユカの憔悴や怯えがじっくり描かれているだけに、見ているこっちも何が何だかわからないまま緊迫感だけを味わうことになりました。

 そしてアユカを殺害した主人公「ジサリス」は終始不敵な態度を取っていたのでこれまた不気味。謎のうんちくを披露したり親切そうなそぶりをしながら少女を弄ぶ、どこか趣味の悪い不審者のような印象を受けてしまいました。(井上さんはこういうキャラを演じるのが本当に好きだな……)それでいてアユカに自分を殺させるよう仕向けているようにも見えますし、この男の真意が全く見えません。次回以降からが本番として、色々わかってくるのでしょうか。

 

 

 上のガンプラの商品情報の多くは先日開催された「静岡ホビーショー」で発表されたものですが、ビルドメタバース以外にも様々なガンプラ情報がありました。中でも個人的に注目したのがこちら。

 

 

 個人的にも推している『SDガンダムワールド』シリーズの新商品に、かの「輝羅鋼(きらはがね)」を実装するという驚きの情報が発表されました。輝羅鋼はかつてのSDガンダムシリーズで使われていたパーツで、メッキにそのまま塗装が施されたものとのこと。かつて失われた技術として話題になっていたようですが、この度まさかの復活を果たしました。

 HGエアリアルにインモールド成型の技術が使われていたことからこうなることは予想されていましたが、いざ本当に復活となると衝撃を受けますね。僕は輝羅鋼についてはネット上の噂程度でしか知らなかったのですが、こうして手に取る機会が来たのは嬉しいところです。

 

 

 さらにアニメ『SDガンダムワールド ヒーローズ』のキーパーソンでもある「三蔵ストライクフリーダムガンダム」もついにキット化。悟空の師匠にして育ての親である彼がようやく出てくれることに、アニメでの登場から1年以上待った身としては感無量の至りです。(付属している小さい悟空がまた可愛らしくてほっこりします)窮奇と並べて比較するのも面白そうですが、どうせなら悟空と悟浄、そして八戒と並べてあげたいですね。ビルとメタバースと合わせて実に素敵な新情報でした。

 

 

 ではまた、次の機会に。