久々のベイブレードXの感想シリーズ。他作品の感想などもあって中々書けずにいましたが、今回は何とか上げることが出来ました。(待っていた方々には本当に申し訳なく思います)既にアニメは終盤まで放送されていますが、あまり気にせず自分のペースを貫きたいところです。
↑前回までの感想についてはこちらの記事を参照。
というわけで今回は29話から32話までを書いていく予定です。前回から始まったシャッフルバトルフェスでのこれまでとは異なるチームのやり取りが大きな見どころとなっていますが、それ以上に元のチームの結束を描いているのが印象的。今回の感想もそういった「チーム同士の絆」について触れていきたいと思います。
第29話「仮面と肉まん」
前回の続き、王と寿司VSイチゴパンの対決にてチョー・パンの過去が明かされた前半。彼女が如何にしてズーガニックに加入したのかが描かれましたが、かつては弱いと舐められていたパンをキングが導く光景に感心しました。トグロを仲間にした時も含め、実力を見抜いたうえで「お前は強い」と断言してくれるキングの力強さに惚れ惚れします。パンとトグロの2人がキングを慕うのも納得といった感じですね。
中盤はタイショーVSイチゴーちゃんでしたが、こちらはお互いのベイのネーミングのおかしさにクスっとくることに。正式名称とは別に愛称を付ける様子は、2人それぞれのベイの楽しみ方が感じられて個人的にはかなり好みです。またタイショーがプロ進出を諦めた後も、練習を怠らなかったという話も胸熱&寿司屋の立ちっぱなし&手のスナップがベイのシュートで活きる!という話はケレンミがあって面白かったです。
といった感じで割とほのぼのとした空気を味わいましたが、エキシビジョンで現れたクロムで一気に空気が重くなったことに慄きました。自分のデータを入力したロボ相手に圧倒する力を見せつけながら、余裕のなさそうな態度を晒す彼に対して複雑な気分にさせられます。エクスもクロムが楽しんでいないことを気にかけていましたが、その原因が原因なので何とも言えなくなってしまったり……(あとクロムのベイが「空気を突き破る音」を度々発しており、桁外れのスピードで動いているのがわかったのが見どころでしたね)
第30話「ナゾとモテ」
続く回ではマルチ&ゆに&トグロのチームと、カドバー&タクミ&ゾナモスのチームの対決が描かれました。この辺りからトグロが不憫枠として存在感を発揮し出していて、ゆにのキツい言動にタジタジになる姿に“可哀想可愛い”ものを覚えましたね。それでいて初戦のゾナモスによるクイズを出題されても、見事正解してみせる過程は見事。押しが弱いけど意志薄弱ではない、トグロなりの主張と強さが感じられた次第です。(しかし毎回謎のクイズを提案してくるゾナモスに、文句を言わないどころかノッテくる観客には不思議なものを覚えます)
そしてタクミとゆにの試合では、一転してタクミの愚直なスタイルが印象的。観客のニーズに合わせてバトルを盛り上げようとするゆにに対し、地味ながら堅実な戦法を貫く姿に感動を覚えました。観客のことなど「知ったことか」で一蹴する辺り、真剣に勝ち負けの世界に身を投じているのが伝わってきますね。周りから何と言われようとも、自分のベイバトルを追求し続ける姿勢には好感が持てます。以前からドンドン株を上げているタクミの、ちょっとした活躍に目頭が熱くなってきました。
第31話「ボクの仲間」
続くマルチVSカドバーでは、カドバーの言葉に惑わされるマルチに早速ハラハラさせられました。ファンを名乗るカドバーに、かつて孤独に戦っていた頃の方が強かったことを指摘されるのは視聴者としても胸がザワつきましたね。チームメイトのことばかり気にしているよりも自分だけのことを考えていた方が楽だったかも……みたいな考えが浮かんできそうで見ていて気が気でなかったです。また焦ってしまうマルチの姿からは、自分への不信も募らせているようにも見えて仕方なかったです。
それ故エクスとバードのオタ芸応援からのマルチの再起には大いにテンションが上がりました。ペルソナというチームで得たかけがえのない仲間との絆を、ここにきて噛みしめるシーンは最高の一言。「1人では出来ないこと」の尊さを知った今だからこそ強くなれたと、カドバーに勝つことで証明してみせるマルチの成長にグッときますね。敢えてエクストリームダッシュをせず「ウィザードアロー」本来のスタミナで勝利するクレバーな戦術も光っていたと思います。
対するカドバーもマルチを試すような言動をしたものの、試合を終えてからは傷を診てやるといった優しさを発揮してくれたのが素敵なポイント。この辺りのシーンで揺さぶりをかけることで、今のマルチの心境を確かめようとしていたのが読み取れますね。またマルチの過去についても何かしら知っている素振りを見せましたが、それは後々明かされるのでしょうか。
第32話「新しい相棒」
シャッフルバトルフェス最終日ではバードたちのチームがまず先陣を切ることに。この回ではバードを見守る大人たちの優しさと、それに応えるバード自身の奮闘が大きな見どころとなっていました。チームメイトのカルロさんとメイデンさんが保護者のような立場ということもあり、バードが万全の状態で戦えるようグリップカスタマイズしてあげるくだりは実に微笑ましかったです。(それでいてマルコさんはバーン相手にギリギリまで粘る戦いを見せたのがグッド)
そんなバードと新ベイ「ヘルズハンマー」の初陣は結果的には敗北。例によっての負けですが、イチゴーちゃん相手に良いところまでいったのは興味深かったです。ほぼほぼ判定負け&イチゴーちゃんがロボ設定を強くしてしまったという情報もあって、バードが強くなれていることを間接的に描いていたのは良かったですね。(同時に場外フィニッシュでバードが今度こそ勝てた!?とぬか喜びさせた件はどうかと思いますが)未だに勝てないことには不満を覚えるものの、何度も立ち向かっていくヘルズハンマーのようなバードの真骨頂をは味わえたと言えます。
というわけで32話までの感想でした。前回の時点で楽しみだったシャッフルバトルフェスですが、期待通り様々なキャラ同士のやり取りが大きな魅力となっていましたね。普段と異なるチーム所属のキャラ同士が、意外な化学反応を見せる様は非常に興味深かったです。上の感想では触れなかった描写としては、パンとイチゴーちゃんを相手にしながらもノブレス・オブリージュ演説を貫くバーンが面白すぎて笑いが止まらなかったですハイ。でも枕投げに巻き込まれて顔に枕が直撃するバーン様とかも見たかったかも……
それでいて元のチームでの関係を重視していたのが素晴らしかったです。「今は離れていても仲間と心は同じ」といった旨の描写がチラホラ描かれており、各々の仲の深さを再確認出来ました。特にマルチが活躍した31話は、あの子が心を許せる仲間を手にして良かったねぇ……と親戚のような気分にさせられます。ペルソナの結束力に、ちょっとした感動を覚えて喜ばしい限りです。
ではまた、次の機会に。
